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アントラセンの発光
アントラセンに紫外線を当ててもあまり発光しなかったのですが、ピレンやトリフェニレンはしっかり発光しました。なぜ、アントラセンは発光しにくいのですか?
- akihiro429
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質問者が選んだベストアンサー
縮合環型の芳香族炭化水素の場合、縮合環の数が増えるほど (但し、縮合環の並びが直線型か「くの字」型かによる違いあり)、 HOMOとLUMOの間のエネルギー差は縮まります。 このエネルギー差が蛍光の波長のエネルギーに相当します。 アントラセンの場合、蛍光波長の極大は、確か紫外領域だったと思います。 つまり、目で見える蛍光は、その「脚」部分を見ていることになります。 このため、縮合数の大きいピレンやトリフェニレンの蛍光(→恐らく可視領域に 吸収極大)に比べると、肉眼で見える蛍光の強度は弱くなります。 (同時に、吸収領域もブロード化(広域化)したかと) *実際には、上記の要因に加え、遷移確率の差もあったと思いますが、 そちらの話は忘れてしまいましたので・・・(汗) (これも縮合数が大きい方が高くなったんじゃなかったかと思うのですが)
その他の回答 (1)
大雑把な回答で申し訳ありませんが、それぞれの物質によって、吸収波長が異なっていますので、そのせいだと思います。 UVランプによって、紫外線の波長が決まっていると思います。紫外線の波長が異なれば結果も変わってくると思います。
お礼
質問に答えてくれてありがとうございます。アントラセンの吸収波長の観点から調べてみます。
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お礼
ありがとうございます。確かにアントラセンの蛍光波長の極大は紫外領域でした。見えていないんではなくて見えにくいわけですね。とても参考になりました。