• ベストアンサー

楕円体上の最短測地線

地球上の二点の長さを手計算でやろうと思い立ってこの問題にぶつかりました。赤道半径と極半径に22kmの差があるので、地球を球とみなせば容易に計算できるのですが、かなりの誤差が心配されます。 とりあえずモデルとして採用しているのは、αをパラメータとして、 x^2+y^2+αz^2=1 であらわされる楕円体です。この楕円体上の二点の最短測地線を求めたいです。楕円体上の測地線が何で与えられるのかすら知りません。(2点を通る平面で切断した切断面なのかと想像はしているのですが)また、それらの中で最短の測地線を与えるものは具体的に計算できるのでしょうか?さらに最短測地線が求まったとして、その楕円弧長はやはり楕円積分となって初等関数では表せませんか? とりあえず疑問にしているのは、 ・楕円体上の任意の二点の最短線を求める方法 ということです。ご教示よろしくお願いします。

  • adinat
  • お礼率78% (245/312)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

楕円体上の二点を結ぶ測地線といえば、そもそも二点間の最短距離を結ぶラインです。 例えば地球儀上である二点間にゴム紐を渡してピンと弾いたときにゴム紐がそれを示してくれます。 ですからわざわざ「最短測地線」と名乗る必要はありません。 書籍でお薦めするのは、 「現代測量学 4 測地測量1」社団法人日本測量協会 の4章にお望みの様々な計算式が載っています。それぞれの計算式はステップが多くてとても引用することが出来ません。 2000km程度までなら多項式の近似式が一般的です。 地球規模になるとどうしても積分が関わってきます。 この本は日本測量協会創立30周年を記念して発行された物で、図書館で探していただくか(国会図書館には絶対あるはず)、日本測量協会に問い合わせてみてください。日本測量協会の本部や各地方支部には在ると思いますので。 さて、ある地点の経緯度からの方位と距離を与えて目的地の経緯度を求めるのが測地学の第1問題と呼ばれ、 二地点の経緯度から二地点間の距離と方位を求めるのが測地学の第2問題と呼ばれます。 この本のK.Hubenyによる拡張式(ガウスの平均緯度式に対する)これは2000km離れた地点に対する第2問題に有効なもので実際に私はプログラミングして使っています。 この計算式だと日本国内が対象だとほぼ問題無く使えます。 測地学の第1問題と第2問題共にサポートしている便利なサイトがあります。 http://www.arknext.com/utility/contents/gccj.html 手計算の結果と比べて検算に使えます。 このページはJavaScriptで記述されていますのでファイルに保存すればオフラインでも計算できます。 興味があればソースを熟読するのもいいかもしれません。もちろん著作権を守って。 測地や測量の世界では一般的に地球を楕円体で表す場合は赤道半径a と扁平率f で表示します。 現在の日本の測量法で採用されている楕円体は、  地球赤道半径 a = 6378137m  扁平率 f = 1 / 298.257222101 です。 測量法第11条 http://tochi.hourei.info/tochi12-3.html と測量法施行令第2条をご覧下さい。 http://tochi.hourei.info/tochi14-1.html 丸善発行の理科年表もお読みになられることをお薦めします。

adinat
質問者

お礼

お礼遅くなりました。ありがとうございます。確かに曲率一定ではないですが、楕円体は綺麗なんで測地線は最短線を与えるんですね。日本測量協会の本は大学の図書館に所蔵してあるみたいなのですが、別キャンパスにしかないみたいなので来週あたりにでも見に行ってみます。

その他の回答 (1)

  • Ryou29
  • ベストアンサー率11% (28/238)
回答No.1

Oblate spheroidal coords(扁平回転楕円体座標)を使うといいと思います。測地線は  d^2xi/ds^2 + sum(i,j,k)(C(i;j,k)dxj/ds・dxk/ds) = 0 で表せると思います。測地線の方程式。Riemann幾何学参照。(x1,x2,x3)は扁平回転楕円体座標系です。sは弧長パラメータ。  最短距離は   INT(si,sf:ds) で与えられると思います。線分素dsのsiからsfまでの定積分です。  難しそうですね。参考になればいいのですが。ご健闘を祈ります。

adinat
質問者

お礼

お礼遅くなりました。ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 第2種不完全楕円積分と楕円弧長

    第2種不完全楕円積分と楕円弧長 添付した画像はCASIO社の計算サイトで計算した結果の画像です。この出力数値は他の計算 ソフトでも確認を取っており、極めて信頼のおける正確な数値です。ほとんど真円に近い形状です。 楕円弧長=長半径*楕円積分値に当てはめて求めようとするとイメージが一致しません。 長半径=100とすると弧長は99.9885・・・。そんな筈はないですよね。どこが間違っている のでしょうか?

