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原核生物の転写と真核生物の転写
こんばんは。真核生物の転写はスプライシングの過程を受けるため、エキソン-イントロンの遺伝子構成により、同じ遺伝子から複数の蛋白質生成が可能であるそうですが、原核生物の転写にはスプライシングの過程がないので、一つのmRNAからは一種類のタンパク質しか合成できないのですか。
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真核生物の場合はエクソン(E)とイントロン(I)が混ざっていますよね。 あるタンパク質をコードする遺伝子があったとするとその中には EIEIEIEIEIEI→EEEEEE→翻訳へ スプライシング となります。 しかし、原核生物の場合はイントロンがないので当然スプライシングという作業もありませんね。 ただ、ひとつのmRNAからひとつのタンパク質を合成するかというとそうでもありません。 原核生物の場合は遺伝子がオペロンという構造を作っていて、ひとつのプロモーター(P)が複数の遺伝子の転写を制御しています。 つまり プロモーター-遺伝子1-遺伝子-2遺伝子3 という具合に並んでいて、mRNAも遺伝子1-遺伝子2-遺伝子3という具合に並び、タンパク質も3種類合成されます。 有名なのでは大腸菌のlacオペロンがありますので、教科書などで調べてみてください。 たいていの遺伝学や分子生物学の教科書に載っています。
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- kinshi77
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回答No.1
原核生物の場合、一本のmRNA上に複数の遺伝子の情報を持つmRANを作ったりしま す。これによって一挙に複数の酵素を作ったりして、なかなか効率のよい蛋白合成 の戦略を持っています。
質問者
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。納得できました。