- 締切済み
シリコンウェーハーの役割
半導体は電圧によって電気を流す流さないの性質があることを知りました。 たとえば電球と電池と半導体をひとつの配線上に設置し半導体に電気を 流す事でスイッチの役割をさせる事が出来るということですね。 質問なのですが、もし、スイッチの役割をさせるのならば半導体は配線上に 設置する必要があると思うのですが、ICチップというのは 半導体(シリコンウェーハー)の上に配線を行うようです。 半導体上に配線をするのならば半導体上の回路は全部同じタイミングで 電流が流れる。もしくは流れなくなるという事を意味するのだと思います。 つまり、ICチップというのは複数の回路のスイッチを同時にONもしくは OFFにするメインスイッチの事ではないかと想像しております。 この解釈に間違いないか教えていただけませんでしょうか。 御教授のほどよろしくお願いします。
- cave1
- お礼率78% (15/19)
- 科学
- 回答数6
- ありがとう数7
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Interest
- ベストアンサー率31% (207/659)
> プラスチックを基盤としてトランジスタを配置するより、化学的に似たような > ものを形成するほうが容易だからシリコンをベースにしている。 > このような理由を思いつきましたがあってますでしょうか。 そうではありません。 純度の高いシリコンに不純物を混ぜてN型、P型を作っているから、シリコンをベースにしているのです。 ご存知のとおり、半導体の回路パターンは印刷技術でできています。 このサイトのにある「初心者のための半導体入門」の、P24~33あたりがわかりやすいかと思います。 http://www.screen.co.jp/eed/lsi/eed_lsi.html 画面左のメニューから「半導体入門」を選択 印刷技術で回路パターンをシリコン上に転写して、不純物でエッチングすることにより、必要な部分にN型、P型の半導体を作っています。だから、ベースがシリコンなのです。
- inara
- ベストアンサー率72% (293/404)
cave1さんは、ICチップ上の素子が全部、Siウェハを通じて電気的につながっていると誤解されているのでしょうか? Siウェハ自身は導電性がありますが、その上に作られた素子は、お互い、電気的に絶縁されています。ランドだけがあるユニバーサル基板上に素子が置いてあるのと同じ状態ですので、素子間を配線でつないでやらないと回路になりません。 参考URLの図2に、p型 Si ウェハ上に作られた2種類のトランジスタ(npnとpnpトランジスタ)の構造が出ています。Nと書かれた台形状の部分の内側がそれぞれのトランジスタになりますが、この台形はウェハ上に浮かんだ島のようななっていて、基板とも、隣合う素子とも絶縁されています。なぜなら、電流はp型からn型の方向にしか流れないので、島のn型から基板(p型)には電流が流れず、また、隣接する素子との間もp型になっているので電流が流れません。 最近ではSOI(Silicon On Insulator)基板という、Si基板の表面近くに絶縁膜のSiO2層が埋め込まれている基板を使っているICもあります。この場合、SiO2層の上のSi層に素子が作られますが、絶縁膜の上に作られているので、素子間を完全に絶縁することができます(上の例のようなpn接合で絶縁すると、わずかですが漏れ電流が流れてします)。
お礼
目から鱗です。P型のウェーハーの上ではNPNしかないと思ってました。 ウェーハーの上にPNPやNPNのトランジスタが存在していて最下層部は 絶縁体として、また基盤としての役割をしているということですね。 プラスチックを基盤としてトランジスタを配置するより、化学的に似たような ものを形成するほうが容易だからシリコンをベースにしている。 このような理由を思いつきましたがあってますでしょうか。 SOIというのは基盤にSiを利用しなくてもいいけど何らかのメリットがあるので Siを利用しているという感じでしょうか。 なんだか自分ではすごく理解できてきたような気がするのですが、これが 誤解でなければ良いなと思っています。
- sekisei
- ベストアンサー率38% (94/246)
電子立国日本の自叙伝などを見られると凄く判りやすいです。 図書館とかにビデオがあれば見られるとよいでしょう。 本もあるかもしれません。 ICは基本的に電子回路が組まれています。 アルミ配線などでさまざまな回路が作られています。 (今のCPUは銅配線) つまりシリコン上といっても普通の電子回路が配線されていると思われて構いません。
お礼
図書館で色々と本を探したのですが田舎であるせいかあんまり無くて・・・。 週末に大きな本屋がある街に行ってみようと思います。 電子回路とは極同士が接せずともその間を電子が飛んで電気が流れたり 流れなかったりすることで繋がれる回路だと思っているのですが、それで あればシリコンでなくプラスチックの上に小さな半導体を乗せればいいのに と考えてしまいました。シリコンをベースに回路を組むことがなにか すごく大きなメリットがあるような気がしてなりませんがそれが 何なのか見いだせなくています。
- outerlimit
- ベストアンサー率26% (993/3718)
