溶媒によって蛍光スペクトルの発光強度が異なる.
今、大学3年生の学生です。吸収スペクトルと蛍光(発光?)スペクトルを測定する実験をしました。その実験で1つ疑問があります。
<実験内容>
未知試料溶液(A~Eから1つ選ぶ)と標準物質(9,10-ジフェニレンアントラセン溶液)をそれぞれ測定して、吸収と蛍光スペクトルからどういう物質か?推測して,その発光効率(発光収率?)はいくつか答えなさい。という実験です。
実験中、間違って、未知試料B(シクロヘキサン溶液)に対して溶液が違う標準物質(エタノール溶液)を持ってきてしまって、標準物質を正しく選んだ班と測定結果が違ってしまいました.(その時、立ち会っていた大学院生から、標準物質の溶液は全部、一緒じゃないからと言われました。) ちゃんと同じ溶媒を持ってきた班と自分達の班の標準物質の結果を比べたら、吸収スペクトルではスペクトル(波形?)が横にズレており、蛍光スペクトルではスペクトルの強度と形状が違ってしまいました。
吸収スペクトルでスペクトルがズレてしまったのは、溶媒の極性の違いで試料の基底状態の位置が異なるからスペクトルがズレた。と聞いて納得できたのですが、蛍光スペクトルで強度に違いが出るのは、わかりません。
<質問>
溶媒の違いで蛍光スペクトル強度と形状が異なるのはなぜでしょうか?これは、たまたまこの標準物質だからそうなったのでしょうか?このような質問が以前にもあったのですが、参考図書など私の大学にないので...参考URLとか教えていただければ、すごく嬉しいです。
<補足>
溶液の濃度は、すべて同じ濃度(2μM)にしてあるそうです。測定の条件は正しく選んだ班と同じ条件で測定しました。
回答よろしくお願いします。
お礼
回答ありがとうございます。 実験はもう終わらせてしまったことになっていて論文にまとめる段階なので、もう一度実験させてもらえるか微妙なのですが、できるなら高濃度でのスペクトルを調べてみたいと思います。