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最大公約数

2つの正の整数をA、Bとし、AをBで割ったときの商をQ、あまりをRとすれば、A、Bの最大公約数はB、Rの最大公約数に一致するのはなぜですか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tarame
  • ベストアンサー率33% (67/198)
回答No.4

AとBの最大公約数をGとすると A=Ga,B=Gb(a,bは互いに素)とおけます。 R=A-BQ=Ga-GbQ=G(a-bQ) よって、RとBはGを公約数にもちます。 ここで bとa-bQが公約数g(≠1)をもつとすると b=gb',a-bQ=ga'(a',b'は互いに素)とおけます。 a=ga'+gb'Q=g(a'+b'Q)となり aとbが互いに素であることに矛盾します。 よって、bとa-bQは互いに素であることになります。 ゆえに、GはRとBの最大公約数となります。

その他の回答 (3)

回答No.3

厳密にはNo.1さんやNo.2さんの通りで、内容的には同じ様なことですが、数式をあまり用いない形で説明すると、 今、   A=BQ+R となっているので、   A と B の最大公約数を求める ということは、   BQ+R と B との最大公約数を求める ということになります。 この2つの数 BQ+R と B を見ると、 右のBの約数は、左の BQ+R の中のBQの部分の約数に必ずなっています。・・・(i) ですから、Bの約数の中で、Rの約数にもなっているものがあれば、(元々(i)より、BQの約数にもなっていますから、)それは BQ+R の約数、すなわちAの約数にもなっています。 つまり、BとRの公約数は、BとAの公約数になっているのです。 だから、BとRの最大公約数も、BとAの公約数になっています。・・・(ii) 逆に、BとAの公約数は、B と BQ+R の公約数ということですから、Rの約数にもなっていないといけません。(Bの約数は、BQの約数になっていますから。) つまり、BとAの公約数は、BとRの公約数になっているのです。 だから、BとAの最大公約数も、BとRの公約数になっています。・・・(iii) ゆえに、(ii)と(iii)より、BとAの最大公約数と、BとRの最大公約数は一致しないといけません。

回答No.2

AとBの最大公約数をg,BとRの最大公約数をg'とします. まず,AとBはそれぞれgで割り切れるので,ある整数a,bによって A=BQ+R=ag B=bg という形に書くことができます.この時上の式は R=A-BQ=ag-bgQ=(a-bQ)g と変形できるので,Rもgで割り切れます.よって,BとRはともにgで割り切れるのでgはBとRの公約数であるとわかります.この時点ではまだgがBとRの「最大」の公約数g'と一致するかどうかはわかりませんが,これより少なくてもg≦g'であるとわかります. 今度はBとRに注目します,上と同様にBとRはそれぞれg'で割り切れるので,ある整数r,b'によって R=A-BQ=rg B=b'g' という形に書くことができます.この時上の式は A=BQ+R=b'g'Q+rg=(b'Q+r)g と変形できるので,Aもg'で割り切れます.よって,AとBはともにg'で割り切れるのでg'はAとBの公約数であるとわかります.これだけではg'がAとBの「最大」の公約数gと一致するかどうかはわかりませんが,少なくても今度はg'≦gであるとわかります.ところが,これは先程とは逆の関係であるので,両者がともに正しいためには実はg=g'であったとわかります. この命題はユークリッドの互除法と呼ばれるもの原理を示した定理です.この定理のおかげで任意の2つ(以上でもいいですが)の数の最大公約数や最小公倍数は簡単に求めることができます.

  • masa072
  • ベストアンサー率37% (197/530)
回答No.1

AとBの最大公約数をαとすると、A=αm、B=αnとなります。但し、(m,n)=1 AをBで割ったときの商がQ、余りをRとすると、 A=BQ+R が成り立ちます。今、A=αm、B=αnより、 αm=αnQ+R もし、R=αpと書けない、つまりRがαを公約数に持たないならAはαを公約数に持たない。よって、Rはαを公約数に持ちます。 あとは、(nQ,p)=1を示せばいいことになります。 αm=αnQ+αpより、 p=m-nQ (m,n)=1より、(m,nQ)=1。また、(nQ,nQ)=nQ。よって、(nQ,p)=1 よって、AとBの最大公約数はBとRの最大公約数となります。

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