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えびす様について

この間、島根の親戚と話をしていて、 西宮神社(兵庫)のえびす様と美保神社(島根)のえびす様の出自が違うということを知りました。 西宮神社のえびす様は、伊邪那岐と伊邪那美の第一子で葦の船に乗せて海に流され、 鳴尾の浜で漁師に拾われて云々という伝承があります。 つまり、西宮のえびす様は「蛭子(ひるこ)」のことなのですが、 美保神社のえびす様は事代主のことだそうなのです。 事代主が、なぜ、えびす様として祀られているのか、ご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えください。 また、他にえびす様に関する面白い話がありましたら、書き込んでいただければ幸いです。 よろしくお願いします。

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noname#118466
noname#118466
回答No.1

エビス様は七福神のひとつで唯一日本の神様(他はインドと中国伝来の神)として 川や海に近いところで祭られています。水辺を好む神に弁才天があります。こちらはヒンドゥ教の河川を司るサラスバティが中国経由で仏教と共に日本へ伝えられたといわれます。エビス様は唯一日本の神といわれますが、伝承を分析するとやはり外来の神の可能性があります。古代日本国家が各地の豪族とその神々を整理統合して納得性のある話にしたのが古事記などで今に伝わる神話なので、現代人から見ればストーリに矛盾や無理があるのは当然です。 エビス様には3-4つの起源説があるようです。(一般には1.と2.の二つ)(下記URL参照) 1.蛭子尊説 2.少彦名神説 3.事代主神説 従って出自は違ってもどちらもエビス様です。ひとつの神が二つの顔をもつ場合、 神話解釈上は、一般に征服民族と被征服民族の似たような属性をもつ異なる神を後世に合体した結果と見られます。エビス様の原型は出雲の国譲り神話まで溯れると思われますので正確な解釈は難しいと思います。二つの出自があるで納得するしかなさそうです。

参考URL:
http://www.ffortune.net/spirit/zinzya/kami/yebisu.htm
-yuko
質問者

お礼

早速回答してくださって、ありがとうございます! 「征服民族と被征服民族の似たような属性をもつ異なる神を後世に合体した結果」 というご意見は、とても参考になりました。 昔の神様っていろいろと難しいですね(^^;) それから、参考URLのホームページ、すごかったです。 ここまで研究なさっている方がいらっしゃるんですねぇ。 このホームページを探索して、いろいろと勉強してみます!

その他の回答 (2)

  • monaka32
  • ベストアンサー率21% (12/56)
回答No.3

面白い話ではく、不気味な話ですが 諸星大二郎:六福神 妖怪ハンターシリーズ 上記コミックに「エビス」に関する話が出てます。 海の漂着物を「エビス」として祀るのですがそれが 不気味な人魚や溺死体(うげー)とか

-yuko
質問者

お礼

回答ありがとうございます! 水死体を祀るというのは、怖いですね。。 でも、海からきたモノ=えびす様、という構図で祀っているのかな…と思いました。 一度、本を読んでみます!

-yuko
質問者

補足

約3ヶ月、回答を募集いたしましたが、これ以上集まらないようなので、 締め切らせていただきます。 回答を下さったお三方、ありがとうございましたv

  • ekubo
  • ベストアンサー率31% (29/92)
回答No.2

 私が聞いた話では、事代主は別名「イビシツヌ」と言ったそうで、イビシ→エビスと変化し恵比寿様とされたそうです。また、父親の大国主は、音読みすると大国が「ダイコク」となるため、大黒様と習合したそうです。

-yuko
質問者

お礼

貴重なご意見、ありがとうございます! 事代主の別名が「イビシツヌ」というのを初めて知りました。 発音が似ていたり、発音しにくかったりすると違うものと習合されてしまうのですね。 それに、七福神や大国主との関係もかなり強いようですね。勉強になりました!

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