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DPD法について
遊離残留塩素と全残留塩素の測定がそれぞれ違うみたいなのですが、(遊離残留塩素は中性で酸化させて、全残留塩素はKIで処理してから、測定する)どうしてこのような反応になるのか理解できません。とても飲み込みが悪い方なので、簡単に説明していただければ幸いです。
- kawaii_ayaneko
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遊離残留塩素というのは、Cl2やそれを水やアルカリに溶かした際に生じるHClOおよびClO-を意味します。 これらは酸化力が強いために、測定前にKIで処理する必要がありません。 それに対して、全残留塩素というのは遊離残留塩素と結合残留塩素の合計です。結合残留塩素というのは、モノクロラミン(NH2Cl)、ジクロラミン(NHCl2)、トリクロラミン(NCl3)などの窒素と結合している塩素のことです。 これらの結合残留塩素は酸化力が弱いために、通常の測定にはかかってきません。したがって、酸化されやすいI-を加え、それがI2に酸化されることを利用して測定しているわけです。 クロラミンの場合の反応式は下記のようになります。 NH2Cl + 2KI + H2O → NH3 + KCl + I2 + KOH
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