  • 地球楕円体の証拠

    地球は自転によって少し楕円になっています。今はまあ常識となっておりますが、これを証明する方法を教えてください。 参考までに、地球が楕円体であることを発見した人や時期、その方法、または赤道半径と極半径の測定方法なども教えてもらえると嬉しいです。 ジオイド面の測定により、結果楕円体に近かった、というのが一つの証明方法なのかもしれませんが、発見の経緯が逆(ジオイド面測定の方が後)だと思うので・・・

  • 楕円内の任意の点から楕円周までの最短距離

    長半径がaで、短半径がbである楕円内に、ランダムに点(座標X0,Y0)をプロットし、その点から楕円周までの最短距離をperlを使って計算したいと思っています。 最終的には、最短距離の分布がどのようになっているのかを求めたいと思っています。   この計算の結果は、細胞の形を楕円に近似したときに、特定の組織の位置がランダムな場所にあるのか、細胞の表面近くに存在する傾向があるのかを調べるためのコントロールデータとして使う予定でいます。   しかし、座標X0,Y0から、楕円周までの最短距離をどのようにして計算したらよいのか見当もつきません。計算過程は省いていただいても構いませんので、最終的にどのような式を使えば計算できるのか、教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 楕円の弧の長さ

    楕円の弧の長さを求める計算がわかりません。 b>a>0のとき、x²/a²+y²/b²=1この楕円を x=acosθ,y=bsinθを使って表した時、θが0からαまで動くときの楕円の弧Lの長さを求める時に、dx²+dy²を利用し、b>a>0のと仮定したので、1-(a/b)²=k² とおくことができ、そうすると楕円の弧の長さから  ∫√1-k²sin²θdθ・・・(1)  (√ のなかは1-k²sin²θ)という積分が登場するそうです。 変数変換をsinθ=t として、cosθdθ=dt,第一象限にある弧長を求める限りでは、 cosθ>0したがって、√1-sin²θdθ=dt (√ のなかは1-sin²θ) ここからの計算がわからないのです。(1)はtに関する積分として ∫√(1-k²t²)/(1-t²)dt (√ のなかは(1-k²t²)/(1-t²))となるそうですが、(1+kt)(1-kt)/(1+t)(1-t)としてみたり、 置換積分の説明を見たりしても、わかりませんでした。tに関する積分への、計算を教えてください。お願いします。

  • 地球楕円体における経線弧の長さについて

    公務員試験の地学の参考書で、 「緯度差1度の経線弧の長さは高緯度地方ほど長い。  例えば、緯度差1度離れた2地点の経線弧の長さは局付近では111.7kmに対し、赤道付近では110.6度で、高緯度地方ほど長い。 これは地球が楕円体である証拠である」 という記述がありますが、どうも納得いきません。 逆に低緯度地方ほど経線弧が長いような気がします。 実際に自分で絵をかいてみましたが、やはり低緯度地方ほど長くなっています。この絵の赤い部分のほうが、明らかに青い部分より長くなっています。 私の考えのどこが間違っているか、どなたかご指摘いただけないでしょうか?

  • 楕円体の慣性モーメントについてです

    長半径a短半径bの楕円体の慣性モーメントを求めたいです(原点が楕円の中心でx軸y軸z軸それぞれの慣性モーメントを求めたい) r^2dmの積分で慣性モーメントが求まるのでdmは楕円の媒介変数表示で表せる気がしますが、rはあらわしかたが想像できません 楕円体の慣性モーメントのもとめかたわかるかた教えてください

  • 地球の平均半径について

    地球を回転楕円体とみなすと, 地球の平均半径は,赤道半径をa,極半径b,平均半径をrとして r=(2a+b)/3 となり,これで地球の平均半径は約6371 kmになることが計算できるそうなのですが,この式は一体どのようにして導けるのですか?導出過程を教えて下さい.

  • 楕円の弧の長さ

    楕円の弧の長さ x = a cos(theta), y = b sin(theta) | ( 0 <= theta < 2pi) 点(a,0)から計った弧の長さsは0からxの区間の積分で s = integ (sqrt(1 + (dy/dx)^2) dx として計算できます。ここでsqrtは根を求める計算、^2は2乗、integは積分をあらわします。 と本に載っていたのですが、sの式がどうしてこのように決まるのかがわかりません。 dy/dx と 1のお互いの二乗を足して根をとっているので、ピタゴラスの定理を 使っているかと推測できますが、なぜ1とdy/dxから求まるのかの概念がわかりません。 よろしくお願いいたします。

  • 緯度経度の調べ方 及び 楕円体 について

    教えてください 2つの質問があります 地図上の特定場所の緯度経度を知るのに、map fanがその場所のURLが緯度経度になっていると聞きました この緯度経度は日本測地系でしょうか?世界測地系でしょうか? 基本的に世界測地系で調べたいのですが、他に方法はありますでしょうか ? また国土地理院測地部のHPで緯度経度から2点間の距離を測るプログラムが載っているのですが、その中で楕円体という項目で「GRS80」と「bessel」を選ぶ項目があります これは何でしょうか?(どちらが世界測地系?)

  • 楕円弧の方程式とそのx,yの最大値・最小値

    以下の設問について求め方と解を教えてください。 1.長半径a,短半径bの楕円弧を中心点を軸に角度θで回転した時の方程式。 2.その楕円弧のx,yの最大値・最小値。