外国人が日本人の人と結婚した場合

質問

外国人が日本人の人と結婚し、日本国籍になった場合には年金はどうなるのでしょうか？

日本国籍になった時（例えば３０歳で）から払えば、受給年齢になったら満額貰えるものなのでしょうか？

回答No.1

tokimekisyarousi · ベストアンサー

この質問での年金とは老齢基礎年金（国民年金）のことと解釈して回答します。

結論から言うと満額は無理です。受給額は払った月数（被保険者期間といいます）によって決ります。
もし、質問者様のケースで満額支給を認めてしまったら、国内で３０歳から払っている人との公平性に欠けます。

質問にはありませんが、
外国人が４０歳で日本にきて６０歳までの２０年間、国民年金を払い続けた場合、受給資格期間の２５年を満たさず年金が受け取れないかというと、そうでもないんです。
条件にあえば、日本にいなかった期間を合算対象期間としてくれます。合算対象期間とは、年金額算定の基礎とはしてくれませんが、受給資格期間の計算にいれてくれる期間です。（カラ期間といいます。額に反映されないので、空（カラ）という意味です）
この制度を使い、合算対象期間を加えて受給資格期間を満たせば、老齢基礎年金は受給できます。
勿論、額はそれなりになりますが。

尚、外国人が日本国籍になる・ならないは年金に関係ありません。年金を考える上では、日本国内に住所があるかどうかで判断することになります。

回答No.2

noname#11476

まず、
>外国人が日本人の人と結婚し、日本国籍になった場合には年金はどうなるのでしょうか？
婚姻で自動的に国籍取得とはなりません。
配偶者ビザはもらえますが、国籍取得は帰化の手続きをして認められたら晴れて日本国籍取得となります。
この時には本国の国籍は放棄することが求められています。（日本は二重国籍を認めていないため）
配偶者であれば帰化はしやすいという話はあります。

もう一つ大事なことは、は日本在住であれば国籍にかかわらず国民年金加入義務（厚生年金や共済年金なども同様）があります。
ですから外国人であっても日本に居住する限りは加入しなければなりません。

一方外国に居住している場合には、日本国民も任意加入です。つまり加入してもしなくてもよいということです。
ただカラ期間といって、日本国民が海外に居住している期間は受給資格要件の２５年に含めることが出来ます。

ここで、外国籍の人の場合ですと、外国に居住している場合には国民年金には加入できません。（たとえ日本人と婚姻していてもだめです）

もし帰化して日本国籍を取得すれば、それ以降は海外居住期間は任意加入期間になりますので、加入することもできるし、加入しなくても受給資格要件に含めることは出来ます。

>日本国籍になった時（例えば３０歳で）から払えば、受給年齢になったら満額貰えるものなのでしょうか？
日本に居住している場合はそもそも居住を開始したときから加入が必要ですが、２０才を超えて訪日、たとえば３０歳から日本に居住した場合には３０歳から６０才まで加入し、受給額は満額よりは１／４少ない金額となります。
（満額は４０年／４０年ですが、加入年数が３０年／４０年のため）

なお、一部の海外の国とは日本との間で年金加入期間の相互条約を結んでおり、互いに母国の加入期間を他方の加入期間に参入できる仕組みなどがありますので、そのような国の出身であればトータルで満額という可能性はあります。今のところ条約締結したのはイギリス、ドイツ、アメリカですね。フランスはまだ協議中のはず。