半導体そのものと 半導体素子、n型半導体,p型半導体を混同しているからです それと回路に関する知識が観念的過ぎます
お礼
おっしゃるとおり混同しているでしょうし観念的過ぎるかも知れません。 勤める会社の事業として、半導体を製造する装置を製造するための 装置の部品(メカ)を作る装置の部品を作っていて、直接半導体との 関連がないのですが、半導体関連産業ということで半導体についての 勉強をしています。今後も勉強を続けていきたいと思っておりますので 御指導のほど、宜しくお願いいたします。
- Interest
- ベストアンサー率31% (207/659)
> 半導体上に配線をするのならば半導体上の回路は全部同じタイミングで > 電流が流れる。もしくは流れなくなるという事を意味するのだと思います。 誤解です。同じタイミングにはなりません。 キーワードは、「論理回路」と「基本素子」ですので、検索してみてください。検索してヒットしたものが分かるようになるための基礎的な説明をします。 まず半導体。純粋なシリコン(単結晶シリコン)そのものは常温ではほぼ絶縁体なのですが、シリコンに不純物を混ぜると常温でも電流が流れる半導体ができます。混ぜる不純物の種類によって、出来る半導体の性質が違ってきます。例えば、ボロンやアルミを混ぜると正孔(電子が抜けた穴)が多いP型半導体が、リンを混ぜると自由電子が多いN型半導体ができます。 N型半導体とP型半導体を接合すると、電圧をかけても一定方向にしか電流を流さない素子(ダイオード)ができます。さらに、PNP、NPNのようにサンドイッチ状に異なる型の半導体を並べてそれぞれから足を出すとトランジスタができ、スイッチとして使うことが出来ます。 以上の知識を前提に、下記のリンク先の説明を見ていただくと、ICに使われている電界効果トランジスタ(FET)がどのようにスイッチとして働くのか分かるかと思います。 http://www.interq.or.jp/japan/se-inoue/ckt30_6.htm リンク先には最初にNチャンネルFETとPチャンネルFETがでてきますが、この二つを組み合わせて、論理演算を電気的に行う基本素子を作ります。論理演算を行う回路を論理回路といいます。論理演算、というのは、 「Aでない」を意味する「論理否定(NOT)」 「AかつB」を意味する「論理積(AND)」 「AまたはB」を意味する「論理和(OR)」 という演算で、たったこれだけで加算、減算からデータの記憶や移動まで出来てしまいます。パソコンのCPUなどは、これをはるかに複雑にした構造で出来ています。 ・・・とデジタルなICについては上記のとおりですが、ICはメモリやCPUなどのデジタルなICだけでなく、モータドライバやOPアンプなど電流を相手にするアナログなICもあることを補足しておきます。
お礼
難しいですね。 NチャネルMOS FETの場合 (1)ゲートに電圧がかからない状態ではウェーハー(不純物がなくPチャンネル)は 絶縁体として働いている。 ↓ (2)ゲートに+極の電圧をかける ↓ (3)ドレイン側のNチャンネル内の自由電子が絶縁体近くに集合(ゲートとは通電しない) ↓ (4)ソース側のNチャンネル内の自由電子が絶縁体近くに集合(ゲートとは通電しない) ↓ (5)ゲート近くのドレイン側・ソース側のNチャンネル内の自由電子がゲート近くの ウェーハー(不純物がなくPチャンネル)に移動し、ウェーハー(Pチャンネル)のホールが Nチャンネルに移動する ↓ (6)電子・ホールが移動する。すなわち電気が流れる。 ここまではこのような理解で宜しいでしょうか。 個々までの認識に誤りがないことを確認してまた質問させてください。 宜しくお願いいたします。
- saru_1234
- ベストアンサー率33% (452/1341)
> ICチップというのは複数の回路のスイッチを同時にONもしくは > OFFにするメインスイッチの事ではないかと 違います。もともとのウェハは高純度のシリコンなどの均一な半導体ですが、 アルミや銅の導体や絶縁膜を張ったり不要部分を取り除いたり 重ねたりして複雑な回路を構成します。 絶縁材により分離された多数のスイッチが作りこまれるわけで, 独立してON/OFF制御します。 全部が同時にではなく、回路設計に応じたパターンで変化します。
お礼
>絶縁材により分離された多数のスイッチが作りこまれるわけで, >独立してON/OFF制御します。 ウェーハー自体はPチャンネルかNチャンネルかの必ず一方であると理解しております。 一つのチップ上でNPNとPNPが混在することは無いと理解しております。 ではどうやって独立してon/offさせるか、「多数のスイッチがあるように多数のゲートが あるのでそのゲートに電圧をかけるかかけないかを別の回路で制御しているから」 つまり、「PNPの回路に電気が流れるか流れないかは、PNPの回路の前段階に NPNの回路を設置しPNPのゲートに電気を流す流さないを制御させているから」 これによりPNPの構成を持ったウェーハー上の回路でもonとoffを混在させることが 出来ますね。 またNPNとPNPは1つのウェーハー(チップ)上に存在することはないと解釈してます。 このような理解でよろしいでしょうか。 今後ともご教授の程宜しくお願いいたします。
関連するQ&A
- 半導体はどの程度の電流電圧で導体になるのか?
