自動車のミラーについて

質問

最近は乗用車のミラーはドアミラーが主流ですが
タクシーは未だにフェンダーミラーが多いようです。
これって何故なんでしょうか。もし（私の考えが間違ってるかも知れませんが）乗用車はデザイン重視でタクシーは安全重視と言うのであれば乗用車も安全をもっと重視して以前のようにフェンダーミラーにすべきではないでしょうか。お教えください。

回答No.13

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フェンダーミラーの車両にも長いこと乗っていましたが、あれは意外に見にくくて使いにくくて安全ではないですよ。
（と私は感じていました。）

フェンダーミラーの方が実際に安全で使いやすいと感じるかたも、当然いるでしょう。
しかし、長い時間、両方使い比べてみても、ドアミラーの方が使いやすくて安全性も高いと感じるかたも、相当数おられるはずです。
例えば、バックでの狭い車庫入れ時など、フェンダーミラーでは全く役に立たないですね。「バック駐車で、ドアミラーは折りたたんだ状態で行なう感じ。」といったら大げさですが、実際そんな感じです。

確か国産車ドアミラーが合法化されたのは1982～83頃でしたよね、それまでは、「いちいち首を大きく動かさなくてはいけないから」という理由で、安全ではないと国は考えていたようです。
（もちろんその他の理由として前回答者様の理由や、ボディーから張り出し過ぎている、などもあったのでしょう。）

要は、安全面や運転のしやすさについては、両方ともに、長所と短所があり、一概に甲乙付け難いといったところでしょうか。

さて、では、なぜハイヤーやタクシーや、会社役員送迎用車両や、一部警察車両などは、圧倒的にフェンダーミラーが多い（好まれる）のでしょうか。
それは、助手席の人が書類を広げた時に、ドアミラーでは全く見えなくなってしまうからです。
普通の人間関係（家族、友人）では、地図などがじゃまな時、「ちょっと下げて」と頼めますよね。
しかし、運転者が職業運転者で、立場が弱い場合、なかなか頼みづらい。
または、パトカーなどは、助手席の警察官が書類を広げなくてはいけない場合が多いのでしょうね。そういった場合の車両は、フェンダーミラーが好まれるのです。

デザイン面で、特にドアミラーがかっこいいとは思いませんが、フェンダーミラーよりは、まだましなのでしょう。
たしかに、最近の車は、普通のセダンでも、かなりダッシュボードの位置が高く、相対的にも実際にも、ノーズが低いですので、この様なデザインの車両にフェンダーミラーを取り付けますと、ボンネットからミラー本体までの距離が異様に長くなってしまい、虫の触角状態になります。
ただ、デザイン上は、ドアミラーでもフェンダーミラーでも、余分なものですよね。（邪魔なもの、無い方が良いもの。）
よって、『法規上、仕方なしに付けてます。』状態のデザインで良いと思います。
96～オペル ベクトラや、現行のエルグランドの様に、ドアミラーのためのボディーデザインって、なんだか非常にかっこ悪いと思います。
（デザインの話については、あくまで私個人の考えです。）

海外では、法規上、ドアミラーもフェンダーミラーも、一切不要という国もあるのです。そういう国でも、さすがに新車の場合は初めから付いてますが、取ってしまっても良い訳です。または、レスオプションなんてあるのでしょうか。
そういう国の場合、運転席側のみにドアミラーを付けている人も多いです。運転席側にドアミラーをつける理由は、片側１車線ずつの国道で、追越をする瞬間（直前）に、自車を追い越そうとしている車が後ろに来ていないかを確認するだけのためのものです。
国が違えば常識も違ってしまうわけです。
「私は左右両方にドアミラーが必要だ」なんていうと、笑われてしまいます。先進国での話です。
（相手にしてみれば、「あんたは路肩側からも追い越しをするのか？」というわけです。）

まとめ
新車のカタログを見れば分かると思いますが、フェンダーミラーが選べる車両は実は多いのです。しかし、「きっとドアミラーより安全に違いない」というイメージだけでフェンダーミラー車を注文してしまいますと、「こんなはずではなかった」ということになりかねません。実際に試乗してみる機会があるといいのですけどね。