• ベストアンサー

利己的な遺伝子

何かの本で読んだ動物の行動の話です。 子ザルの世話をしているメスは発情しないので、群れのオスザルがそのメスを発情させるために(自分の遺伝子を残すために)、子ザルを殺すことがある。 何の動物か忘れましたが、自分の複数の子どもの生命が同時に脅かされた場合(生命の危機に遭遇した場合)、早く成体になれるほうの個体(つまり年長の方)を優先して助ける。 どの本で読んだのか忘れてしまいましたが、「自分の遺伝子を残すため」という説明がされていたような気がします。理論として納得はできるのですが、あまりにも理が勝ちすぎていて「本当なのだろうか?」という思いを持っています。 このような事例は一般化して考えることができるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • OMP
  • ベストアンサー率23% (132/553)
回答No.1

リチャード・ドーキンスですね。 彼が言っているのは「説」でしかありません。 他にも色々な説があります。 自分の遺伝子を残すため ではなく 自分と同じ種を残すため を第一に考える説があるのですが、私はそちらを支援してます。 ちなみに質問者さんが読んだ本は、竹内久美子さんの本ではないですか? あの人の本はとても面白くて好きなのですが、鵜呑みにできないなぁと感じます。

kotsuauzodehi
質問者

お礼

なるほど、そうかもしれません。 今手元にないのですが、竹内久美子さんの文庫本を読んだ記憶はあります。 そのときの私の感想も「おもしろーい。でも本当なのかな?」でした。 「自分の遺伝子を残すためではなく、自分と同じ種を残すため」という考え方は、(うまく説明はできませんが)説得力があるような気がします。 回答、ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • ats_29
  • ベストアンサー率0% (0/4)
回答No.4

自分の遺伝子ではなく、自分に近い遺伝子なのかもしれません。たとえばアリは巣の中に女王が1匹しかいません。まわりのアリはその女王のために、言い換えれば女王が生む子供のためにだけ働いています。これは高校の生物の知識でも計算できるのですが、自分が子供よりも女王の子供(自分の兄弟)のほうが自分と同じ遺伝子を受け継いでいるからです。こういったことを適応度をあげるための行動と言うみたいです。 ある程度進化した生物では適応度を上げようとするみたいですが、ウイルス(生物とはよべませんが)などは自分の遺伝子を増やすためだけに存在するのではないでしょうか。 結論として、進化の段階にもよりますが生物は一般的に自分の遺伝子、あるいは自分と似た遺伝子を残そうとすると思います。

kotsuauzodehi
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 何となくわかるような気がしないでもないけど、アリの説明の部分がよくわかりません。 「自分の子供よりも女王の子供(自分の兄弟)のほうが自分と同じ遺伝子を受け継いでいる」という理由の部分はわかるのですが、なぜそう言える様な状況が起こるのかがよくわかりません。 もしよろしければ、教えていただけると助かります。

  • ranx
  • ベストアンサー率24% (357/1463)
回答No.3

遺伝子自体に意志がある、あるいは個々の生物が遺伝子を意識して行動していると 考えることには無理があると思います。 ただ、注意しておく必要があるのは、現在生きている生物は、どれも何十億年という 長い淘汰の歴史の中で、消えることなく残ってきた生物種だということです。 個々の局面を見れば、遺伝子を残すように行動した生物も、そうでなかった生物も いたでしょう。ただ、遺伝子を残さなかった生物の子孫は、現在生きてはいないのです。 遺伝子を残す行動を取るようプログラムされた生物の遺伝子が残りやすいのは当然です。 そう考えるなら、質問にあるような生物の行動も納得できるのではないでしょうか。 ただし、どのような行動が遺伝子を残す上で有利かということは、環境や個々の状況との 関係もあって、一概に言い切れることではありません。ある状況下では遺伝子を残す上で 有利な行動も、別の状況下では不利になることもあります。様々な条件を潜り抜けて、 たまたま残った遺伝子が次世代の生物の行動をそれなりに条件づけていくのだと思います。

kotsuauzodehi
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 自然淘汰ですね。 でも、ふと思ったのですが、「遺伝子を残す行動を取るようプログラムされていない生物」なんているのでしょうか???

