試料作成方法のさがし方
- 強誘電体ペロブスカイト酸化物の構造解析における試料作成方法の調査と困難さについて
- 材料開発における作成方法の重要性と論文中での扱いについて
- K(Ta,Nb)O3を用いた試料作成方法の特徴と調べ方
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試料作成方法のさがし方
はじめまして。 私は、強誘電体ペロブスカイト酸化物の構造解析している学生です。 X線粉末回折実験から、リートベルト解析をしてます。 以前までサンプルはいただいてたのですが、最近先生に自分で作れと言われて困っています。 しかも自分で作成法をさがせと言われました。 どうやって調べるのでしょうか? 私は、測定&解析しかしたことがなくわからないので、どう手をつけていいのかわかりません。 現在、作成しようと思っている物質の論文をいくつか読みましたが、作成方法をきちんと書いている論文が見当たりません。 そもそも材料開発の重要な部分である作成方法を、論文に載せることはあるのでしょうか? わかる方教えていただけませんか? 物質は、K(Ta,Nb)O3です。
- japafoo
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日本語サイトに限定しないで、例えば、Google で preparation of KTN っていキーワードで探すと、大量に引っかかりますけど、そういうのはご覧になりましたか。 あと、 学会誌の検索は無料で出来るところが多いですから、題名と粗筋(abstract)でそれらしい論文が見つかれば、本文は大学の図書館で閲覧すると良いでしょう。 単結晶を作る技術はNTTの研究所が2~3年前に発表してますね。(詳細まで書いたのは見てませんが。) >>> そもそも材料開発の重要な部分である作成方法を、論文に載せることはあるのでしょうか? --- あります。 特許にする必要がある場合は、発表する前に出願しているはずです。 論文発表の時点では特許が公開(公開広報)されていないケースが多いですが、その論文を見て作製して、それを売る商売をすれば、後で、がっぽりロイヤルティを取られます。商売関係であれば、です。 ただし、特許の明細書を見ると作製方法が分かるかと言えば、実はそうでもなくて、特許というのは「花見の場所取り」的なところがあり、作製技術が確立されていない時点で出願することは、実際よくあることです。 物理的におかしいことを書いている特許も、結構あります。物理的に明らかにおかしいことを特許(の請求の範囲)にすることは本来出来ないのですが、それを司法の場で立証してその特許を潰すのは大変なことなんです。作製方法の記述の一部若しくは大部分に誤りがあっても、請求範囲を成立させるに十分な記述がどこかにあれば特許にはなりますし、読むほうにとっても、無駄な部分が大半です。 というわけで、特許を見るのは無駄です。 学会誌を調べるほうが、はるかに良い探し方です。 なお、 私も、別目的ですが、学生時代に金属酸化物を自分で作ったことがあります。 そのときは、すでに材料として売られている複数種類の金属酸化物(形態が粉だったか塊だったか忘れました)を買ってきて、好みの組成比になるように各材料の重量を量って混ぜ、そして電気炉で熔かして、熔ける様子を窓から覗きながら操作し、五百円球ぐらいの大きさで厚さ1センチ弱の1個の石ころを作製しました。そして、実験に使える形態に加工しました。 以上、ご参考になりましたら。
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お礼
回答ありがとうございました。 今、修士2年生で就職活動と研究を平行してしているため返事が遅くなりました。申し訳ありません。 Googleで「KTN」のキーワードで検索はしたのですが、満足のいく検索結果はえられませんでした。誘電率を測る論文やX線を使った実験結果の論文はあったのですが、作成方法を詳細に書いている論文を見つけるにはいたりませんでした。検索があまかったのかもしれません。「preparation of KTN」のキーワードで再び検索して探したいと思います。 >単結晶を作る技術はNTTの研究所が2~3年前に発表してますね。 この記事は、私も読みました。ただ論文自体を見つけるには、いたりませんでした。sanoriさんの検索方法で探してみたいと思います。 >私も、別目的ですが、学生時代に金属酸化物を自分で作ったことがあります。 私も試料作成をして、よい結果をえたいと思います。