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出向社員の立場改善&回復

某大手メーカー勤務です。 日本全体の景気が低迷していた頃から、高卒・短卒の一般職社員はほとんど関連子会社に出向させられました。 けれど当時は、形式的な出向で、事実上は現職のままという状態が続いていたのですが、偽装請負が社会的に問題となりだした昨今、出向者=請負作業員という感じで徹底する方向となってきました。 それと平行して、昔は一般職社員を配置していた業務に、派遣社員がどんどん採用される様になりました。研究開発の部署等でも、技術派遣ではない、前職やスキルもほとんど問わない一般的な派遣の方がアシスタントを担当するようになっています。 組合員の立場として、「社員が出向させられて、どうして派遣社員がそういう業務を担当をするのか?」と組合に意見したものの、世の中がそういう流れだからそういうものだ、という様な回答しか得られませんでした。 一般職社員が皆出向させられ、請負のルーチン業務しか担当できない様に職域制限されつつあるのに、どうして今までフリーターをしていた様な人達を研究開発部署に入れて、活用しようとするのか? 会社としては人件費を削減したいという思惑でしょうが、社員としてはどうしても納得できません。けれど、組合もあてになりません。 賃金さえ保障されていれば、それでよいというものではないのです。 また派遣の方にも、社員になれるあてもない(社員が出向させられてるくらいですから)のに、安い賃金で社員並またはそれ以上の仕事をする状況は、職種的満足はあってもそのうち不満が募ることでしょう。 この状況をどうにか改善するアプローチはないものでしょうか? 法律や労働問題お詳しい方がいらっしゃれば、具体的にお教えいただきたいところです。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.2

質問者の内容を見ますと、ほんとに日本企業は末期的なところまできたな!って感じがしますね。なんというか、企業の目的や社員の幸せ、そして製品を使う最終顧客のことを経営者や組合は全く考えていないように思えました。「今までこうだった。(偽装請負を逃れて)そのまま継続するには、こうするしかない」ってだけしか考えてないんでしょうね。「仕事の目的は何か、それを実現する手法は正しいか?」というような考察は全然無いといえますね。 そして、研究者であれば、あたりまえな注意点とか勘所もわからないようなフリータがアシスタントをやるようであれば、まともな成果は期待できない気がします。また、開発した製品の信頼性も疑問に思えます。 昨日、私も道を歩きながら「最近の日本企業って、員数さえいればいいと思っているのでは?人間の能力判定が出来ない状態なんじゃないだろうか?」なんて考えてました。(先日も、ディレクトリも分からないような人がPCのコールセンタに派遣されているという話がここでありましたし)中卒で年収140万のフリータでも、有名大卒の800万の専門家でもどっちも「1人」でしかない。そしてその「差」は、私ら経営陣には分からない。それなら安いほうがいい。という発想ではないか。もし数学のテストをすれば、5点と80点くらいの差は出そうだけど、その差も、そこから生じる成果の差も経営陣はどうでもいいと思っているのかもしれませんね。 もうひとつ考えたのは、コンピュータ等の活用によって、ほんとうに「フリータでも専門家でもどちらがやっても似たようなもん」って仕事が増加していることです。経理を知らないでも、仕訳表や損益計算書が経理ソフトによって作成することができます。もちろん、ソフト開発者は、ド素人でもできることをめざしていたわけですけどね。 本当は、組合などの仲介によって、双方が納得する落とし所に落ち着くのがいいのでしょうけど、どうも期待できないようですね。そして、あまり法律に詳しくは無いのですが、質問者さんの状況は、今の法律では解決が難しい気がしました。 古典的ですが、第2組合結成とか、あるいは、今ならメディアやネットを(法にぎりぎり触れない手法を)活用して会社にうまーく圧力をかけることでしょうか?