半導体は、電気を通す導体と電気を通さない絶縁体の中間的性質を示す物質のことですが、 例えば、バンドギャップが1.0eVのもの(シリコンは約1.1eV)は、一般的に半導体に分類されます。 しかし、このバンドギャップ=1.0eVの半導体とは、どの程度の電圧・電流をかけると 価電子の励起が起きる(導電性になる)物質のことなのでしょう? (真性半導体のようなものを想定した場合) 電圧数ボルト?それとも数十ボルト?数百ボルト?数千ボルト? 半導体の導体と絶縁体の中間の性質と言われても、具体的なイメージが沸きません。 どなたか半導体分野に明るい方、分かりやすく教えて下さい。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 物理学
- 電気について
電気についてお聞きしたいのです。 例えば乾電池と導線、電球を用いて電球を点灯させたとします。 乾電池+⇒導線A⇒電球⇒導線B⇒乾電池- のように。 この導線AとBの真ん中にスイッチをつけ、ONとOFFが出来るようにし、 例えば導線B上にあるスイッチをOFFにした場合は接点がなくなり電球が消えると思うのですが、 その時に流れていた電気はどこへいくのでしょうか? 突然導線の中から消えてしまうのか、それとも導線Bのスイッチ手前(プラス側)までは電気が来ていて塞き止められているのか。 乾電池+⇒導線AスイッチON導線A⇒電球⇒導線B(ここで塞き止まる?)スイッチOFF導線B⇒乾電池- 逆にOFFにしていたスイッチをONにした場合、塞き止められていた電気がマイナス方向に流れ始めるのか、それとも電池のプラスから新たに電気が流れ始めるのか。 もうひとつ、電気が何か回路を通っているとします。 プラス⇒導線A⇒電気を使用する何かしろの回路⇒導線B⇒マイナス この場合、電気を使用する何かしろの回路を通り過ぎた電気の電圧と電流はどうなるのでしょうか? 例えば100Vの電気が流れていた場合、回路を過ぎた後の電圧は0Vになるのか、 それとも回路内で消費する電圧が決まっていて仮にそれが70Vの場合、残りの30Vがマイナスに向かうのか。 電流でも同様にどうなのか。 何か根本的に質問を間違えているかもしれませんが。。 宜しくお願い致します。
- ベストアンサー
- 物理学
- 電気回路での電球の明るさについて教えてください
中学理科についての質問です。 並列回路で枝分かれしているところの片方の道に電球、もう片方の道に抵抗とスイッチがついている回路があります。 例えば、ここに電源電圧12V、全体の電流が1Aで、そのうちスイッチと抵抗のある道には0.3A、電球のほうに0.7Aの電流が流れているとします。このときスイッチを切っても電球の明るさはスイッチを切る前と変わらない、となっていました。 なぜ明るさが変わらないのでしょうか?スイッチを切ったら電流が全て電球のほうに行って明るくなったりしないのでしょうか?明るさが変わらないとしたら抵抗のほうにいっていた電流はどこにいったのですか? 図も無く、書き方も悪いため理解しづらいかもしれませんが、どなたか回答お願い致します。
- 締切済み
- 物理学
- 電流の仕組み
こんにちは。 電流の直列回路や並列回路のところを習っています。 苦手なので。根本的な仕組みを理解したいです。 A 直列回路 電流4aで電源12vで電球aで8vだと、電球bは4vになるのはわかります。 ただ、aで電気を消耗してしまったのに、bを出てきても電流が4aで戻ってくるのが不思議でわかりません。電源自体が電流を流さなくても無限ループでずっと4a出し続けることにはならないのですか? 電球と電熱線は記号は違うけど、計算するときは同じ扱いなのでしょうか?電気ストーブのイメージでいいですか? aで電気を消費し尽くしてしまい、bには電気が流れないということはないのですか? 電流と電圧もよくわかりません。わかりやすく言うとどう違うのでしょうか? 電気抵抗とはなんですか?なんで抵抗が生まれるのですか。 B 並列回路 二股にわかれるということは必ず半々に電流が流れないのはなぜでしょうか? なぜ電圧は全部同じなのでしょうか? 質問多くてすいませんが、よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 電気・電子工学
