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哲学者の定義

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  • tale
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回答No.4

「いつから哲学者とよばれるのか?」 ラグビー選手は、いつからラグビー選手になるのでしょうか。 おそらくそれはゲームを楽しんだときからでしょう。 誰かが「ラガー認定書」をくれるわけでもなく、また だれもが認める有名選手だけをラグビー選手とはいわないように、 哲学も、哲学をする人を哲学者といいます。 アスリートは戦うことで、アスリートでありつづけるわけで やめればもうアスリートではありません。同じように 哲学者とは哲学をしつづけることで哲学者でありつづけるわけで、 資格をとったら一生、哲学者であることなどないのです。 つまりこの線から先は哲学者というものはなく、つねに線は より高いところや深いところや早いところへと挑み続けなくては なりません。アスリートは競技をしつづけることで哲学者は 哲学をしつづけることで、つねに変化していく自分とともに その呼び名がついてまわるのです。 では哲学をするとはなんでしょうか。それは様々な問題にたいして 考察できる概念を発明することにあります。たとえばニーチェが <司牧者の権力>という概念を発明しました。これによって 宗教で支配されるとは何かという問題について我々は考えることが できるようになったのです。こうして哲学者は概念を発明しつづける ことによって哲学者になることができるのです。 「哲学者はどうやって生活しているのか?」 ラグビー憲章にもあるように、ラグビー選手は、ラグビーをすることでは 生活できません。会社員をしながら有名選手もアスリートを続けています。 哲学者も哲学することだけでは生活できません。カントまでの哲学者は 旅をすることで、面白いものや奇妙なものをみつけて多くのパトロン達を 引き寄せ生活してきました。 カントの時代から哲学者は大学の先生になりました。 本を書いたり、授業をして生活をするのです。しかし哲学の授業をしている 教師がすべて哲学者であるかというと、そうではありません。 なぜなら概念を発明していないからです。なにも新しいものを加えることの できない概念の使い手は、哲学者ではなく概念の番人でしかありません。 このことは逆にいうとラグビーがどんな体型でも参加できて 競技をする人はすべてアスリートになれるように、 新しいものを概念に加えることの出来る人はすべて 哲学者になれるといえます。哲学者は職業ではありません。 全ての人が問題を概念によって考察するときに、 その状態をさす総称です。生活する人すべてが哲学者になる可能性があります。

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