- ベストアンサー
減数分裂について
わたしは中3です。 理科の授業で減数分裂を習ったのですが、なぜ減数分裂をするのかが分かりません。 質問検索で減数分裂についての回答がありましたが、難しくて理解できませんでした。易しく答えてもらえると嬉しいのですが…。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私達の体の構造や特徴は、遺伝子にコントロールされています。このため、みんなが同じ遺伝子を持っていれば、みんな同じ体になってしまいます。 たとえば、私が暑さにとても弱い体質で、みんな私と同じ遺伝子を持っているとすると、地球が暑くなったときにみんな同時に参っちゃうことになります。 こうならないために、生物は個体ごとに微妙に遺伝子を変えて、色々な特徴を持てるようになりました。貴方と親や兄弟でも、よく似てるけど全く同じにならないのは、このためです。これを、多様性と言います。 100%お父さんの遺伝子を受け継げば、子供もお父さんと100%同じになってしまいます。だから、お父さんから50%、お母さんから50%ずつもらって、遺伝子をミックスすることで、我々は多様性を獲得しています。 貴方に自分の子供ができるとき、あなたも同じように自分の50%だけを子供に伝えます。100持っている遺伝子のうち50だけをどうやって子供に伝えるのか。。。そのために必要なのが、減数分裂です。 まとめ なぜ減数分裂するのか。 答えは、 遺伝情報を半分だけ伝えるため、です。そうする理由は、多様性を獲得したいからです。
その他の回答 (3)
- Kenji63
- ベストアンサー率60% (3/5)
大変良い質問です。生物は何故減数分裂をして、子孫に遺伝子を伝えるのか。何故減数分裂をしないといけないのか。これは誰にも答えられない問題です。 でも現実に有性生殖をする生物は減数分裂をして雄性配偶子、雌性配偶子を作り、受精によってもとの体細胞と同数の接合体を作るのです。生物に雄、雌が分化したのはいつ頃でしょうか。生命が誕生してから40億年も経っています。核を持つ生物は18億年前に誕生しているそうです。12億年前に植物と動物が分かれそれぞれ別の進化の過程を経て現在に至っています。 原始的な動物のゾウリムシは、有性生殖と無性生殖を繰り返しています。そのあたりから勉強をしてみて下さい。生きていくのに快適な条件下では、無性生殖をしても子孫が残せますが、環境が悪いと全滅します。有性生殖で遺伝的な能力の幅を広げておけば、悪い環境下でも生き残ることが出来るのです。そのようなときに遺伝子を組み換えて変異の幅を広げる手段が減数分裂ー組み換えー有性生殖という仕組みで、自然が発明した大変有意義な仕組みなのです。 以上のような深い意味と長い生物の進化の過程で生み出された仕組みですから、これからゆっくりと勉強して、減数分裂の仕組みを解き明かして下さい。いろいろとこれまでの研究の結果が教科書にかかれていますが、本当のことはまだほとんど分かっていないのです。生命の不思議を解き明かすのは若い君たちの番です。
- Jinjim
- ベストアンサー率24% (81/332)
精子と卵子が合体して子供が誕生します。染色体の数がそのままだと、子供は親の2倍に、孫は4倍に・・・、倍倍に増えていってしまいますね。 親と子供の染色体の数が一緒になるように、減数分裂します。2分の1足す2分の1イコール1。 これでわかっていただけましたか?
- edf
- ベストアンサー率21% (47/222)
全員が同じ特徴しか持たないと、 一種類の病気や、気候の変動で全滅する可能性が出てきます。 体細胞分裂する生き物は、 全滅に対抗する手段として「数」を増やしています。 減数分裂する生き物は、 父・母の特徴を半分ずつ受け継ぐ事で 弱点が一つにならないようにして 全滅してしまうことを避けようとしています。 例えば、寒さに弱い父と、寒さに強い母から生まれた子が 寒さに強い子と弱い子、半々であれば とても寒い冬が来ても半分は確実に生き残れるわけです。 その結果、寒い地域では寒さに強い人が、 暑い地域では暑さに強い人が生き残り、増えていきました。 それがまた、生物の進化に繋がっていくわけです。