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こうすれば過去の世界が見える?

1万光年の距離にある星というのは、光の速さで1万年もかかる距離にある星という意味でいいですよね。 という事は、今、観測している星の姿は1万年前の姿と考えていいですよね? 「たとえば」 の話で恐縮なんですが、たとえば、遠い将来この1万光年の星に人間が行けたとして、そこで最新式の大望遠鏡で地球を観測すれば 「1万年前の地球」 の姿が見えるという事になるのでしょうか? もしかすると原始人の生活が見えたりできるかな、と考えたのですが、どうでしょうか? あるいは、「見える」 という事は光の粒子が飛散し、それを受取った側が映像として認識すると考えていいと思うのですが、そうであれば、1万年前の光の粒子が宇宙空間を今でも漂っているという事になりますか? もし技術が大幅に革新して、それら過去の光の粒子を何とか集める事が出来れば、たとえば1万年前の地球の姿を映像として見る事が可能になる?  はたしてどうなんでしょうか?

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  • joshua01
  • ベストアンサー率66% (222/333)
回答No.5

こんにちは。  皆さんから、「どうせ光速で移動することができないので、現在しか見えない」との回答が集まっておるようであり、事実、理論的にもそのとおりですが、ご理解に当たって次のような回答はお役に立つでしょうか。  まず、確かに、瞬時に1万光年先に行かれれば、理論的には原始時代の地球が見えます。これまた確かに瞬時に行くのは理論的に無理なので、例えば1万光年先に鏡があるとすればどうでしょう。実際に、2万年前が見えるはずです。1万年前を見たいなら鏡は5000光年先にあれば良いですね。それどころか、日常の鏡でも50cm先にあるなら光の距離は1m。約3億分の1秒前の自分を見ています。  さて、残念ながら、宇宙には良い鏡はまだ発見されていません。(更に付け加えると、たとえ鏡があっても原始人を見分けるには「回折限界」という光(望遠鏡の倍率)の限界もあってこちらも理論的に無理ですが・・・)  しかし、これに多少近い、次のようなことがまじめに研究されてもいます。 (1) 星からやや離れたところに塵のかたまりがあった場合、その塵は星の光で照らされ、その光も観測できる場合があります。もし、星が爆発などで突然明るくなった場合、照らされた塵が明るくなるには時間の遅れが生じます。これは、いわば、爆発に対する過去の光を見ているので、うまく分析すれば、爆発直前の明るさや色の変動を研究することに役立ちます。 (2) とても重い天体(ブラックホールなど)があると、その周辺では光が曲がります。曲がり方が、中学校で習う凸レンズのような働きになるので、「重力レンズ」と言われますが、その結果、遠くの一つの星(実際には一つの銀河くらいの大きさがないと見えないですが)が、重い天体の「右側」と「左側」など、複数の場所に見えることがあります。  このとき、2つの経路は必ずしも同じ距離ではありません。その結果、「右側は約100億年前」「左側はその1万年前」ということが起こりますので、それらの色(スペクトル)の差等を研究して天体の歴史を調べようとしている人もいます。 さてさて、いかがでしょうか。 お役に立てば幸いです。

noname#48778
質問者

お礼

有難うございました。 鏡ですか ・・ 考えもしなかったですが、面白いですね。もし可能だとすると、半分の距離でいいわけですからね。 遠い将来、開発できるといいですね。 あと、今研究されている内容、どうもこの頭がクラクラしてきそうです。分かったようで難しいですねえ。

その他の回答 (6)

  • moritan2
  • ベストアンサー率25% (168/670)
回答No.7

いくつかの「たら」「れば」を仮定すれば1万年前の地球の姿を見ることは可能になります。 ・5000光年離れたところに私たちよりはるかに進んだ知的生命がいて、ものすごく強力な望遠鏡を持っていて、地球を観測できる技術を持っている。 ・彼らは、親切にもその映像を地球に向けて電波で送信してくれている。 ・私たちがその電波を受信できる

noname#48778
質問者

お礼

有難うございました。 映画の世界みたいな話ですが、もしこれらの条件が重なったら過去の世界を見る事が可能になるんですね。 想像するだけで楽しくなります。 でも残念ながら私たちが生きている間では無理なようですね。

  • N64
  • ベストアンサー率25% (160/622)
回答No.6

もしそこに、知的生物がいたら、今、1万年前の太陽を見ているでしょう。でも地球は強い光を出していないので見えないでしょう。 地球から44光年離れたアンドロメダ座の恒星イプシロンがありますが、その周りを3つ以上の惑星が回っているそうです。しかし惑星は光を出していないので、惑星自身を見ることはできないでしょう。 人類は、44光年先の44年前の恒星イプシロンを見ています。しかし惑星をじかに見ることができないのは残念。

noname#48778
質問者

お礼

有難うございました。地球は惑星だから1万光年先からは見えないという事なんですか ・・ よく月から見た地球の姿というのがありますが、せいぜい地球が見えるのはその程度の距離でしか無理なんでしょうね。

