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米国産牛肉12月に再開される予定

info4foodsの回答

回答No.13

 牛のエキスとかご指摘の加工品は、今回の再開交渉の対象ではないと思います。  以下は、厚生労働省と農林水産省が、食品安全委員会に問い合わせをした時の文面です。牛肉と内臓に限定されています。ご指摘の加工品は含まれていません。したがって、それらの商品は、牛肉が再開したとしても輸入はされないはずです。  http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/05/h0524-2.html  ところで、これも誤解を恐れずに言うと、貧富の差で手にいれられる品質に差がでるのは、普通によくある話です。でも食べものの場合、安いからといって甚大な危険をはらんだモノが売られてはたまったもんじゃありません。そんな品質は論外です。そんな事のないように食の安全の監視・管理を、規制という方法で政府は行っているわけです。  だから、どれをとっても基本的には安全なものなんです。そしてその土台のうえに、品質による価格の差があるわけです。価格の差は安全の差ではありません。  ところでまた、貧富の差は、賢さの差でもありません。  車を好きな人が予算の中でベストの車を買おうとすると、沢山悩みますね。どうして、食べものに対しては、いきなりすべて政府の信用問題に摩り替えたりするのでしょうね。  無数にある食材を毎日のように選ぶのに一体どれだけ勉強したり情報を集めろっていうの?という反論が聞こえそうですが、自分や家族の健康は、車より大切です。    遺伝子の型と感受性の議論ですが、食品安全委員会がまとめた報告書の14ページくらいにまとめられています。感染しやすさではなくて発症しやすさですね。  http://www.fsc.go.jp/sonota/chukan_torimatome_bse160913.pdf  さてイギリスでは、摘出された盲腸などを任意に調べたところ3800件(うろ覚え)くらいの異常プリオンの蓄積を持つ人が見つかったという報道もありましたね。あまり意味のあるレポートとは思えませんが強引にいうと、発症しずらいプリオン遺伝子を持つ人が多いイギリスでも感染者は多い、、、とか、感染するかしないかは遺伝子の違いによる差はない、、、と邪推できます。  そこで、感染するかしないかは遺伝子の型には関係ないんだとして、前述の報告書の14ページの計算式から40%と90%という係数をのぞいて、感染するリスクを計算してみます。  そうすると、BSE発見以前の日本で、日本人が感染するリスクは、報告書でいう0.1人よりも、さらに小さかった(ほとんど半分)という結果が導かれます。    次に、故意に腎臓に炎症を起した感染ラットの尿から異常プリオンが発見されたという件ですが、似たような研究に、感染させたネズミの肝臓に故意に炎症をおこしたら、その肝臓からやはり異常プリオンを発見したというものもあります。  じつは、炎症が起きたときに特異に生産される免疫物質があります。その物質に異常プリオンがのっかって体内を巡るという説があります。基本的にはどちらの研究も、その説を裏付けたものです。そして、その説を応用して特定の羊の群れでスクレイピーが発生するという謎に一つの答えを示唆したというのが尿から発見の話です。(尿で検査ができるとか、食物連鎖によって自然全体に汚染が広がって、、、という事にまで拡大できるような研究ではないと思います。)  一方、腸管から異常プリオンが吸収されるときには、体内で鉄分を運ぶ役割をする物質に、異常プリオンが便乗して吸収されるという説を裏付ける研究結果が発表されています。鉄分補給がもしかして、異常プリオンの蓄積を急激に遅らせることができるかも・・・といいます。  また、異常プリオンは神経細胞だったら、どこでもくっついてしまうということではなく、ある特異の部分にくっつくので、それをブロックすれば異常プリオンの蓄積を回避させることができるかも・・・ともいいますね。薬の開発の一つの道です。ハッカの成分というのは、初耳でした。  以上3は、過去のnature.comの記事からです。ニュース紙面を派手に飾りませんが、変性ヤコブ病やヤコブ病の治療に向けた研究というのも、実は数多く存在しています。横槍をいれるようで恐縮でしたが、バランスのとれた判断材料になるかもしれないと、乱暴ですが列挙しました。  あと変わったところでは、日本の某菓子メーカーは、異常プリオンを分解する酵素を生成する細菌を持っていて、研究を進めているはずです。また、日本の製薬メーカーでは、アメリカの企業と協同で薬の開発に着手しています。  また日本で21と23ヶ月齢でBSEと診断された牛を使って、その牛の感染性テストが行われています。2003年から続けられていますが、まだテストは陽性をしめしていません。もともと、通常のBSEとは違う型の異常プリオンの痕跡が認められたのですが、それでもBSEと認定したという経緯があります。だから研究者の間では(1)それはBSEではない (2)餌などから感染したのでなく人間にもあるように、自然発生のBSEではないか、というような見方も根強くあります。    最後に、ミドリ十字などの問題ですが、政策の失敗は、関係者を処分し対策を実行して終わります。しかし、そもそもこの問題の根っこは、「エイズへの恐怖」だったはずです。権威者などは何も学んでいないのか、と憤る方々は多いのですが、日本は先進国の中でもエイズ感染者が未だに増加傾向にあるのも事実です。恐怖を怒りでやり過ごしてしまったのでしょうか?!権威者も学んでいませんが、国民も学んでいないのかもしれませんね。

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質問者

補足

仮に将来BSEに発症した日本人が多数でたとして それは知力(危険を知る能力)がなかったからだ! と一言でかたずけてしまってよい問題なのでしょうか?例えるなら多数の人が歩く道に国家が落とし穴を仕掛けたとしましょう その穴に、はまった人が国家に対して文句を言っても 国家は「落とし穴があるだろうと危険を察知する能力がない人が悪い」といってるようなもんじゃないでしょうか?誰かか将来危険に陥るであろう 事柄を仕組んでおくことは 国家として王道といえるのでしょうか?

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