  • ita-roo
  • ベストアンサー率24% (54/225)
回答No.2

このような事例は他の動物にもよく見られるようです。 サルの類は全般的にやるようですし(特にチンパンジーはオスにしたがって夫婦そろって子を殺すそうです)、ネコ科の動物も全く同じことをするはずです。 犬も、出産時に奇形児が混じっていると食い殺したりします。 で、No.1さんが言及されてる「自己そのもの」と「同種」どちらを優先するかについては、個人的には、ある範囲のゆらぎの中で状況次第で優先順位が変わるのだと思っています。

kotsuauzodehi
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私の常識を元にした判断では、特殊な事例のように思われるのですが、実際にたくさん報告されているんですね。意外です。 「ある範囲のゆらぎの中で状況次第で優先順位が変わる」というのもすごく説得力があります。 ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 登山時のクマ対策

    登山中に動物に遭遇することはよくあると思います。 先日、鹿島槍に向かう途中の尾根で猿の群れに遭遇しました。 子猿を背中に乗せている猿もたくさんいて、感動しました。 ですが、途中、おそらく100匹以上の猿に周囲を囲まれてしまい、少々怖い思いをしました。 幸い、猿の群れは単に尾根を横切って行っただけで、特に何かされるようなことはありませんでしたが。 登山中の最も恐ろしいことの1つとして、クマとの遭遇があると思いますが、そもそも通常の登山道でクマに遭遇することってよくあることなんでしょうか? クマよけの鈴などはつけていますが、万が一クマに遭遇してしまった場合はどうすればよいのでしょうか? また、そうなったときのために何か準備しておくとよいものなどありますでしょうか?

  • 兄を大好きな事と私の遺伝子について

    理系女の大学生です。 私は以前から2つ上の兄が大好きです。 純粋に心から愛しています。 伝えたことはありませんが。 ただ、調べたら私は遺伝子学の法則に反していることになります。 兄妹は性別や姿形さえ違えど、遺伝子レベルで言えばほぼ同じ個体(数%しか違いがない)のようです。 同じ遺伝子が交わり1つの遺伝子に結合されると自然科学のルールに反しているため遺伝子が変形して異常なかたちの遺伝子になってしまいます。 そのためそのようなことは一部の動物を除いて決して起こることはないようにプログラムされています。 宇宙の森羅万象、正に神の意思に背くことになるようです。 磁石のSとSは離れるはずなのにくっつくということはありえないですよね。 しかし私の場合、自分が自分と同じ遺伝子の個体と交わりたいという欲求を持ち続けています。 遺伝子レベルで考えると、自分が自分自身と交わりたいと思うような変態思考と同じだそうです。 兄を他の誰にも渡したくないくらい強い気持ちがあります。 因みに私は自分のことを変態だと思ったことは1度もありません。 そこが問題なのかもしれませんが。 私はごく普通の家庭環境でしたが、 私という個体で考えると、脳に異常があるか、遺伝子に何か異常な箇所を保有しているのでしょうか。 それとも同じ遺伝子と交配したいという、ありえない現象はよくあることなのでしょうか。 私自身とても神経質なので深い話になってしまってすみません。

  • 遺伝子組み換え

    大学で生命工学について勉強しています。 レポート課題の一つに次のような問題が与えられました。 『今までにない全く新しい遺伝子組み換え動物を作ろうとしたとき、何を目的に何の動物に組み込みますか。 その結果どんな形質をもった動物が誕生するかを具体的に実現可能な範囲で答えなさい。』 ネットや本で調べたり、先生にも見てもらいましたが、いい考えが浮かびません。 どなたか、アドバイス、考えを教えてください。

  • 遺伝子頻度について教えてください。

    遺伝子の授業で、 例えばある集団に ++(優性)、+m(ヘテロ)、mm(劣性)とあるとき、 (1)その集団の大きさが小さければ小さいほど、mの遺伝子頻度が1または0になるのにかかる時間は短くなる。 (2)始めのmの頻度が大きいと、mの遺伝子頻度は1になりやすい。 というようなことを習いました。 ここで質問なのですが これらのことは両性個体(例えば線虫とか)でも成り立ちますか? 両性個体って自分のクローンを作るんですよね? で、交配もしないんだったら遺伝子頻度に関する(1)や(2)って成り立たない気がするのですが、どうなんでしょうか? それとも(1)や(2)が成り立つのに両性個体とかは関係ないですか? 教えてください。 お願いします。 (ちなみにある線虫C.elegansは、約0.5%の個体は交配を行うらしいのですが、これは無視して考えた場合の話です)

  • キイロショウジョウバエの伴性遺伝について

    キイロショウジョウバエの伴性遺伝に関してなのですが、「赤眼のキイロショウジョウバエのオスに、突然変異を誘発する化学物質を与えて野生型のメスと交配してF1を作った。F1のメスに赤眼のオスを交配したところ、白眼個体はオスだけに見られた。ただし赤眼遺伝子は優性で、白眼は劣性」と言う問題なのですが、突然変異を誘発する化学物質をを与えるとどうなるのでしょうか。 それと、解説の「F1(♀)の遺伝子系は赤眼の♂に突然変異を起こさせたXaYに赤目の♀であるXAXAをかけたものなので、XAXaかXAXAである」というところがよく分かりません。 それと話は変わりますが、光合成のところで出てきたのですが、乾燥質量とはいったい何のことなのでしょうか。 本には載っていなかったのですが。よろしくお願いします。

  • ショウジョウバエの遺伝(連鎖)

