キムタクドラマは誰のせい?
今、いろいろと話題のキムタクドラマ「南極大陸」のことを考えてて、ふと疑問に思ったので質問します。
キムタクが出るドラマ、弁護士でもレーサーでも総理大臣でも宇宙戦艦の砲術士でも、何をやらせても茶髪のイケメン青年が
「ちょおま、待てよ。マジでいやマジで」と言ってるイメージがあります。
それはそれとして、ここで疑問に思ったのは「いったいこれって誰のせい?」ということです。
キムタクが出るのでキムタクが・・・と思うのですが、キムタクはあくまで(この場合は)俳優であり、脚本に基づいてセリフを喋っているに過ぎないと思うのです。
ではキムタクにマジでマジでと言わせている脚本家が悪いのか?と思えば、ドラマ制作の総責任者は監督であり、いくら脚本家が脚本を書いたとしても監督がこれは酷いと思えば現場で却下できると思うのです。
では監督が悪いのか?と思えば、監督もスポンサーの意向を無視してドラマ作りとかはできないのではないか?と思うのです。
どういうことかと言えば、スポンサーが「せっかくキムタクを使うんだから、他の人とは違うセリフを。キムタクらしいセリフを言わせろ」という指示が飛んでいるのではないか?と思うのです。
ではスポンサーが悪いのか?と言えば、スポンサーはあくまで一般視聴者が観たがるであろうものを観せているだけ。キムタクにマジでマジでと言わせれば喜んで番組を観る視聴者がいる・・・。
まあ、さすがに最後のは違うと思います。そこまで言うなら「みんなが悪い」「時代が悪い」「社会が悪い」って話にもなり、話が広がりすぎて収拾がつかなくなります。
第一、少なくとも私自身はキムタクに面と向かってドラマの中でマジでマジでと言ってくれって頼んだ覚えはありませんし、おそらくは誰も頼んではいないと思います。
けど、じゃあいったい誰が悪いのさ?って考えると最初に戻り、思考がループしてしまいます。
実際にドラマの作成という視点で、誰に責任があるのか、少なくとも誰にあると考えられるのかを教えていただけたらなと思います。
よろしくお願いします。
お礼
ありがとうございました。大変参考になりました。