FCD鋳鉄の引け巣対策について
悩んでおります。
自分は、生型鋳造(鋳鉄)の型設計、生産技術をしております。
ダクタイル鋳鉄の引け巣対策について教えて下さい。
現在悩んでる品物があります。真ん中が厚肉で、その廻りがH=6mm位の
羽がついたプーリを生産しておりますが、真ん中に引け巣が出て困っております。冷やし金で対応出切ればいいのですが、中子の関係で出来ない状態です。
そこで、湯の調整で少しでも軽減出来ないものかと思い、いくつか、皆さんのところではどうしているのか教えて下さい。
条件:FCD450 200kg受け
1.元湯のCE値は、どの辺りをベースにしていますか?
(自分の所は、4.30~4.35に設定しております。接種後、だいたい4.4位です。接種後4.4~4.8位が、引け巣が出にくいと何かの文献に書いてあったのですが、実際どうなんでしょうか?)
2.Si値については、どでしょうか?
(元湯では、1.4狙いで調整して、接種後2.4以上になっております。自分の経験ですが、Siは、2.0~2.2付近の方がいいのではと感じております。いかがでしょうか?また実際Siの増減等は、引け巣に影響あるのでしょうか?)
3.出湯温度はどうでしょうか?
(1480℃で出湯しておりますが、実際1460℃位でも十分球状化反応すると思うのですが?後の湯境が怖いということで弊社では、やっておりません。)
4.上記とは、関係ないのですが、引っ張りについても教えて下さい。
Yブロックで検査材をとっているのですが、引っ張りが出ないことが、よくあります。フェライトを多く出せば効果があると効きSi値を増やしたりしてやったのですが、写真で見ると確かにフェライトは増えたのですが、伸びが出ないことがあります。その時気が付いたのですが、引っ張りが出ないものは、黒鉛が、大小まばらな球状(壊れてない球状)になっており、伸びが出たものは、大きく均等な球状になっております。引っ張りにフェライトだけでなく、黒鉛形状も影響あるのでしょうか?影響あるのでしたら、Siそのままで、CE値をあげて炭素等量を増やしてやればいいのでしょうか?
長々と書いて、すみません。教えていただける方がおられましたら、御回答いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
お礼
ありがとうございます。調べてみます。