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屁中の細菌
《オナラというのは、(略)。大腸菌はじめ、腸内細菌がいっぱい入っているのは当然だ。だから、お父さんがブーッとやって、お姉ちゃんが「臭いッ」といった瞬間、お父さんの大腸菌はもうすでにお姉ちゃんの鼻の穴についている。》(青木皐『ここがおかしい菌の常識』ダイヤモンド社, 2000; p.48) この鼻腔に付着した菌が免疫力向上に寄与するから積極的に一家団欒でオナラをせよと述べられています。 ところが、ある生化学者に、下着がフィルターになっているから、と一笑に付されました。この点、著者に問い合わせたら、着衣なしでの放屁のみについてしか確認なさっていないし、しかも、著者は現在引退なさって必要な器具が手許にないとのことです。 そこで、どなたか、普通に着衣で放屁されたときにエアーサンプラーで細菌捕集して、腸内細菌が現れるかどうか調べてみてくださいませんか。
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こんにちは。 大腸菌自体は、20マイクロメートル程度のフィルターを使わないと、除去できません。 大腸菌は空気中を泳ぐことはできません。空気中に仮に存在する場合は、クシャミの際の微細な飛沫のような、エアロゾルと呼ばれるような微少な水滴に付着している状況であると考えられます。このエアロゾルは対腸菌よりも大きいものでしょうし、何層かの衣服をどの程度通過するかは疑問です。 また、ご質問にある実験をするなら、無菌環境で行わないかぎり、環境中の大腸菌を拾うことになります。従って私は、この著者の実験?でも、環境中の雑菌を拾っている可能性があると思うのですが、そのあたりはどの程度厳密に考察されているのでしょうか?
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- lone_lynx
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当然おならにも腸内細菌はいるでしょうね おならが純粋にガスであればともかく、なんかしらの飛沫とか混じってそうじゃないですか。 そこには居ますよ。たかだかパンツの布ごときでは全ての菌を止めることはできませんから、必ずいくつかの菌は外に出てるでしょう。 でもね >この鼻腔に付着した菌が免疫力向上に寄与するから積極的に一家団欒でオナラをせよ こんなことで免疫力向上しませんからw
お礼
正直、推測ではなく事実を教えていただきたかったのですが、専門家としてのご意見はやはり貴重に存じます。ありがとうございました。
補足
できれば、実験(?)してみていただきたいのですが……。正確を期すために、青木先生からのご回答の一部をそのまま引用させていただくことにします。 > 空中の放屁による細菌捕集は、エアーサンプラー > を使用します。 > サンプラーの中に培地を入れ、これにより細菌を > 培養します。通常の空気中の細菌と放屁後の空中 > 細菌を比較すればよいのです。 しかし、モンダイなのは、すでに述べたとおり、青木先生は着衣なしでの放屁についてしか調べられていないということです。これでは「裸で一家団欒」になってしまいます。 免疫力向上については、http://www.salaryman-style.com/health/ikinokori/kin.html にも同様なことが書かれていますが……。 No.3 への「補足」で「浮揚」と書いてしまいましたが、もちろん「浮遊」の誤りです。すみません。
すみません、訂正です。 20>0.2マイクロメートル です。 それから、専門家じゃなくて一般人でお願いします。 失礼しました。
補足
普段、私が着ている下着のパンツとズボンを光にかざしてみると、肉眼でもあきらかに隙間だらけでした。 問題は、「エアロゾル」が布の織り目の隙間を通過するのかどうかです。だったらどうだと、ツッコまれても困りますが……、不潔恐怖症という心の病があります。極めて微量でも不潔かもしれないと気になって生活が成り立たないような人たちです。映画「アビエーター」でも描かれたようですが、ハワード・ヒューズはその典型だったそうです。その人たちにこのことを教えたら、どうなるのでしょうか。放屁するたびに入浴して着替えるようになるのでしょうか。しかし、就寝中など放屁が意識されないこともあるそうです。
数ヶ月前に「トリビアの泉」でこんなのが「ガセビアの沼」に沈められていました。 『トイレットペーパーを何枚重ねても、大腸菌は通過できる』 専門家によると、濡れていれば、トイレットペーパーの中の隙間を移動することは有り得なくもないが、乾いた状態の所を這って行く能力はないので、乾いたトイレットペーパーを通過することはできない、というのです。 参考になるかどうか分かりませんが。
お礼
その説は論理的には正しい。「何枚重ねても通過できる」は、何百、何千、いや無限大枚重ねても通過できるのでないと「真」ではないのだから。しかし、日常の実用(10 枚重ねでも使いすぎでしょう)を離れたリクツのためのリクツを主張したかったのだろうか。この点、私なんぞよりはるかに深く考察なさっている方がいらっしゃいます。 http://yssaw.at.webry.info/200506/article_1.html それにしても、「乾いた状態の所を這って行く能力はない」のがその論拠ならば、「ウイルスは一般的なマスクの織り目の間を通過する」(*)もやっぱりガセになるのだろうか。 (*)マスク着用で吸引するウイルスを減らす効果はあるそうです。 ――ともあれ、興味深い説のご紹介、ありがとうございました。
補足
《 世の中には、さまざまな実験をしている人たちがいるもので、普通のトイレットペーパーを重ねてお尻を拭いたときに、何枚目の紙まで菌がついているのか、調べた結果がある。(中略) 紙でお尻を拭くときには、手でギュッと押さえつける。実験ではその圧力も計算して、紙を重ねて圧力をかけたところに人工ウンチ汁を落としていき、紙一枚ずつ菌がいるがどうか見ていく。その結果は、じつに三六枚目にしてはじめて菌の姿が見つからなかったというものだ。》(前掲書 p.42) に真っ向から対立しそうな説ですね。でも、糞便には水分が多く含まれるから、実は対立しないのかもしれません。なにしろ、シロウトの私には分かりません。 ご紹介の説が正しいとすると、排便後の手洗いは衛生的にはあまり意味がないということになりかねませんが、念のため、手を洗っておくことにしましょう。
- pokopen1536
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No.1363234 質問:異説・おならは汚い? 質問者:trivialist1969 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1363234 の回答のURLが参考になるかと思います。
お礼
ありがとうございました。
補足
その質問者は私です。(^_^; トリビアルな質問で恐縮ですが、このモンダイにケリをつけられないと、落着かないのです。世界中のどこかにご存知の方がかならずいらっしゃると思うのですが……。 実験(?)していただけなくても、何か参考になりそうな情報を引き続き求めたいと思います。なにとぞ、よろしくお願いいたします。
お礼
腸内細菌はエアロゾル化した水滴に付着していることが考えられるとのご指摘、たいへん参考になりました。というのも、http://en.wikipedia.org/wiki/Flatulence に Aerosolized particles of feces are also present in flatus, though in miniscule amounts. と書かれているのを発見したからです。(ただし、私は英語は苦手です。)
補足
すみません、大事な点を書き忘れました。放屁前と後でそれぞれ空中浮揚菌を捕集して比較されたそうです。