- 締切済み
気孔率とは何ですか?
Umadaの回答
- Umada
- ベストアンサー率83% (1169/1405)
食品でなく、材料科学の世界で気孔率とおつき合いしている者です。食品の世界での気孔率はちょっと定義が違うのかも知れませんので以下の説明が勘違いだったら申し訳ありません。 どうも気孔率の定義式がそれで正しいのか気になります。単に密度の逆数を百分率で示しているだけのように思えます。 「気孔率」というと通常は文字どおり「どのくらいアナポコが空いているか」を表す数字で、通常は「気孔が占めている空間の体積/その物体の(気孔を含めた)全体積」として定義されます。下の図をご覧下さい。 気孔率0%=完全に密に詰まっている ■■■■ ■■■■ ■■■■ ■■■■ 気孔率12.5%=一部に気孔がある ■■■■ ■○■■ ■■■■ ■■○■ 気孔率を出そうと思ったら、100%密に詰まっている状態での密度(真密度などと呼ぶ)が必要です。 sami-さんはロールパンの実測から体積÷密度×100で500%との値を出しておいでですが、完全にぎゅうぎゅうにつまったロールパン(もはやパンと言えないが)の密度そのものが、もし最初から0.2しかないとすると、500%という数字が出ても「気孔は全く存在しない」という結論になります。 一方、ぎゅうぎゅうのロールパンの密度が1.0なら「本来なら体積138cm3で138gあるはずが27.6gしかない、ということは全体の80%が気孔である」ということになって結論が違ってきます。 まとめますと V その物体の体積 d その物体の真密度(ぎゅうぎゅうにつまった状態での重さ÷体積) m その物体の重さ として V×d・・・密に詰まっていると仮定した場合の重さ m・・・しかし、現実にはこれだけの重さしかない ですので m÷(V×d)・・・詰まっている部分の割合(体積比) (1-m÷(V×d))・・・スカスカの部分の割合(体積比) 最後の(1-(m÷(V×d)))が気孔率です。パーセントで表すなら100を掛けてください。 sami-さんが最初に書いておいでの「気孔率」でも、その物体がどの程度密かスカスカかを表すおよその指標にはなります。(前述のように真密度が関係しますので厳密な数字にはなり得ませんが、真密度の同じものなら気孔の存在を表す目安になります。例えば2種類のパンのどちらがフカフカかを数字から判定できるわけです。ウズラ卵とロールパンは直接比較できません) *上記の議論では空気の主さを無視しています。また本来であれば「質量」と表記すべきところを「重さ」と書いています。
関連するQ&A
- 気孔率について教えてください!!
学校で調理学実験の授業で、ロールパンの重量、体積を求めました。 実験で出た値を使い、“ロールパンの気孔率を求めよ。” と言う問題に対し、気孔率は出たのですが、“気孔率”って何ですか? 何方か教えてください! かなり急いでます! お願いします!!
- 締切済み
- 栄養・サプリメント(健康)
- 物体の密度測定についておしえていただきたいです。
物体の密度測定についておしえていただきたいです。 重量を測定した物体をガラス瓶やメスシリンダーにいれて、そこに液体を注ぎ、増えた水位分を物体の体積として、もともとの重量を得られた体積で求める方法で問題ないでしょうか? アルキメデスの原理をつかった代表的な方法ですと、液体中の重量を測定する方法のようなのですが、それができません。 また用いる液体は、水ではなくエタノールを用いるのですが、この密度はどのようにかかわってくるのかわかりません。 よろしく御教示願います。
- 締切済み
- 物理学
- 水の体積弾性率について
水の体積弾性率はよく2.2 GPaとして用いられているようなのですが,この値はどのような式にどのような値を入れて求められたものなのでしょうか? また,密度が分かれば海水にも適用することができますか?
- ベストアンサー
- 物理学
- アルコールの密度、屈折率について
実験で、メタノール水溶液、エタノール水溶液のピクノメータでの密度の測定、及びアタゴlr屈折計での屈折率の測定を行いました。 このとき、 (1)エタノール水溶液とメタノール水溶液で密度が異なるのは何故か。 (2)エタノール水溶液とメタノール水溶液で屈折率が異なるのは何故か。 (3)メタノール水溶液が濃度0wt%(純水)、20wt%、40wt%、50wt%、60wt%、80wt%、99.9wt%のときのそれぞれの屈折率を測定し、縦軸に屈折率、横軸に濃度をとってグラフを書いたら、上に凸のグラフになりました。何故か。 このようなことを実験の考察で書きたいのですが、、文献がなかなか見つかりません。インターネットでどんな文献を調べるといいか、分かる方いらっしゃいましたら教えてください。お願いします。
- ベストアンサー
- 化学
- 発泡素材の熱伝導率を計算する方法
PVC(ポリ塩化ビニル)発泡材の熱伝導率を計算で出したいと考えています。 今手元にあるデータは PVC(発泡していない状態) 密度:1350 kg/m^3 比熱:0.24 kcal/kg℃ 熱伝導率:0.2095 W/mK 空気 密度:1.293 kg/m^3 比熱:0.241 kcal/kg℃ 熱伝導率:0.0241 W/mK 体積比は0.13:0.86(PVC:空気)で発泡した状態のPVC材の密度は200kg/m^3となっています。 全くの素人で的外れな質問かも知れませんが,実験式や簡易式のようなものはあるでしょうか。 よろしくお願いします。
- 締切済み
- 物理学
- アルコールの密度、屈折率
実験で、メタノール水溶液、エタノール水溶液のピクノメータでの密度の測定、及びアタゴlr屈折計での屈折率の測定を行いました。 このとき、 (1)エタノール水溶液とメタノール水溶液で密度が異なるのは何故ですか。 (2)エタノール水溶液とメタノール水溶液で屈折率が異なるのは何故ですか。 (3)メタノール水溶液が濃度0wt%(純水)、20wt%、40wt%、50wt%、60wt%、80wt%、99.9wt%のときのそれぞれの屈折率を測定し、縦軸に屈折率、横軸に濃度をとってグラフを書いたら、上に凸のグラフになりました。何故ですか。 教えてください。お願いします。
- 締切済み
- 化学
- クントの実験のヤング率
クントの実験で、試料棒を摩擦して発生する棒中の縦波の速さV、その試料棒の密度p、ヤング率Eの間に、 E=pV^2 という式が成り立つようなのですが、物質ののびにくさを表すヤング率を何故このような式で表すことができるかわかりません。どなたかご教授願えないでしょうか。よろしくお願いします。
- 締切済み
- 物理学