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モーツァルトのKv545について

音階について目下勉強中です。よろしくお願いします。 モーツァルトのピアノソナタkv545のAllegroは調性はC-durとなっていますが実際には臨時記号CisやFis・Gis・Bが出てきますね。これは借用和音でしょうか?転調でしょうか? 特にC-durの曲なのにBの音が出てくる29-32小節目まではまるでg-mollに転調したような感じがしましたが31-32小節目にはEsの音が出てきません。旋律的短音階の下降にはEsの音が必要だと思いますがなぜかEなのが不思議に感じました。29-32小節目は理論的にはどのような音階なのでしょうか?

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回答No.1

臨時記号の目的は転調だったり装飾音符だったり、いろいろです。 >>特にC-durの曲なのにBの音が出てくる・・・ C-dur の中にBは存在しません。この場合は明らかに g-moll と解釈します。それは28小節目の Gカデンツが予感しています。また、m30は g-moll カデンツです。ですから、29小節目の展開部は g-moll でスタートと考えてもよろしいかと思います。 m32になぜEsが無いか?それは m33の d-moll カデンツにクルーがあります。m32 は d-moll のドミナント、つまり A スケールです。 ですから m31 下降スケールになぜEsが付いていないかは上の解釈で説明できます。つまりスケールの途中から A スケールを始めてしまっていると思います。g-moll と A-Dur をうまく繋げた絶妙の作曲テクニックといえばオーバーでしょうか。 これでモーツァルトさんもうなずいている思います。 混乱を避けるため、初級の生徒には言いませんが、理論の原理で大切なことは「調号は必ずしも調を表さない」ということだと思います。

Tallis
質問者

お礼

的確な回答ありがとうございます。 この曲は転調が多いですね。しかしg-mollやd-moll,A-durなどの調性が一つの曲に出てきていますがこれらはすべてカデンツ繋がりで転調していたのですね。 バッハ・フィッシャー・ペツォルトの舞曲は転調が少ないのは時代が違うからでしょうか。

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