- 半導体について
半導体を知らない人に半導体の基本と役割を口頭で簡単に説明する場合、どのように説明すれば良いでしょうか? 友人に「どういう勉強してるの?」と聞かれ、「半導体」って答えると、必ず半導体って何?って聞かれます。このパターンが多々あり、勉強し始めの私は毎回困ります。 まだこんなことしか分かっていません。 ↓↓↓ 物質には電気を通す導体と電気を通さない絶縁体があるが、半導体はその中間に属していて..... シリコンでできている半導体にPやAlをドープするとn型、P型半導体になり....pn接合に電圧を加えて、電子が流れることで電流が流れる。 電気を通すことも通さないこともできるので便利。 上記のようにまるでまとまってません。導体や絶縁体よりも何が優れていて、半導体によって何が実現したのかを説明したいです。 勉強始めたばかりで、まだよく理解できていないのでどうか回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 物理学
- スイッチング回路どうするべきですか!!!
実は、最近ロボットコンテストをはじめようと思った者です。 前後左右の移動はトグルスイッチを使いますが、走行モードを変えるためにもう一つスイッチがいります。ちょっと用があって、そのスイッチで直接操作するのではなく、そのスイッチでながした電流でトランジスタやリレー的な物を介入して操作します。しかし、トランジスタを使ったと仮定して回路図を書いた所、作動しないことに気づきました。図一のように、トグルスイッチか何かで電流の向きを変換した時に、トランジスタに電流が流れてくれません。だったら図二のように2個つけて対応しようとしたのですが、ショート回路で逝くことに気づきました。俺バカスww。 ・・・というわけで電流の向きに左右されない半導体リレーを使おうとなりました。しかし、ちょうど規格に合う物がみあたりません。 定格電圧3~30Vあたり、最大負荷電流1~2Aあたりの 小型半導体リレーをだれか教えて下さい!!!
- ベストアンサー
- その他(趣味・娯楽・エンターテイメント)
- 【電気破壊】半導体や電子機器は高電圧で基盤が焼かれ
【電気破壊】半導体や電子機器は高電圧で基盤が焼かれて壊れるのですか?高電流で壊れるのですか? 電圧で壊れるのか、電流で壊れるのか教えて下さい。 壊れる原理も教えて下さい。
- ベストアンサー
- 電気・電子工学
- 回路の中を電流が流れるわけ
導線は電圧がゼロでも電流が流れる理由の議論がありましたが、電流が流れるからには電界があるに違いないと思います。そこで、導体内の電界が導体に沿って(導体の幾何学的な形状にしたがって)変化し、導体外は導体の形状と無関係に電界が生じていると思われます。このような計算をどこかで見た事がありますか?要するに回路内の電流が一見回路の外の電位と関係なく回路を流れるのは何故かが解りません。
- ベストアンサー
- 物理学
お礼
すみません。表現が間違っておりました。 プラスチックなど、電気を通さない基盤の上にN型・P型の半導体を載せたものを小型化 するより、シリコン基盤の一部を半導体に変えていくほうが集積をさせるには技術的に容易だからという意味でした。 アホな私は、シリコンより安い素材で基盤をつくり、それをエッチングし、 そこに半導体にしたシリコンを注入するという方法は思いつきそうですが、 シリコン基盤の一部を半導体に変えるという発想が思いつきそうに無くすごく斬新でした。