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ビタミンC誘導体ってそもそも?

アクエアから発売された「薬用ビタミンCウォーター」その他の美白の化粧品で,たまに目にする「ビタミンC誘導体」ビタミンCはまあわかるんですけど,誘導体,これいかに?人間は体内でビタミンを作ることが出来ない生き物だと聞いたことがあるんですけど。これが嘘なんでしょうか?あたしの聞き間違いなのでしょうか。それとも,体の中にあったビタミンCをかき集める物質なのでしょうか・・・。誘導体と呼ばれるゆえんは何ぞ,そしてどうやって誘導しているのでしょう。他の物質にも誘導体あるんでしょうか。そもそも,誘導しているのかしら。どなたか,詳しく教えてください・・・。

noname#2041
noname#2041

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

「誘導体」という言葉ですが、一応化学の分野での専門用語です。 ある物質(分子)の一部分のみが変化したものを、 元の物質の誘導体である。といいます。 ビタミンC(アスコルビン酸)そのものは空気中では比較的簡単に 壊れてしまいます。(酸化されてしまう) そこで、体の中にはいる前にはアスコルビン酸そのものよりも 安定な誘導体にしておくのです。 人間の体の中ではこの誘導体からアスコルビン酸に 変化させることはできますから、結果として アスコルビン酸そのものを摂取したのと同じになるのです。

noname#2041
質問者

お礼

ありがとうございます!素人の私もバリバリ理解できました!わかりやすい説明どうもありがとうございます!これで安心して夜眠れます!

noname#2041
質問者

補足

文を呼んでふと思った事だったのですが,では,逆にビタミンCを含んでいるものは,ビタミンCが逆に酸化して時が経つとビタミンCが減少してしまう心配があると言う事でしょうか。そういう場合は逆に酸化させない工夫とかを施していると言う事でしょうか?C1000武田とか,ハイチオールCとかのビタミンCを含んでいるものは,ほうって置くとC1000じゃなくてC0になっちゃうんでしょうか・・・?

その他の回答 (6)

  • rei00
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回答No.7

  ペ-パ-薬剤師の rei00 です。  チョット慌てて回答したので混乱させちゃったかも知れませんね。申し訳ありません。若干補足いたします。  あ,その前に。MiJun さん,私この分野に関しては,とても専門家どころか,経験者というのも恥ずかしいです(ですので,一般人です)。ただ,全くの一般人でもないので,あえて「ペ-パ-薬剤師」と名乗っています。 > ビタミンC誘導体って,飲んじゃったらどこで作用させるかって > わかんないから,その意味なくなりますか?  すみません,混乱させた様ですね。私が書いたのは一般論で,ビタミンCには当てはまらないです。  ビタミンCの場合は,抗酸化活性を期待して,酸化防止剤として食品に添加されたり,飲み物に添加されたり,ご質問の様に化粧品に添加されたりしていると思います。  化粧品の場合は,塗った局所で作用させる事が目的ですし,飲む場合は全身的に作用する事を期待しています。  したがって,いづれの場合も,「特定の場所で作用させるための誘導体化」は必要ないわけです。このため,先の回答では「一般論としてお聞き下さい」と書いたのですが,紛らわしかったようですね。  この「特定の場所で作用させるための誘導体化」が種々検討されている代表は「抗癌剤」です。「抗癌剤」の場合,特定の場所(癌細胞)で作用させないと,ひどい副作用に繋がりますので,様々な検討がされています。  ついでですので,MiJun さんが ANo.#4 でお書きの事についても若干説明しておきます。 > 1.活性の増強(吸収を高める以外でも)  元の化合物(MiJun さんお書きの「マザ-コンパウンド(母化合物)」)よりも,強い作用を持ったものを作るのはご理解できると思います。その他に,以下の2~4を行なう事で,活性を増強させる場合もあります。 > 2.活性の持続  飲んだ化学物質(薬物)は肝臓で代謝分解されたり,腎臓から尿中へ排泄されたりします。誘導体にする事で,これらの過程を遅くすると,体内に活性な薬が長時間留まることになり,活性が持続されます。 > 3. 活性発現部位のコントロール(DDS)  これについては,上記の抗癌剤が良い例ですが,癌細胞に対する抗体を抗癌剤にくっつけることで,抗癌剤を癌に集積させ,副作用なく抗癌効果を発揮させる事(ミサイル療法と言います)が検討されています。  MiJun さんお書きの「製剤的な技術」としては,あまり適当な例ではありませんが,「腸溶剤」があります。酸性で不安定な薬の場合,胃酸で分解されないように,酸性で安定でアルカリ性(腸内)で溶けるカプセルに入れたりします。 > 4.副作用の軽減(マザーコンパウンドより)  化合物として副作用の弱い誘導体を探索する場合はもちろんですが,上記の「2.活性の持続」や「3. 活性発現部位のコントロール」を行なう事で副作用を軽減させる場合もあります。例えば,活性が持続する場合は,飲む薬の量が少なくてすみますので,副作用が減ります。また,活性発現部位をコントロ-ルできるという事は,作用部位に薬を集められるという事です。そのため,副作用が減らせます。  いかがでしょうか。化粧品やビタミンCからはチョット離れましたが,基本的な考え方は同じだと思います。  