Kofuji
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 第2組合結成は難しいでしょうね。社風のせいか、大企業はどこでもそうなのか、「不満はあるけどそこまでは」という方が多数派。ということは、もしかして私がこうして疑問を呈しているのさえ、おせっかいなのかもしれません。スタンドプレーで行くしかないようです。 私がこうして質問させていただいた背景には、lv4uさんがおっしゃるように、派遣の方の人材としての「質」に、疑問を感じる出来事がいくつか起こり始めたからでもあります。 PCも使ったことがない人や、たとえPCは使えても、ビジネスソフトを知らない人が平気で研究開発部署に入ってきます。その度に、社員がエクセルやパワポの使い方を教えてあげる始末。せめてそれくらいはできる人を入れてくださいよ、、、という感じです。 また、新たに作業を教えるのが手間で、長期で契約更新(派遣法の網をくぐるため、見かけ上の所属グループをちょこちょこ変えて)する場合が多いのですが、そうなると、勘違いする派遣の方もちらほら。(自分が優秀だから、更新してもらえてると思ってしまう) 派遣という立場や役割期待を履き違え、大学院卒の新人エンジニアにえらそうに指示したり、「俺に雑用を押し付けるな!」と怒鳴り散らしたり。またある派遣の方は、自分の上司となったエンジニアと気が合わないからと、彼のやり方に文句をつけたり、常にむくれて、業務上最低限の会話以外は上司を避けるという子供っぽさ。どうして私を会議に出席させないのだと、クレームつけてきたりも。 もちろん、派遣の方の中にも優秀な方はいっぱいいらっしゃいますが、立場の違い、処遇の違いからくる不満などが積もるせいか、社員では有り得ないような言動をする人が少なからずいらっしゃいます。 はっきり言って、社員がとてもやりづらいのです。上司に話しても、「でも、仕事はしてくれてるんだろう?」という反応。業務さえこなしていればそれでよいのだろうかと、思わずにはいられません。 そんな状況を招くくらいなら、一般職の社員を出向させずに、活用した方がよいのではないですか?と言いたくなります。 また研究開発部署では、機密保持の観点からも、むやみに外部の人を採用するより、社員の方が信頼できると思うのですが。 今の流れだと、そんな思いも個人的見解としてしか処理されません。何かよい方法はないものでしょうか・・・。

その他の回答 (3)

  • chubou3
  • ベストアンサー率23% (264/1130)
回答No.4

難しい問題ですね。 法律的に言うと全く問題はないです。 従業員に職業を選択する自由は基本的には有りません。特例はありますが。(例えば医師免許を持っていて医師として就職したのに事務をやらされるとか) ですから、法律的に言うと質問者様に文句を言う権利は無くなります。 ではなぜ、この様な状況になったのかと言うことですが、会社としては、労働組合に「給与を上げろ」、「賞与を上げろ」、「休日を増やせ」、「残業賃金を50%割り増しにしろ」と言います。 これらの条件を全て飲むとどうなるかわかりますでしょうか? 正社員は残業させずに時給の安い派遣社員に残業をさせようと職種をシフトします。 研究開発職は非常に残業の多い職種です。質問者様が経営者であれば、出来るだけ安くして労働組合の言う事を守る方向に持っていかないでしょうか? これと同じ事が外国の労働シフトもいえます。研究開発を労働基準法のゆるい外国に持っていく事です。大きな会社は今殆ど開発する拠点を持ってます。 つまりは正社員の給料が高過ぎる為、会社は経費削減の一環として研究職を外注しているのです。 ここからは私の意見で恐縮ですが 私の考えではこの問題は技術立国日本にとって大問題だと思います。 若い人がいわゆる丁稚で働いて技術を学んで日本の技術力を高めていくと言うのが今までのやり方でした。 しかし、その丁稚の部分に3年しか使えない派遣を使うと、技術の伝承が出来なくなってしまいます。 もし、会社に固定給制度があるのであれば、それを選択する事の方が良いように思います。 残業代で金を貰うのは、自分の未来を捨てていると言う事につながりかねないと言う事を働く人は自覚するべきでしょう。 逆の立場になって考えれば簡単なことですよね? 残業代よりもスキルを上げ自分の財産を築いた方が時分自身のためにもなるのではないでしょうか?

Kofuji
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 私個人のことで言えば、自分のスキルを磨いてがんばろうー!というのが、現時点での結論ですね。 けれど、まさに今日、職場の高学歴エンジニアと飲む機会があったのですが、今の派遣さんのレベルに、正直疑問を感じているというのが、本音という回答でした。 前職トラックの運ちゃんでパソコンも使えないのに、大学院卒の専門職社員に、威張り散らしたり怒鳴り散らしたりする輩が、確かに存在するのです。高卒フリーターで職を転々とし、20代後半になっても、1年以上ひとつの仕事を続けたことがない、特に資格やスキルも持っていない、親のすねをかじった、やる気ないぼーっとした今時の若者が、大企業の研究開発部署で威張り散らしているのです。 別に職歴差別をするつもりはありませんが、研究開発のアシスタントスキルがある社員が請負作業者扱いされて、そんななんのスキルもない人を優遇する必要があるのだろうか?エンジニアも、やりづらいと言っているのに・・・というのが、実際問題現場の声なわけです。 出向させられた一般職社員にしても、自分はスキルがあるのに、ただ賃金が安いというだけで、そういうスキルもなく、柄も悪く、エンジニアがやりづらいと言っている人達を派遣として雇って、自分達が請負作業員に甘んじているのは、どうしても納得がいかないわけです。 技術派遣だったり、特殊スキルがあったりして、一般職社員と比較して遜色ない人材であれば、こんな風に意見することもないでしょうけれど・・・。 確かに私は、国家資格など持っていません。けれど、10年以上、大企業の研究開発部署で勤めてきました。それが、去年まで、トラックの運ちゃんしてた人と同列扱いは、さすがに抵抗があります。 もちろん逆に、私が運送業を明日からやってと言われてもできません。それと同じことだと思います。

