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蕭望と雉の話(十訓抄)

十訓抄第一の六の後半「京極太政大臣宗輔公の蜂」の中に、次のような一文があります。そのいわれを教えてください。日本古典文学全集などをお持ちの方、どうぞよろしくお願いします。困っています。 「漢の蕭望が雉をしたがへたりけるにことならず。」 蕭望の人物像。 雉にまつわるどんなエピソードがあるのか。

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回答No.1

 古典文学全集では「蕭芝」になってました。注の内容は以下のとおり。    前漢の人。  常に数千羽の雉が付き従っていた。  「蒙求」の三六「蕭芝雉随(せうしちずゐ)が出典。  以下、明治書院の新釈漢文大系「蒙求(上)」の該当話の内容を「通釈」を参考にして箇条書きに。  蕭広済の『孝子伝』にある話。  蕭芝は至孝の人であった。  尚書郎に除せられた。  雉数千羽が、彼の家に来て、水を飲み、餌をついばみして泊まっていた。  雉は宮中に宿直に行くときは、分かれ道まで見送り、宿直が終わって家に帰るときは、家の門内に入り、車前で飛び回って鳴いた。  原文は40字足らずの短い文です。  なお「通釈」には、最後に、世人は蕭芝の孝行の徳が雉を感心させたからだと考えた、との言及がありますが、原文には、その部分はありません。  

参考URL:
http://www.sap.hokkyodai.ac.jp/~nakajima/waka/data/mougyuu.html
kyouzaiya-k
質問者

お礼

感謝感激!なんとお礼を申し上げたらよいやら。 ご回答の内容、お気持ちともに、遙かに期待を超えるものです。 役立つだけではなく、気持ちまで明るくさせていただきました。 本当にありがとうございました。

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