- ベストアンサー
「塩素イオン」って何?
noname#62864の回答
確かに以前は、Cl-を塩素イオンと呼んでいました。もちろん高校でもそのように習いました。 それが、いつ頃からかはわかりませんが、少なくとも10年以上前になると思いますが、塩化物イオンと呼ぶようになりました。つまり、以前は陽イオンであるか陰イオンであるかは常識で判断しろということだったのでしょうが、Cl+のような陽イオンになることも(少なくとも形式的には)あり得ますので、いささか曖昧であると言えます。そういった事情で、「~化物イオン」と言う呼び方によって、陰イオンであることを表すようになったのでしょう。 想像ですが、英語に関しても同様だと思います。つまり、こういった変更は、おそらくIUPACなどの意向が反映されていますので、もともとは英語でchlorideと呼ぶように決めたことに対応して、塩化物イオンと呼ぶことになったのだと思います。 ちなみに、H+は水素イオンとかプロトンとか言いますが、H-はヒドリド(hydride)とか水素化物イオンと言います。つまり、ここでも「~化物イオン」(あるいは~ide)というのが陰イオンの意味で使われていることになります。 中年以上の人の多くは、そういった事情を知りませんし、知っていたとしてもそれまでの習慣というものがありますので、塩素イオンという言い方をしているわけです。
関連するQ&A
- 塩化物イオンと水に溶けた塩素について
塩化ナトリウムと塩酸の電気分解について勉強していたところ、以下の2つの疑問がわいてきてしまいました。化学が全くわからないので、どなたか詳しい方、ぜひ教えて下さい。 塩酸を電気分解すると、水素と塩素が発生しますが、塩素は水に溶けやすいために、ほとんど気体としてたまらないとのことです。 ここで1つ目の疑問です。 (1)ここで発生した塩素は、水に溶けた後、どのような形で存在するのでしょうか。ネットで調べると、発生した塩素は「次亜塩素酸」になって水に溶けると書いてあったのですが、なぜ再び塩化物イオン(Cl-)にはならないのでしょうか。 食塩(塩化ナトリウム)を水に溶かすと、ナトリウムイオンと塩化物イオンに分かれるとのことですが、これも電気分解すると、塩素が発生するとのことですが、ここでも同様に(1)の疑問が生じます。 また、さらにここで2つ目の疑問です。 (2)食塩を溶かした時点で、塩化物イオンが水中にありますが、この塩化物イオンと水からは次亜塩素酸はできないのでしょうか。 塩素と塩化物イオン、次亜塩素酸の関係が全くわからないので、食塩を水に溶かして塩化物イオンが溶けているのは危険じゃないんだー、とかよくわからないことが頭の中を駆け巡ってしまいます。 どなたか解説をぜひよろしくお願い致します。
- 締切済み
- 化学
- 残留塩素と塩素イオンについて
水の水質調査の実験で塩化物イオンの定量を行い、比較のためにか水道水などと水質基準と比較しようと思ったのですが、どこの水質も残留塩素と記されており塩素イオンの含有量は、掲載されていませんでした。 そこで残留塩素と塩素イオンの違いを教えてください。 また換算方法などありましたら教えてください よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 環境学・生態学
- クロム((6))酸イオンと塩素イオンの分離
クロム((6))酸イオンと塩素イオンの分離はどうすればできますか?塩素を定量したいのですが。分析化学の本では硝酸鉛を入れてクロム酸鉛を沈殿させる、と書いてありましたが、この時、塩素イオンも塩化鉛となって沈殿してしまいます。 ご教授お願いします。
- 締切済み
- 化学
- 淡水水槽中の塩化物イオン濃度について
淡水水槽においてイオン交換樹脂を利用した硝酸イオンの吸着をしてみたいと考えています。 使用するイオン交換樹脂はCl型で、硝酸イオンを吸着する代わりに塩化物イオンを放出するものです。 この「塩化物イオン」についてお聞きしたいのですが… (1)水槽中の塩化物イオン濃度が高くなると、魚・水草に悪影響が出るでしょうか? 可能性がありそうな事でも構いませんので教えて下さい。 (2)普通に飼育している水槽中で、塩化物イオンが塩素(Cl2)や遊離塩素(次亜塩素酸など)、 果てはアンモニアと反応してクロラミンなどに変化することは有りうるのでしょうか? 化学なんて高校出てから触れていないため頭が混乱中です。 どうぞ宜しく御教授の程お願い致します。
- 締切済み
- その他(ペット)
- 質問です。塩素酸ナトリウムと塩化リチウムの複分解
まずはじめに、塩素酸ナトリウムと塩化カリウムを混ぜると複分解を起こして、塩素酸カリウムと塩化ナトリウムになりますよね・・・何ですか? <塩素酸イオン、塩化物イオン> <ナトリウムイオン、カリウムイオン> すべて一価のイオンどうしですよね、なのになぜ複分解が起きるのですか? 何か決まり(法則?)でもあるのですか? それと上記のことをふまえて質問なんですが 塩素酸ナトリウムと塩化リチウムでは塩素酸リチウムと塩化ナトリウムになりますか? NaClO3 + LiCl → LiClO3 + NaCl みたいな?
- ベストアンサー
- 化学
- 塩素の製法について
塩素の製法についてたずねたいです。 式ではMnO2+4HCl→MnCl2+Cl2+2H2O となっているんですが 高校の教科書に載っている装置での実験だと 濃塩酸+酸化マンガン(IV)とし加熱したのちに、水の入ったびんのあとに濃硫酸の入ったびんをとおして、下方置換でびんに塩素を あつめています。 水の入ったビンでは、塩化水素を吸収し、濃硫酸の入ったびんでは水を吸収するそうです。 でも、水の入ったビンで、疑問なんですが MnO2+4HCl→MnCl2+Cl2+2H2O では、塩化マンガンはできていますけど、塩化水素はできていませんよね? ここはどう考えればいいのでしょうか? 塩化水素は右辺の式には入っていないので、悩んでいます。 教えてもらえるとありがたいです おねがいします。
- 締切済み
- 化学
補足
No.5の補足で言い方が足りませんでした。申し訳ありません。 私たちの世代は「~化物イオン」とか「~酸イオン」と聞けば陰イオンだと習いましたし 水素化物イオンのことはは知っていました。 お聞きしたいのは、H-を昔は何という名前で教えていたのかということです。 Cu+のときは特別なことが多いので「銅(I)イオン」とか「プラス1の銅イオン」(会話の場合)とか呼びますが、 そういう感じで「マイナスの水素イオン」などと呼ぶのでしょうか。