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金利上昇で国債下落
新聞に、金利が上昇すると、国債が下落するとありました。 経済に疎く、理解できません。こうなるその仕組みを教えてください。
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ここでは、単利ベースで考えます(複利の方が実態に適しますが難しくなるので・・・) 例えば、現在は債券価格100円、金利1.5%で満期まで10年の国債があって、債券価格100円の時に50000円で購入できる国債があったとします。 この場合は100円なので50000円で購入できます。 今は1.5%(年間750円の利子)の金利でも買ってくれる人がいますので問題はありません。 では、金利が3%に上昇したら、どうなるでしょうか? 金利1.5%では満足して貰えませんから、この国債を「売って」、もっと金利の高い国債を買おうとします。 この国債が「売られるので債券価格が下がって」きます。 単利で考えた場合に、この国債は88.46円に下がった場合はどうでしょうか? 購入金額が50000円x88.46円/100円=44230円で購入できます。 満期には50000円で帰ってきますので、その差額5770円が満期時に利益になります。 更に、88.46円で買っているので、金利が1.5%(年間750円)でも利率1.696%で買ったのと同じになります。 1.5%x88.46円/100円≒1.696% 10年間で貰える「利金+償還差益合計」=750円x10年+5770円=13270円 利回り≒13270円x100%/(44230円x10年)≒3% この利回り(3%)なら買ってくれる投資家もいますね。 つまり、金利が上がると、債券価格が下がる事で利回りが上昇する仕組みになっています。 債券価格が下がれば、同じ金利の国債でも少ない金額で同じ利息が貰えるので、利回りが高くなります。 しかも、必ず債券価格は満期時には100円で償還されるので、その差額も満期時に貰えます。
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#2です、一部訂正します。 1.5%x88.46円/100円≒1.696% ↓ 1.5%x100円/88.46円≒1.696% の間違えでした、ごめんなさい。
- oyajino
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金利(=利回り)と債券価格の関係です。 利回りの上昇は債券価格の低下、利回りの低下は債券価格の上昇となります。 以下の国際投信投資顧問のグローバルソブリンのQ&Aに金利と債券の価格の関係を説明しているところがあります。 多分これが分かりやすいのではないでしょうか?
お礼
感謝。 分かりました。
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