書籍の医療描写
愚痴を少し。
当方、医師をしております。
外来・病棟でよく患者さんと話をするのですが、たまに書籍の描写をあげて、ここにこう書いてあるじゃないか、と激昂する方がいらっしゃいます。
大抵は、自分に関係する病について悲劇的に書かれたものです。
そしてそのたびに、「あぁ、またか」とげんなりします。
というのも、本の描写は大抵がよく言えばドラマティックに、悪く言えば現実離れして描かれていることが多く、その方々の病状とは一致しないことが多いのです。
厄介な事に最近の本は著者が「よく調査している」故に、リアル(?)な描写が多く、読者が騙されやすいようになっているのです。
具体的に本の名前を出すことは避けますが。
せめてこういう本を出すときには、現場の医師の「話を聞くだけではなく」、一月ほど後ろについて回るぐらいの取材をしてほしいと思うのです。
具体的な病名を出して「良く調べてあるだろ」とドヤ顔する著者の顔が浮かぶようで、不愉快です。
なにが言いたいのか分からなくなってきましたが、要するに、
「こういう本、なんとかならないかな」ということです。皆様よろしくお願いします。
お礼
シャーロックホームズ、名前だけしかしらないです。人間描写がそんなに上手いんですか!難しそうですけど読んでみたいと思います。回答有難うございました。