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グレアムさん

賢明なる投資家のグレアムさんの株式選択の基準は、 (1)適切な規模 (2)財務状態が良い (3)過去20年間、継続的に配当がある。 (4)過去10年間、赤字決算がない (5)一株当たり利益が、10年間で3分の1以上伸びている (6)株価が純資産価値の1.5倍以下 (7)株価が過去3年の平均収益の15倍以下 ですよね?この中に、バフェットさんの言う「ROEが十分に高い」という基準が無いみたいですが、それは何故ですか?

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回答No.1

私なりの考えを書いて見ますね。 1.グレアムの考え方 グレアムが主張した株式投資理論はどちらかというと大きく株で儲けるというより株のリスクを見極め、損をせずに堅実に収益を得るという内容のほうが大きいと思っています。 その代表的な考えが世に言う「ネットネット株」理論です。株価(企業の時価)が正味流動資産(流動資産-負債)の2/3以下の株を買いなさいという考え方です。これは企業の清算価値を元にした株式銘柄選択の方法ですが、これこそまさにグレアムの主張する「安全域」を十分とったリスクの少ない投資法です。1ドルのものを40セントで買うという表現でもよく紹介されていますね。 2.バフェットの考え方 グレアムの弟子であったバフェットは師匠の理論を発展させ、企業の財務諸表に基づく銘柄選択だけでなく企業の将来性、成長性、市場独占力などいわゆるマーケティング要素を含めた考えを導いていますね。 グレアムもバフェットも共通するのは割安株を選択するということで、割安ということは同じ利益を得るなら元手は少ないほうがいいということです。ROEはまさに企業の純利益と株主資本(=資本-負債)の比率ですからROEが高いということは収益効率が高いということで割安株選択の中でバフェットは特に重視した項目ですね。 バフェットはコカコーラやジレットなどの消費者独占企業を特に好んでいますよね。過当な競争や値下げ要求にさらされること無く、いつでも収益が安定し、結果、株価も上昇基調にあるという特徴を持っています。これらの企業は同時にROEがとても高く、割安株選択理論の延長線上にあるものといえると思います。 バフェットの理論は師であったグレアムの考えを更に発展させ、企業の収益力をROEという観点から検討するというやり方をしています。ですからグレアムの考えにROEが出てこなくても別にそれは不思議な話ではなく、バフェット理論の特徴と思って解釈すればいいんじゃないかと思います。 (余談) 9/11の選挙後の株価はどう変動するんでしょうね?結果によって大きく上がったり、または下がったりするんでしょう。こういうときグレアムの「賢明なる投資家」に書いてある銘柄選択をしておけば、どっちにころんでも大きく損はせず、そこそこの利益は出すことができると思います。 結局、グレアムが説いているのは株で堅実に利益を上げるためのエッセンスなんですね。(バフェットのそれは大きく儲けるためのコツだと思います。)

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