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.3

>>社風のせいか、大企業はどこでもそうなのか、「不満はあるけどそこまでは」という方が多数派。ということは、もしかして私がこうして疑問を呈しているのさえ、おせっかいなのかもしれません。 追加の状況説明ありがとうございました。で、思ったのは「ゆっくり加熱するとビーカから飛び出すタイミングを失いカエルはゆで上がる」っていう話です。 まあ、勝負をかけて行動に出るか、しだいに悪化する環境だけど、そのうち好転するかも?と機会を伺いながら、自分にとってはベストな対応をしていくか、これは正社員・派遣労働者、どちらの立場であっても、現在、同じような問題に直面しているのかもしれませんね。 最近思うのは、これらの問題は、単なる労使問題で「話せば分かる」というより、「労働の質の変化」という根本的な問題を含んでいると思っています。つまり、昔は「長時間働けば、それだけ成果が上がる」「経験と知識が重要で賃金はそれに比例」という労働観がIT技術進歩により時間と距離の制限が無くなり、さらに検索システムの向上で、知識量が多いということの価値低下があると思えます。 なんというか、「目に見えない・測定できないものの価値」が仕事で重要視されてきているような気がして、経営あるいは管理者としても、「仕事量・内容と報酬との関係」が分からなくなったのかもしれません。 そして経営者の方達はITの重要度とそのパワーは「パソコンが分からん!」っていうのと同様に理解できない世界なのかも? 新しい労使関係、個人に期待するもの、評価と報酬など、根本的に見直す時期、研究すべきテーマなのかもしれませんね。

Kofuji
質問者

お礼

ふたたびありがとうございます。 いろいろ現状に問題はありますが・・・、自分個人のスキルアップに集中するしかないのでしょうね。今は。

  • sach127
  • ベストアンサー率22% (52/230)
回答No.1

何が正しいのかは個々の企業のポリシーによって異なりますが やはり、やむをえないと言う所ではないでしょうか。 確かに技術職研究職に携わるのはやりがいも大きいでしょうが プロジェクト単位の仕事でもありある期間が過ぎれば人材は余剰となります プロジェクト規模が大きい時は人材を多く確保し規模を縮小した時は 人を減らすということが頻繁に行われてしまいがちな職種ではないで しょうか。 ルーチンだが人が入れ替わり立ち代りするよりもある程度固定の人が やってくれた方がいい部門は正社員や関連企業の人間を使うでしょうし 入れ替わってもいい部門はや職種は派遣を使うでしょう。 従業員のモチベーションという意味では納得のいかないものでしょうが どうしても自分の欲する職種に付くなら自分で実践するしかないで はないですか、私自身希望でない業種&職種でしかも気が付いたら 偽装派遣に近いことをやっていましたが周りへのアピールと努力で それなりに納得のいく仕事をしています。 会社がやってくれないという視点ではなく今の社会の情勢や 会社の人材政策的にはどのような方策をしているのかきちんと見極めて 自分のやりたい方向性に努力するしかないのではないでしょうか この最近の流れとしては個々の労働者の要求が多様化しており 組合に代表される組織の力で労働環境を解決できるということは なくなってきているに思います。 早い話自分の欲しいものは自分でつかめです。

Kofuji
質問者

お礼

ご回答、どうもありがとうございます。 問題意識を持ち、組合に再三意見をしているのですがほとんどお話にならないため、アドバイス通り、「自分を守るのは自分なのだ」というところに落ち着きつつあります。そして私自身は、上司の理解もあり、ある程度チャンスを与えられてもいます。 ただ、出向社員は「請負会社」の人間という扱いになってきたため、自分のやりたい方向性に努力していこうにも、本社の管理者は直接関与してこず(関与が許されず)、周りにアピールするも何も、、、という状況の一般職も多いため、皆あきらめ気分で請負作業員に甘んじているという現状です。 けれど、自分さえチャンスをつかめる立場にいるならそれでよい、とはどうしても思えず、ここで質問させていただきました。人様のことを心配している場合じゃないのかもしれませんが、どうしても納得がいかなかったのです。 先週も、新たに組合の役員になった知り合いとその話をしたのですが、「会社の肩持つわけじゃないけど」といいつつ、明らかに会社の肩しか持っておらず(笑)、がっかりした次第です。 逆に言えば、そういう人でないと組合の役員になれないのが、今の労働組合のあり方を如実に表している様な気がします。会社の意向に8~9割がた添える人間でなくては、役員は勤まらないようです。 割とゆったりした社風の会社だったのですが、厳しい時代がきたものです。

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