    植物とは違い動物の場合は連鎖の際にメスは組換えが起こり(不完全連鎖)、オスは組換えが起こらず完全連鎖ですよね。これは性染色体上の遺伝子についての場合であって、常染色体上の遺伝子の組換えについては植物同様、雌雄ともに不完全連鎖で考えてよいのでしょうか。 よく問題に「一般に遺伝子の連鎖が雄では完全で、雌では不完全である」と書いてありますが、この問題は翅や体色について問うているので、この場合は翅や体色に関する遺伝子は性染色体上にあることになるのでしょうか? それともショウジョウバエ(動物)の場合、どの遺伝子に関しても雌は不完全連鎖で雄は完全連鎖なのでしょうか?

  • ハムスターの匂い

    ゴールデンハムスターのオスメス1人づつと生活してます。(メスはキンクマ) 個体差もあると思うのですが、オスよりもメスの方が匂いがきついです。 オスはいつでも無臭です。メスは寝起きやヒートしてる時(発情してる時)が 小動物独特の匂いがします。 オスよりメスの方が匂いが強くなるとか言うのはあるのでしょうか? それとも単なる固体差か発情時の匂いとかなのでしょうか? 飼育環境は衣装ケース2個を並べてオスメス別々で飼育してます。 ちょっと気になったので質問させていただきました。 よろしくお願いします。

  • 核移植後の受精卵の遺伝子の働きについて

     最近、バイオテクノロジーに関する本を読んで疑問に思ったのですが…。  核移植では核を提供する個体(これをAとする)と、除核された未受精卵を提供する個体(これをBとする)は異なるんですよね。  遺伝子は核以外にミトコンドリアにも含まるといいますが、核移植された受精卵は、Aの核を持ちBのミトコンドリアを持っているのだと思います。  この場合、遺伝子の発現にはBのミトコンドリアの遺伝子は関与しないのでしょうか。もし関与するなら、できる個体はAそのものではないので、核移植の意義が薄れるような気がするのですが。それともそれは無視できる程度のものなのでしょうか。  

  • 野生のサルはわが子の死に対してどのように対処するか?

    お世話になります。 先日、ある動物番組で次のようなシーンをやっていました。 アフリカで野生のサルの群れに出会った。(サルの種類はよく覚えていません。キツネザルとかリスザルのような尻尾が長くて木の上で生活するタイプのサルでした) サルの群れは近くの村に向かった。この村ではこのサルを縁起がいい動物として時々えさをやっていたのだ。 サルは人々からえさをもらっていたが、そこに突如、大型のヒヒが乱入してきた。  ヒヒは自分の縄張りを主張し、サルたちに襲い掛かった。  サルたちは必死になって逃げ回りなんとか逃れることができた。しかし、母親にしがみついていた子ザルが母親から振り落とされ、地面にたたきつけられた。  ぐったりして動かない子ザル。即死のようである。母親はわが子が死んだことが理解できないのか、胸に抱きかかえ、あやしたり乳首を口に含ませたりしている・・・・。 放送はここで終わりましたが、この後どうなるのでしょうか? 母サルは即死したわが子の死は理解できないようでしたが、いつかは死を認識すると思います。 それはいつごろでしょうか? 遺骸が冷たくなったら? 遺骸が腐敗したら? もしかしたらずっと認識できず、干からびてミイラのようになったわが子をずっと抱き続けるのでしょうか?  お葬式はするのでしょうか? 人間のように興を唱えたり荼毘に付したりはしないでしょうが、家族そろって弔うような行動をとったり、土に埋めたりするのでしょうか?  野生の動物でも、老いた仲間や自分の親は自分より先に逝くということは(群れを形成する動物なら)ある程度知っていると思いますが、わが子が先に逝く、という経験はあまりないのではないかと思います。 このように野生動物が仲間(特に若い仲間)の死を迎えた場合の行動について教えてください。

  • 遺伝子ターゲティングについて

    遺伝子ターゲティング技術についていくつか質問です。 ・相同組換え(以後HR)を用いた遺伝子ターゲティングは1塩基レベルの改変が可能なのでしょうか? ・マウスにおいてはHR率が低く、HRが起きた個体だけを選択する方法が開発されて初めて遺伝子ターゲティングが可能になったようですが、本来のHR率と、手法確率後の成功率はどのくらいなのでしょうか? ・そうしたHR個体を選択する手法は、マウスにしか利用できないのでしょうか? ・その場合に、他の生物種ではどういった手法をとるのが適切なのでしょうか? 現在、自分でも色々と勉強しているのですが、考えがまとまらず、お助けしてもらえればと思います。> < 例えば、RNAiとトランスポゾンとHRを同じレベルで語っていいのか、結局、使う生物が違うから違う手法を使うのか、など少々混乱しています。 すみませんが、よろしくお願いします。