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Usanovitchの酸・塩基の定義

演習書にあった「各種の酸・塩基の定義およびその相違点を あげて説明せよ」という問題の解答で、アレニウス、ブレンステッド、 ルイスの定義に加え、Usanovitchの定義というものの説明がありました。 解答の説明によるとこの定義は「酸は電子を与えるもの、塩基は電子を受容 するもの」とかいてあります。しかしこれではルイス酸・塩基と 矛盾しそうな気がしますが…。

noname#30877
noname#30877
  • 化学
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回答No.2

Usanovitch calls acid any species which provides cations or accepts anions or electrons, and conversely a base is a species which provides anions or electrons or accepts cations. Googleで検索したら、MSNエンカルタのフランス語サイトになぜかあったので、英訳かけてみました。 質問者さんの見た解答間違ってますね、どうも。 ルイス酸とだいたい同じこと言ってます。 酸:カチオンを出すもの、アニオンを受け取るもの、電子を受け取るもの 塩基:アニオンを出すもの、電子を出すもの、カチオンを受け取るもの カチオンとアニオンのとこが他と違いますが、基本的にはルイス酸・塩基とほぼ同じでは。

noname#30877
質問者

お礼

やはり演習書が間違っていましたか。 わざわざありがとうございます。 でも、知らない方が多いので利用価値はあまり ないんですね。

その他の回答 (8)

  • ht1914
  • ベストアンサー率44% (290/658)
回答No.9

参考までに化学辞典(東京化学同人 1994)に載っている文章をそのまま引用しておきます。 1939年 M.Usanovichi は”カチオンを生成したり、アニオンと結合する能力のある物質”を酸、その逆の性質の物質を塩基と定義した。この理論の特徴は酸化還元反応までも酸塩基反応の一部と考えるところにある。

noname#30877
質問者

お礼

わざわざありがとうございます。

回答No.8

DexMachinaさんのご回答を拝見して、やっと他の定義との差が分かりました。 確かにアルカリ金属と水や酸との反応を、ダイレクトに「これは中和反応である」と言えるのはこの定義だけですね。 ・・・しかし高校生くらいの人にこの定義を教えても、返って混乱を招きそうな気がしますね。酸化還元とふつうの酸・塩基反応をちゃんと分からない人もいるような時点で、両者は実は同じ枠組みで理解できますよ、なんて言ったら混乱を助長しそうです。 高校レベルの化学が分かった人に対して、こういう定義を使うと美しくまとまりますよ、と薀蓄語るにとどまってしまいますね、多分。 うーん、やはり私個人としては、酸塩基の定義拡張はルイス酸・塩基までにとどめておいて、1電子移動反応は酸化還元だと別々に捕らえておいた方が理解のしやすさという点では良いと思うのですが。みんなそう考えているから、誰も知らないし教えないのでしょう、おそらくは。

noname#30877
質問者

お礼

これからもがんばって勉強します。ありがとうございます。

回答No.7

w-palaceさんもご存知なかったとこを考えると、この定義使い道ないから誰も教えない&知らないってことでは。 あえてこの定義に従って考えても、私には新たな知見が見えてきません。 ブレンステッド酸・塩基と、ルイス酸・塩基を使えば良いわけですし・・・ 金属イオンの錯体形成とか、有機化学の反応なども、ルイス酸・塩基の中和(というのかな?)と考えると説明できますし(全てではないですが)。

  • DexMachina
  • ベストアンサー率73% (1287/1744)
回答No.6

私もanthraceneさんと同様、聞いた記憶がないものでしたので、検索をかけてみました。 ・・・日本語で(笑) http://www2.yamamura.ac.jp/cgi-bin/wforum/wforum.cgi?no=89&reno=82&oya=82&mode=msgview&page=0 http://chem.sci.utsunomiya-u.ac.jp/v8n1/yoshida1/ (「Table 2 酸,アルカリと中和のねらい」の下の囲み記事の下、「[6]」の辺りを参照) 要するに、ルイスが「電子対の授受」で酸と塩基を説明したのに対し、ウサノビッチは「電子の授受(等)」にまで 拡張した、ということのようです(カチオン・アニオンの部分を除けば)。 2個目に挙げたサイトの参考文献欄によれば、化学大辞典(東京化学同人,1989)pp. 223-224に出ているそう ですので、もし見られる環境でしたら、そちらをご確認下さい。 つまり、この定義によれば、   Fe + Cl2 → FeCl2 は、鉄(塩基)と塩素(酸)との中和反応だということになります。 普通は酸化還元反応って考えますよね・・・マイナーなのも頷ける気が・・・・ (まあ、「2Na + 2HCl → 2NaCl + H2↑」も中和反応に含められる、って点は或いは評価できるかも  しれませんが・・・)

noname#30877
質問者

お礼

じつはこの問題、京大院試の過去問らしいんですけど やはり、この定義まで言及した解答は期待してないんでしょうね…。 でも、詳しく説明していただきありがとうございました。

noname#62864
noname#62864
回答No.5

ウサノビッチの酸塩基の定義は、化学大辞典(東京化学同人,1989)pp. 223-224に書かれているらしいです。未確認ですが。 私もこの定義は初耳です。

noname#30877
質問者

お礼

こんど図書室で調べてみます。ありがとうございます。

回答No.4

たびたび書き込んですいません。 考え中だったので・・・ 元々イオンだったものの一部が、カチオン(またはアニオン)として解離するケースでしょうか。 例えば、H3O^+ -> H2O + H^+とか。 受け取る方ならもっと分かりやすいですね。 H2O + H^+ -> H3O^+ あるいは、特定のイオンにだけ着目して、カウンターは気にしないのかな? CH3COOH -> CH3COO^- + H^+ という反応なら、H^+にだけ着目して、カチオンを放出したから酢酸は酸だ、とか。 これだとブレンステッドとかわんなくなっちゃうけど、プロトンではなく、金属イオンなども含めたということでしょう。 例えば、EDTA + Ca^2+ -> Ca(edta)^2といった錯体形成も、酸・塩基反応と言えることになりますね。 とはいえ、結局これもルイス酸・塩基と考えればよいのですから、何の役に立つのか今のところ思いつきません。

回答No.3

しかしカチオンを出すもの、アニオンを出すものっていう定義はどういうことなのか私も良く分かりません。 塩を溶かせば、カチオンとアニオンがどちらも出てきますが? カチオンだけorアニオンだけからなる化合物がこの世にあるとでも思っているのでしょうか・・・? 意味がわかんないなぁ。

回答No.1

私も初めて聞きましたし、ルイス酸・塩基と逆のこと言ってますね。 具体的な化合物の例を挙げた説明は無かったのでしょうか?

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