ATC(自動列車制御装置)について
ATC(自動列車制御装置)についての質問です。
ATCとは、従来の線路上にある「青・黄・赤」のランプ式信号に代え、運転席に「許容速度」という形の「信号」を設け、基本的に運転士はその許容速度の範囲内で走行すればよく、万一許容速度を超えたら、自動的に減速又は停止する仕組みだと理解しています。
ところで、昨日(2007/11/6)付けの読売新聞夕刊に、こんな記事が掲載されていました。
●京浜東北線で快速と勘違い、新橋で100mオーバーラン
6日午前10時25分ごろ、東京都港区のJR新橋駅で、京浜東北線大船発大宮行き普通電車(10両編成)が、停止位置を約100メートル行き過ぎ、緊急停止した。
電車はホームまで後退しようとしたが、後続の電車が近づいていたため、次の停車駅の有楽町駅まで進んで乗客を降ろした。乗客約500人にけがはなかった。
JR東日本によると、男性運転士(45)が新橋駅を通過する快速電車と勘違いしていたためという。電車が減速しないことに気づいた車掌が、非常ブレーキをかけ、停車させた。
このトラブルで同電車など2本が最大7分間遅れ、約1000人に影響が出た。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071106i405.htm
京浜東北線といえば、山手線と同様、最新式のATCを導入しているのではなかったのでしょうか?
もし、冒頭の私のATCに対する理解が正しければ、この新聞記事のケースでは、新橋駅での出発信号(?)は、いわゆる「赤」(=許容速度0km/h)にはなっていなかったのでしょうか?
もし「赤」(=許容速度0km/h)になっていたとしたら、例え運転士が「快速」と間違えて、ホームに突っ込んで行こうとしても、自動的に停まるはずだと思うんですが。
ATCにおいては、それぞれの停車駅において、入線した電車が停止するまでは「赤」になっていないのでしょうか?
つまり、1つ先の閉塞区間に電車がいない限り「黄又は青」で、あとは定刻を待って出発、ということなのでしょうか?
それから、もう1つ関連質問を。
線路上のランプ式信号機であれば、駅間停車時にはその赤信号の手前で停車すればよいのですが、ATCで駅間停車する場合の停止位置はどこなのでしょうか?少なくとも運転席から前方を見る限り、停止の目安などが判別しないのですが。
お礼
ありがとうございます