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樹脂成型金型とプレス金型

現在、樹脂成型金型の仕上げ、修理の仕事をしています(6年目)。今後プレス金型メンテナンスの仕事に移動するかもしれないのですが、プレスに行った場合樹脂金型でやっていた経験は生きるのでしょうか?お互いの仕事は全く異なるものなのでしょうか?不安があります。回答お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • dig88
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回答No.1

主に自動車関係の大型の樹脂成形金型、プレス金型、特殊成形金型などを扱っている技術者です。 質問者さんのたずさわっている分野が分かりませんので、一般的な概念だけを書きます。 金型と一口に言っても様々な分野があることをご承知だと思います。 樹脂成形金型もプレス金型も分野によってかなり異なります。 射出成形金型では、金型が閉じられた最後の形を一番に考慮します。 プレス金型では、材料板を成形し始めて終了するまでの金型と材料板の運動を一番に考慮します。 金型の最初の成形試験も異なります。 射出成形型では、ミガキは後回しにしても金型構造の完成度を上げないと試験が行えません。 プレス金型では、金型構造の主要部分以外を後回しにして成形性のためにミガキを先行します。(樹脂成形型のミガキとはかなり異なります) 射出成形金型は製品取出しだけを考えれば良いですが、プレス金型では材料の投入と製品取出しとスクラップの排出を考えます。タンデム、トランスファ、プログレッシブでも考え方が異なってきます。 金型のガイド構造と公差も異なります。 鉄を加工するという基本的部分は共通ですが、構造や機能が異なるために、大雑把に悪く言えば、手抜き箇所がかなり異なるということです。 段取りもずいぶん異なり、勘の押さえどころが違います。 一見するとプレス金型のほうが乱暴でイイカゲンな作りに見えます。 なのにガイド機構公差はずっと厳しいです。したがって簡易にするために現合することも多いです。 射出成形金型をやっていた職人さんがプレス金型に転向して上手くいかない場合がありました。樹脂成形金型で経験した高級?な作業に自負を持ちすぎたからだと思います。 頭を柔軟にしてプレス金型を勉強してください。 質問者さんは鉄を扱う基本的部分を習熟されているわけですから、プレス金型の構造と機能を理解できれば不安に思わなくても大丈夫です。

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