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四塩化炭素の分子量の測定
ume_pyonの回答
高校生でしょうか。懐かしい実験です。 しかし、ayappeさんがどのように実験、計算したのかわからないので、 「これが誤差だ!」とは一概に言いきれません。そこで、アドバイスを。 誤差の取り扱いは、レポートのベースラインですので、この際 「どうやって誤差を考察するのか」ってことを知っておくと、 今後のレポートが楽になりますよ! まず、どのような測定値(圧力、温度など)を使用して計算したのか、 そこから考えるとよいでしょう。 例えば、「測定した温度が27.3℃だった」としましょう。これは どこまでが信頼できる値か覚えていますか?27.2℃かもしれないし、 はたまた1℃読み間違えていて26℃かもしれないし。と考えると、 温度が変わると分子量はどれだけ変わるのか、面倒ですが求められます。 このようにして、測定した値全てについて、それぞれがどれほどの 誤差を持っていて、それが分子量にどう影響するのかを考えてみましょう。 ちなみに、もし微分積分学をご存知でしたら(知らなくてもいいのですが)、 誤差の伝播法則という演算により、分子量の誤差を計算で求められます。 その次に、実験の条件を考えてみましょう。例えば、最初に質量を測定したと 思いますが、そこには当然空気が入っています。つまり、「重さを測定した」 といっても、その重さは「四塩化炭素+空気」となっているのです。 この時点で、質量に誤差が含まれていますよね。 とまあ、実験操作を思い出しながら、どの操作で測定値がずれうるか、 そういったことを考えると、糸口がつかめるものと思われます。 誤差の取り扱いは面倒で、最初は躓きやすいものです。けど、 解析のコツがあるので、慣れてしまえば楽ですよ。 誤差には正解がありません。逆にいうと、自分が考えたものであれば、 間違えもないのです。それでは、がんばってください!
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