回答No.6

(MiJunさん、rei00さん。お久しぶりです。  今後とも引き続きよろしくお願いします。) No.1の補足に対する回答です。 ビタミンの量がゼロになるかどうかはわかりませんが、 空気中で放置しておくとその量が減るのは確かだと思います。 しかし、一般に誘導体はその母体となる化合物よりも分子量が 大きくなるため、同じ重さで比較したときには有効性が 落ちてしまいます。(合成直後の状態で比べて。) そうなると、新規化合物として食品添加物などの承認が 受けにくくなり、商品化しにくくなるようです。 (聞きかじりの知識です。)

noname#211914
noname#211914
回答No.5

MiJunです。 >副作用が起こらないということでしょうか・・・? #4での回答はrei00さんの回答を受けて、一般の薬剤(開発)に関するものです! 「ビタミンC誘導体」に関しては、「からだの科学」あるいはその参照文献が詳しいです。手元にないので不確かな記憶ですが、副作用問題より薬効(効果・活性)の持続等が開発の主眼ではなかったかと・・・・? >マザーコンパウンド 薬剤(医薬品)開発の初期段階での「母化合物(出発物質)」のことです。例えば、ビタミンC誘導体では「ビタミンC」です(細かい(薬効)分野ではあるビタミンC誘導体である場合もあるかもしれませんが・・・?)。 説明がへたなので、可能であれば公立図書館等で「からだの科学」をご覧になってください。少し専門的で分かりにくい点は飛ばしても・・・・。 ご参考まで。

noname#211914
noname#211914
回答No.4

MiJunです。 専門家のrei00さんの一般論の補足(?)です。 1.活性の増強(吸収を高める以外でも) 2.活性の持続 3. 活性発現部位のコントロール(DDS) (誘導体というより製剤的な技術、rei00さんの作用のコントルールと同じ) 4.副作用の軽減(マザーコンパウンドより) これらの中で1の例は少なく、4の例が多いのではないでしょうか・・・? ご参考まで。

noname#2041
質問者

補足

ご丁寧に補足して頂いてありがたいです。ふーむ,皆すごいなあ何て思いながら,ちょっと質問です。四番の,副作用の軽減,何だか気になりました。マ,マザーコンパウンド?誘導体より人間の体内でビタミンCに変わるために体が自らの分泌物と認識し副作用が起こらないということでしょうか・・・?マザーコンパウンド・・・。かっこいい響きなんですが,は・・・はて・・・?ごめんなさい,教えてください。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.3

   ペ-パ-薬剤師の rei00 です。inorganicchemist さん(お久し振りです。回答再開を楽しみにしていました)の回答に若干補足いたします。  「誘導体」については inorganicchemist さんがお書きの通りですが,なぜ誘導体化するかは幾つか理由があります。今回の化粧品中のビタミンCには,あまり当てはまりませんが,一般論としてお聞き下さい。  一つは inorganicchemist さんがお書きの「安定性を高めるため」です。その他に,MiJun さんの参考 URL のペ-ジにある様に,「吸収を高める」目的の場合もあります。また,「体内のどこで作用させるかをコントロ-ルする」目的の場合もあります。  

noname#2041
質問者

お礼

体内のどこで作用させるかをコントロール・・・。ははあ,すごいですね・・・。ためになります・・・ありがとうございます・・・。お礼に書いちゃってあれなんですが,ビタミンC誘導体って,飲んじゃったらどこで作用させるかってわかんないから,その意味なくなりますか?

noname#211914
noname#211914
回答No.2

inorganicchemistさん(オーストラリアからお帰りなさい!)の丁寧な回答がありますが、一例として以下の参考URLサイトでしょうか? 「ビタミンC誘導体の科学」 ◎http://www.shiseido.co.jp/s9809bhk/html/bhk03033.htm (持続型美白ビタミンC) ◎http://www.nippyo.co.jp/m_karada/ (からだの科学) このページからバックナンバー217号で「特集:ビタミンサプリメント」があり、「ビタミンC誘導体」も記載があります。 ご参考まで。

参考URL:
http://www.hcn.zaq.ne.jp/shin/log/p.htm
noname#2041
質問者

お礼

ホームページ見させてもらいました。詳しい説明が載ってて満足です。ありがとうございます!

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