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「海辺のカフカ」にでてくる図書館にはモデルがあるの?
「海辺のカフカ」に登場する四国の図書館(甲村図書館、だったと思いますが)にはモデルがあるのでしょうか?読んでいて、行ってみたいと思っています。小説の中の図書館には、根津の朝倉彫塑館や金沢の大樋美術館のような印象を勝手に抱いています。
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残念ながら、モデルはなく、村上春樹氏が「勝手にこしらえたもの」だそうです。 「少年カフカ」(参考URL参照)という本があって、「海辺のカフカ」の読者と村上春樹氏とのメールのやりとりがまとめられているのですが、その中で村上春樹氏自身が以下のようにおっしゃっています。 ---以下引用(「少年カフカ」58ページより)--- 甲村記念図書館はもちろん実在します。というのは嘘です。実在しません。僕が勝手にこしらえたものです。すみません。なにしろ勝手にこしらえるのが好きなもので。 僕は何かそういう場所を作ると、細部をどんどん補強していきます。たとえば佐伯さんの執務室の机がどんなかたちをして、そこにどんなものが載っているか、そういうことについて何ページだって書くことができます。目の前にありありと思い浮かべることもできます。そういう情景が現実の情景よりも強いリアリティーを持ち始めます。小説を書くことの喜びって、そういうものなんです。 というわけで、甲村図書館は僕の頭の中には実在しますが、実際には実在しません。みなさんの頭の中ではいかがでしょう? ---引用終わり---
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- haming12
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こんにちは。 私も「甲村図書館」行ってみたいです! 回答になっていませんが、個人のかたのページでイメージ写真として載っています。
お礼
素敵なサイトをご紹介いただきありがとうございます!ひとまずサイトにあった図書館や日本民藝館などに足を運んでみたいと思います。
お礼
orbさん、ありがとうございます。 村上さんの説明も素敵じゃないですか!どんどん「勝手にこしらえて」もらいたいですね。小説を読む、って、作者の頭の中をのぞくことみたいなものだな、と思いました。「少年カフカ」も買いですね。