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転がり摩擦についての疑問
- 転がり摩擦が働かない場合と転がり摩擦が働く場合、静止摩擦力と転がり摩擦力の関係について教科書の記述との違いを知りたい
- 転がり摩擦が働く場合、静止摩擦力に加えて転がり摩擦も働くと考えて良いのかについて知りたい
- 転がり摩擦のみが働く場合と転がり摩擦が働いていない場合の違いについて教科書の記述と照らし合わせたい
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質問者が選んだベストアンサー
>でしたら、教科書に載っていた、物体が転がっていて転がり摩擦を考えない場合 というのは一体何の力によって回転しているのでしょうか? これは、「工学ではなく、物理学の”力学”の立場から考察しなさい」ということです。物理学の「力学」では「転がり摩擦力」という概念は存在しません。物理学では、物体が転がっている場合は「静止摩擦力」が働いていると考えています。確かに、物体が転がっているときは、物体と斜面との接触点は常に移動していますが、滑ってはいませんよね。物体が斜面を転がるのは、静止摩擦力が働いているからだ、と考えるのが物理の立場です。
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- ojisan7
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普通、物理学の力学では、「転がり摩擦力」は考えません。その理由は力学の問題を不必要に複雑にするからです。しかも、その「転がり摩擦力」の機構も良く分かっていないためです。しかし、工学の分野では「転がり摩擦力」を考慮します。このことが、いろいろ混乱を生じている原因になっているのではないかと思います。実際、物体が転がっているとき、物体と斜面との接触点は常に移動しています。これは、安易に「静止摩擦力」を使うことができないことを意味しています。「静止摩擦力」というのは物体と斜面の接触点が移動しません。 原則として、「静止摩擦力」は物体が静止しているときのみに働きます。「動摩擦力」は物体が滑っているときのみに働きます。「転がり摩擦」は物体が転がっているときにのみに働きます。 したがって、「静止摩擦」と「転がり摩擦」が同時に働くことはありません。 しかし、ここで注意しなければならないことは、物体が斜面を滑りながら、転がっている場合です。この場合は、斜面と物体の接触点を観察すれば分かるように、「動摩擦(滑り摩擦)力」だけを考慮すればよいのです。
補足
回答の方ありがとうございます。 でしたら、教科書に載っていた、物体が転がっていて転がり摩擦を考えない場合 というのは一体何の力によって回転しているのでしょうか?
お礼
ありがとうございます!理解できました! とても感謝しております。