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量子化学 HFの軌道

量子化学ですが、 Hは1sに1電子。 Fは1sに2で、2sに2。2px、2pyに2つずつ2pzに1つ。 HとFの結合は、Hの1sとFの2pzの軌道で起こる。 ここで、結合性分子軌道σのモデルみたいなのは ●○ (●が少し○より大きい。●は+、○は-) で σに2つ電子が入っているので理解できます。 エネルギー的にその上の非結合性結合にFは2px、2pyに2つずつ電子使い。 質問はここからで、 Hの1sとFの2pzは結合性分子軌道で1つずつつかって、エネルギー的に非結合性結合の上の反結合性分子軌道σ*に、使える電子がないのに、●○●というモデルが、本に載せられていました。電子がないのに、この反結合性分子軌道は存在するのでしょうか?それとも、自分の考え方が違うのでしょうか? どなたか教えてください。お願いします。

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  • zoo123
  • ベストアンサー率32% (50/152)
回答No.2

反結合性分子軌道というのは、分子軌道の波動関数を解いた時の解のうちの1つです。解は結合性分子軌道と反結合性分子軌道からなります。 結合性分子軌道があれば、それに対応した反結合性分子軌道が存在します。 例えば、光でHFの電子を励起させると電子のうちの一つがある波長の光を吸収して反結合性軌道に遷移します。このように、反結合性軌道というのは、存在し、量子化学でさまざまな化学反応を説明する時に使われます。 また、福井先生のフロンティア軌道理論や、Woodward-Hoffman則を用いて、化学反応を説明する時も、反結合性軌道を考慮します。

kiriran
質問者

お礼

ありがとうございました。詳しい説明助かりました。

その他の回答 (1)

noname#62864
noname#62864
回答No.1

存在するかしないかというのは、少々哲学的といえるかもしれませんが、Hの1s軌道とFの2pz軌道から分子軌道ができると考える時に、基本的な事項として、「軌道の数が不変」でなければなりません。 つまり、元の軌道数が1sと2pzの2個でしたので、それから生じる分子軌道も2個でなければなりません。これは量子力学の理論上の制約になると思います(私の誤解があるかもしれませんが)。したがって、安定な結合性分子と不安定な反結合性分子軌道の2つが生じることになります。 たとえば、HFが反応を起こし、H-F結合が切断される時には、結合性分子軌道の電子が反結合性分子軌道に移ることになります。

kiriran
質問者

お礼

ありがとうございました。分かりやすい説明助かりました。

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