道路特定財源をどう使うか
道路特定財源をどう使えば良いと思いますか?
1 一般財源化する 道路以外の社会保障費などに使う
2 税負担を軽減する
3 道路のバリアフリー化などといった「道路関連」事業に限り使う
4 電線の地下埋設に使う
5 高速道路の無料化に使う
6 負債の返済に使う
7 その他
道路特定財源 しぼむ「完全一般化」 与党PT初会合
http://www.asahi.com/politics/update/1030/TKY200710300349.html?ref=goo
2007年10月31日00時30分
自民党は30日、道路特定財源の見直しに関するプロジェクトチーム(座長・山本有二党道路調査会長)の初会合を開いた。
議論の焦点となるのは、道路歳出から余った部分をどう使うかだ。一般財源化を決めた昨年末の閣議決定を事実上修正し、
使い道を道路関連に絞るかどうかだ。福田首相が軌道修正に理解を示す発言をするなか、
党内でも完全な一般財源化に消極論が強まっている。
初会合となった、この日のプロジェクトチーム(PT)では、道路特定財源の一般財源化への慎重論が噴き出した。
出席したトラック業界の代表者は「一般財源化には絶対反対。もしも余るというなら、一刻も早く税負担を軽減すべきだ」と主張。
出席議員の一人は「道路特定財源や暫定税率には納税者の理解がある」と強調した。
「『年金などに使うなら理解できる』という納税者の声もあり、無視できない」と一般財源化を唱える議員の声は、
かき消されるほどだった。
PTは12月半ばまでに道路特定財源の使い道について考え方をまとめ、党税制調査会に提言する。
一般財源化への慎重論が続出する背景には、福田政権になって構造改革のたがが緩み始めたことがある。
小泉・安倍政権では、道路特定財源の一般財源化は構造改革の目玉だった。
特定財源は「税収が入ってくるから道路を造る」というムダ遣いにつながりかねないと、かねて指摘されてきた。
揮発油税(ガソリン税)などが一般財源になれば、道路以外の社会保障費などに振り向けることもできる。
ところが、福田氏は自民党総裁選で「特定財源をやめるとなると大変な影響がある」と一般財源化に慎重な姿勢を表明。
国会答弁では「(一般財源化を決めた)閣議決定の趣旨に沿って運用する」と述べたものの、
党内には「首相は大胆な見直しには消極的だ」との受け止め方が広がった。
安倍政権は昨年末、「道路歳出を上回る税収は一般財源とする」という方針を閣議で決めた。
ここにきて、この余った部分を完全に一般財源化するのではなく、
道路のバリアフリー化などといった「道路関連」事業に限り使う案が浮上してきた。
麻生太郎・前幹事長は26日の党本部での会合で「道路特定財源は電線の地下埋設に使っても理屈は立つ」と、
使い道を限る案を提起。道路族ドン、古賀誠・選挙対策委員長も26日の奈良市内での講演で
「一般財源化があたかも閣議で決まったかのように独り歩きしているが、決してそんなことはない」と牽制(けんせい)した。
執行部の一人も「まだまだ必要な道路があり、暫定税率も維持すると表明している中で、道路と無関係のことに本当に使えるか。
有権者の理解を得られるのか」と話す。
年末に向けもう一つ焦点となりそうなのが、中期的な「道路歳出」の規模だ。安倍政権が昨年末に見直しの方針を閣議決定した際は、
公共事業全体の削減と合わせて道路予算を削り、余ったお金を一般財源化する考えだった。
道路歳出を低く抑えることができれば、一般財源に回す分が増えることになる。
ところが、山本座長はPTの議論では「道路歳出」そのものは取り上げず、余った分の使い道に絞る考え。
ただ、仮に余った分を完全に一般財源化しても、道路整備のあり方そのものも論議しなければ本末転倒になる。
昨年末に官邸と死闘を展開した道路族の一人は「昨年、今の内閣だったら、もっとずっとやりやすかった」と漏らした。
お礼
回答有難うございます! すごく分かりやすかったです。 そういえば、ガソリン税は道路関係の為だけに・・・というのは、ちらっと聞いたことがある気がします。