  • chie65536
  • ベストアンサー率41% (2512/6032)
回答No.4

>遠い将来この1万光年の星に人間が行けたとして、そこで最新式の大望遠鏡で地球を観測すれば 「1万年前の地球」 の姿が見えるという事になるのでしょうか? 過去の地球を見る事は不可能です。物体は光速より早く移動出来ません。 最も早いスピード(つまり光速)で1万光年先の星に行くとしても、旅行者が移動中に地球を見ると「いつ地球を見ても、いつも出発した瞬間の地球が見えている」と言う状況になります。 なぜなら 「1000光年かけて1000光年先まで行って地球を見ると、1000光年前、つまり出発した瞬間の地球が見える」 「2000光年かけて2000光年先まで行って地球を見ると、2000光年前、つまり出発した瞬間の地球が見える」 (略) 「9000光年かけて9000光年先まで行って地球を見ると、9000光年前、つまり出発した瞬間の地球が見える」 「10000光年かけて10000光年先まで行って地球を見ると、10000光年前、つまり出発した瞬間の地球が見える」 と言う事です。 移動速度がもっと遅く、例えば光速の半分であれば、 「2000光年かけて1000光年先まで行って地球を見ると、1000光年前、つまり出発してから1000年経った地球が見える」 「4000光年かけて2000光年先まで行って地球を見ると、2000光年前、つまり出発してから2000年経った地球が見える」 (以下略) と言う事になります。 つまり、どんなに早く移動しようが、出発した瞬間か、出発してから何年か経った地球しか見れません。 もし、1万光年を一瞬で移動出来れば話は別ですが、残念ながら「ワープは不可能と言う事が証明された」ので、物体は光を追い越せません。 それと、光の粒子を集める件ですが、残念ながら「宇宙空間を伝わっているのは光波」なので、粒子が移動している訳ではないので、光粒子を集めても意味がありません。 音と空気に置き換えて考えてみましょう。音が聞こえた時「空気中を伝わっているのは音波で、空気分子が移動して来ている訳ではない」です。 南極で1万年前に凍った氷の中に閉じ込められた、1万年前の空気をいくら集めても1万年前の音が聞こえたりしないのと同じく、1万年前の光の粒子をいくら集めても1万年前の映像が見えたりはしません。 1万年前に凍った氷を融かして1万年前の空気を取り出しても「シュワシュワ」としか聞こえません。

noname#48778
質問者

お礼

有難うございました。 ウーン、なるほど、どんなに科学技術が発達したとしても1万年前の姿を見るのは無理なようですね。 強いて言えば、1万光年先に住んでいる宇宙人に1万年前の姿をビデオか何かで撮ってもらい、それを見るしかなさそうですね。 それも無理かな ・・

回答No.3

仮にSFのように瞬間的に空間移動が出来て1万光年離れた星に瞬時にいけたとすれば、そこから望遠鏡で見た地球は1万年前の地球(の光景)だということになると思います。ただ、実際には空間を瞬時に移動することは出来ませんし相対性理論では光より速いものは無いということなのでその星に光より先回りして到着することは不可能です。よって1万年前の地球を映像として見ることは出来ないと思います。 同じようなことを私も考えました。 超音速で飛ぶ戦闘機から前方の人間に機関銃を発射したとします。その人は戦闘機が自分めがけて飛んで来て機関銃から自分に向けて弾が発射されたのを見ることが出来ます。しかし戦闘機のエンジン音と機関銃の音は音速で飛ぶ戦闘機よりさらに後から聴こえてくるはずです(雷の音が稲光より遅く聞こえるのと同じです)つまり、 戦闘機が近づいてきた→機関銃が放たれた→弾が自分に命中した→戦闘機が自分を通り越して行った→しばらくして戦闘機のエンジン音と機関銃の音が聞こえた ということになりますよね。 では、もしこの戦闘機が(ありえないですが)光よりも速い速度で自分めがけて飛んで来たとしたらどうでしょう?そして、仮に光より速い速度で飛ぶ戦闘機から前方に放たれた機関銃の弾はそのまま戦闘機より速く飛んでいくとしたら...。 何も見えないのにいきなり機関銃の弾が自分に当たった→戦闘機が近づいて来るのが見えた→戦闘機が自分を通り越して行った→しばらくして戦闘機の音と機関銃の音が聞こえた。 ここではじめてその人は「ああ撃たれたんだな」と理解するのです。 つまり事象の逆転が起こるはずです。 そしてこの「光より速い」戦闘機のパイロットが後ろを振り返ったとき、何が見えるでしょう?戦闘機に乗った過去の自分(の映像)が自分を追いかけてくるのが見えるのではないでしょうか?

noname#48778
質問者

お礼

有難うございました。光より早い乗物は不可能なんですか ・・ SFの世界に登場するような瞬間移動装置が開発されるまで、この考えは無理なんですね。 ま、仮に出来たとしても1万光年先から地球上を歩いている人間の姿なんて見えるわけはないですけどね。

  • yayaya3
  • ベストアンサー率15% (10/66)
回答No.2

自分が光速で移動できたとして。 寿命を無視して。 ”今”が見ること出来る最大の過去でしょうね。

noname#48778
質問者

お礼

有難うございました。出来たとしても「今」を見る事が最大の過去なんですか ・・ 難しいものですね。

  • T0MT0M
  • ベストアンサー率14% (73/504)
回答No.1

まず、一万光年先に移動しなければならない訳ですが、 自分が地球を出発した時点より前の光景は見えないと思いますよ。 今この瞬間に一万光年先に誰か居て、望遠鏡で地球を眺めれば、一万年前の光景が見えていると思いますが。

noname#48778
質問者

お礼

有難うございました。実際には不可能だと思うのですが、理論的にはもし1万光年先の星に誰かがいれば、1万年前の地球の姿が見えるという事ですね。不思議な感じがしますが、面白いですね。

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