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熱伝導率と音速の関係

教科書に音速が大きいほど熱伝導率は大きくなる と書いてありました. これは何が主に影響しているのでしょうか. よろしくお願いします.

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  • ht1914
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回答No.3

#2です。  理科年表に載っている液体と気体を調べました。 分子の構造や質量も関係してくると思いますので細かい違いまでは無理なようです。 液体       音速    熱伝導率  グリセリン  1986  0.292  エタノール  1207  0.150  四塩化炭素   930  0.102  これだけを見ると上手くいっているようですが  ベンゼン   1295  0.137  これはエタノールと食い違います。 気体  ヘリウム(4)    970   14.22  メタン(16)    430    3.02     アンモニア(17)  415    2.18      空気 (29)    331    2.13  アルゴン(40)   319    1.63  この順番は分子量の順番と一致しています。 固体はまだ調べていません。 硬いものは音速が大きくて熱伝導も良いというのは定性的なものかもしれませんが言われていることです。これからダイヤモンドは熱伝導性に優れているということが予測できます。ダイヤモンドの薄膜の合成はICの基盤の用途が考えられていると聞きました。放熱性能がガラス基盤などに比べて格段にいいからです。 繰り返しますが金属は熱伝導の仕組みが異なりますので別に考える必要があります。 物質を結合で金属、イオン結晶、分子性結晶、共有結合性結晶の4つに分けるというのは高校化学で学習する基本項目です。種々の物性的な性質はこの結合の違いにより大きく異なります。 #1で参考に挙げられているURLでは金属の結合が共有結合であるとしています。そういうレベルで金属の熱伝導の仕組みを説明するということは無理な話です。高校のレベルを超えていることを高校のレベル以下の言葉で説明しようとしているのですから。

ku2006
質問者

お礼

詳しくありがとうございました. 液体・気体・非金属の固体では多くの場合に成り立っているのですね.

その他の回答 (2)

  • ht1914
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回答No.2

多分成り立っていると思います。熱を伝える仕組みと音の伝わる仕組みが同じだからです。ただし金属では成り立ちません。 金属では熱伝導が格子振動だけでなく電子によってもになわれています。金属は自由電子による電気伝導が特徴ですがその自由電子が熱伝導もになっています。 気体、液体で音の伝わる仕組みを考えて下さい。こつこつと成分粒子がぶつかっていくことによって伝わります。この衝突によってエネルギーも渡されます。熱伝導もこの衝突によるものです。 固体の場合は横波も可能ですのでちょっと事情は違うかもしれませんが格子振動によって音も熱も伝わります。 今から理科年表でデータを調べてみます。

noname#101087
noname#101087
回答No.1

>教科書に音速が大きいほど熱伝導率は大きくなると書いてありました.... もっともらしい「命題」ですが....。 「教科書」には、比較一覧表とか根拠とか、何か検証データでも書いてありましたか? 書いてなけりゃ眉唾です。 データを収集しましょう。たとえば、金属の例だと下記のようになります。 熱伝導率を降順に並べてみると、音速は順番すらメタメタ。   熱伝導率  音速    (W/mK)   (m/sec)   --------  ------ 銀   428    3650 銅   403    5010 金   319    3240 鉄   84    5950 白金  72    3260 「教科書」がいうような、単純なことでもなさそう。 ほかの物質でも調べてみたら? ---------------------------------------------- http://www.kagaku.info/faq/thamal000614/index.htm >熱伝導率  http://www.madlabo.com/mad/edat/principle/onsoku.htm >音速

ku2006
質問者

お礼

ありがとうございます. やはり簡単ではないようですね.

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