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本が読みたいのです。
本を読む事が大好きです。どちらかというと一人の作家を読み尽くしてしまいます。村上春樹のあの世界、小川洋子の淡白な重さ、読んだ後はしばらくぽっーとしてしまいます。フィクションで、ゆるい別世界のような小説を教えてください。学生時代は中原中也の詩に夢中になっていました（でもマンガも好きです）。
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村上春樹が訳したフィッツジェラルドはお読みになりました？ ２冊あると思うのですが、１冊目の「マイ・ロスト・シティー」、 まだそんなに訳は巧くないのかもしれませんが、素敵な作品ばかりです。 （中公文庫） 時間を軽く飛び越えてしまって凄いのは尾崎翠かしら。 ちくまのちょっと分厚い文庫の 「ちくま日本文学全集 尾崎翠」なら手に入りやすいと思います。 この人は、硬質なんですよ。 水晶やトパーズ、オパールのような感じがします。 山田詠美さんを始め、日本の女性作家って割と湿度が高い魅力の方が多いような気がする（といえるほど読んでませんけど(^_^;)）のですが、かなり異質です。 （あ、デュラスとかコレットもウェットだなあ。日本に限らないや） あと、児童書なんですが、石井桃子さん訳のエリナー・ファージョン 「リンゴ畑のマーティン・ピピン」（岩波書店）もお勧めです。 児童書なのに、全編恋物語。 なんていうか、モリスやバーン＝ジョーンズの絵に さまよいこんでしまったような、 花や果実の香りに満ちた森に誘い込まれたような感じになります。
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- nana_nana
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私は「山田詠美」が好きなんです。 官能小説という評価が先に出てきがちですが、心理描写が好きです。 「放課後の音符（キーノート）」というのがあるのですが、オリーブ に学生向けで書いていたものの短編集です。 初めてならサラッと読めると思うのですが。 ちなみに私はお約束のようですが、ハリポタにもハマりました。 ミヒャエル・エンデ（モモを書いた人。果てしない物語も）も、いい！ でも、求めてるのは、こういう世界じゃないのかなあ。 私にとっては「ゆるい別世界」なんですが・・・・・。 一意見として参考程度に。 詩といえば銀色夏生さんにもハマりましたねえ。
お礼
こんにちわｎａｎａ＿ｎａｎａさん 私も「山田詠美」の表現が好きで、作品はいくつか読みました。 中でも特に「風葬の教室」にはびっくりしました。 うまく言えませんが彼女の手の広さというか、感性にやられました。 描写もさることながら、リズム感が群をぬいて素晴らしいな、と思いました。 「放課後の音符」はまだ読んでいません。新潮文庫で見かけたような気がしますので、さっそく読んでみますね、ありがとうございます。 私も友人に銀色夏生さんの詩集（文庫本だった）を借りて読みました。 写真と言葉のからみは、何回読んでも飽きなかったです、 その頃はまだ１０代で、なんだかドキドキしていました。 最近、私の周りにはあまり本を読む人がいなくて、このような話に遠ざかっていましたので、 ｎａｎａ＿ｎａｎａさんのご回答、嬉しかったです。
- kobutatyan
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こんにちわ。 「宮本輝」さんの小説は如何でしょう？ 映画化された「優駿」を書いた人です。 “海辺の扉”あたりは如何でしょう？ 作品自体は多数あります。（文庫本でも出ています。）
お礼
こんにちわｋｏｂｕｔａｔｙａｎさん。 「優駿」の映画はちらっと観たことあるのですが、原作の方を注意して見ていませんでした。私は本屋さんによく通うので、名前は何となく記憶にあります。 「海辺の扉」ですね。まずはその作品から読んでみようと思います。 さっそく今日、会社帰りに本屋にゴー！あっーーーたのしみですっ、ありがとうございます！
- kasmat
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古いですが、谷崎潤一郎なんてどうでしょう。昔の日本の話ってそれだけで、ゆるい別世界といえない事もないです。「細雪」なんて読むうちにどんどん引き込まれます。耽美な世界ですよ。文章も文句無くうまいし。
お礼
ｋａｓｍａｔさん、ありがとうございます。 名前はとてもよく聞きますが、今まで読んだ経験はありません。難しいのかも・・と構えてしまって。でも、ｋａｓｍａｔさんのご回答に寄ると、なんだかまどろんだ世界に突入できそうな、読み終えた後にも充実感が漂いそうな・・・、想像するとにんまりしてしまいます。斜め前には課長がいるというのに・・・。
お礼
ｂａｉｂａｎさん、こんにちわ。 村上春樹訳の本はまだ一冊も読んだことはありません。なぜかいつも後回しにしてしまっていました。「マイ・ロスト・シティー」さっそく読みます。 ｂａｉｂａｎさんのアドバイスはとても魅力的です。尾崎翠もまだ手にしたことありませんが、たくみに伝わってきました。今まであまり触れたことのない本にとても興味が湧きでてきます。私、本屋の児童書コーナーが大好きで、よく立ち読みします。味わい深いものがほんとうに多いです。素敵なおはなしをありがとうございました。