• ベストアンサー

核エネルギーは何故すごいんですか?

核は何がエネルギーの源なのですか?  聞いたところによると、核分裂だからと聞きますが、物理を中学校以来学んだことがないので詳しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#25358
noname#25358
回答No.2

 端的にいうと、物質を構成する根本的エネルギーの一部をこそぎ取るので、「1gあたりから採取できるエネルギー量」が大きいのです。  たとえば、ガソリン1gをある方法で燃やしたときに生まれるエネルギーを、仮に1ジュールと仮定します。  核エネルギーの場合、同じ方法で燃やしても、10ジュールとか、100ジュールといった大きなエネルギーが得られるんです。  それというのも、物質を根本的に破壊するからなんです。  で、その副作用として、放射性物質といった危険なものも生まれてしまうわけですね。  放射性物質は、正しく管理されているうちは安全なもので、生活を脅かすことはありません。でも……現実はご存知のとおり。

その他の回答 (8)

  • spinflip
  • ベストアンサー率53% (28/52)
回答No.9

以前、似た質問をしたものです。 核反応のエネルギーの源ということですが、回答は「クーロン力の寄与が大きい」ということでした。クーロン力とは、いわゆる「静電気」のことです。日常生活では静電気など非常に弱い力しか出さないような気がしますが、力の強さは距離の自乗に反比例しますので、原子核のようなごく小さなものですと極めて大きな力を与えることになります。 原子核は、正の電荷を持った陽子同士を無理矢理くっつけた状態(核力という糊でくっついている)になっています。それを、ちょっとでも離す(糊をはがす)と、ものすごい勢いで反発し、四方八方へ飛び散ることになります。その際、膨大なエネルギーを放出します。その際同時に、他の皆さんの回答にあるようにアインシュタインの有名な式から、質量も軽くなります。 (参考URLは専門家の方の回答が多く、少し難しいかも知れません)

参考URL:
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=159287
  • Masye
  • ベストアンサー率23% (7/30)
回答No.8

質量(重さ)とエネルギーは、実は全く同じものなのです。 核のエネルギーは、原子を壊したりすることで、質量をエネルギーに変換します。 その時に出てくるエネルギーがとてつもなく大きいので、爆弾や、発電などに使われます。 ですから、ある原子の質量が少なくなるかわりに、莫大なエネルギーを得ることができるのです。

  • shiara
  • ベストアンサー率33% (85/251)
回答No.7

 まず、核分裂のエネルギーについて説明します。原子核が分裂すると、2つの原子核に分かれますが、分裂した際に解放されるエネルギーでそれぞれの原子核が大きな運動エネルギーを持ちます。しかし、周りには分裂していない原子がたくさんありますから、それらにぶつかってエネルギーを与えることで、全体として熱エネルギーへと変わります。これをマクロ的に見ると、ウランなどの核燃料が核分裂によって発熱することになります。この熱で水を蒸気に変えて発電するのが原子力発電です。  核分裂の際に解放されるエネルギーですが、これは元々原子核の内部エネルギーとして存在したものです。その正体は、原子核を構成する陽子と中性子(両方あわせて核子といいます)の運動エネルギーです。原子核のモデルとして、核子がぎっしり詰まったボールのような図がよく使われますが、実際のイメージは、コップの中に核子が入っていてそれぞれ勝手に動いている、という感じです。その核子のもっている運動エネルギーが、原子核の内部エネルギーとなります。核分裂によって、核子の持っていた運動エネルギーの一部が解放されて、分裂後の原子核の運動エネルギーになります。  このエネルギーの変化は、質量の変化として現れます。核子1個の質量を考えます。単独で存在する場合の静止質量をm0、原子核内に存在するときの運動エネルギーをT、ポテンシャルエネルギーをVとしますと、原子核内の質量mは、  m=m0+T/c^2+V/c^2 となります(cは光速度)。原子核を作っているということは束縛状態にありますので、運動エネルギーとポテンシャルエネルギーの合計はマイナスになります。したがって、mはm0より小さくなります。その差は原子核により決まっており、核分裂や核融合により解放されるエネルギーを計算するのに使われます。  次に核融合ですが、核融合のイメージは単純で、磁石をくっつけるときに運動エネルギーが生じるのと同じです。核子は、核力によってくっつこうとする性質がありますので、くっつくときにポテンシャルエネルギーが運動エネルギーに変わります。これが核融合によって得られるエネルギーになります。

回答No.6

 僅か1gの質量欠損について、100兆ジュールものエネルギーが発生するのは有名ですね。アインシュタインの相対論の中でもっとも有名な式です。  エネルギーをE、物質の質量をm、光速をcとすると、 E=m*c^2 となりますが、これを一つ一つの原子に適用してもそんな大したエネルギーは出ません。核反応がとてつもないエネルギーを出すのは、物質中に原子はとても多い数が入っているからです。(水素1g中に何と6.02*10^23個もの原子!!)  さて、エネルギーの発生には質量が変化すると言われますが、原子そのものが消えると考えるよりも、原子の状態が鉄に近くなればなるほど質量が小さくなると考えてください。ウランは鉄に向かって分裂することによりエネルギーを出し、水素は鉄に向かって融合していくことによりエネルギーを出します。(つまり、鉄より軽い元素は核融合、重い元素は核分裂となります。)重水素核融合では、この質量欠損(質量の減少)は全質量の1%にも満たないのですが、そのとてつもない原子の数により、巨大なエネルギー源となるのです。  本当に噛み砕いた説明なので、簡単にイメージするだけに止まってしまいましたが、ある程度はお分かりいただけましたでしょうか?

  • seyber
  • ベストアンサー率25% (33/128)
回答No.5

こんにちは。^^ 原子核を作る時、とんでもないエネルギーが必要なのだそうです。 (原子を融合しなければなりません) これをぶっ壊すと、その時必要だったエネルギーが逆に放出されるらしいです。 ただ、完全な原子崩壊では無く、半分に壊れたりする程度なので、 原子の持つ100%のエネルギーでは無いそうです。 原子1個の持つエネルギーはすさまじいみたいです。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.4

#3の者です。 ご参考に、以下の話を。 太陽のエネルギーは、水素と水素の核融合です。 あの莫大なエネルギーは、核融合によるものなんですね。 ・・・ですから「太陽光発電」は、核エネルギーですね。(笑) 核融合の産物としてヘリウムが出来ます。 ヘリウムという言葉は「太陽」という意味でして、実はヘリウムが最初に発見されたのは、地球上ではなく、太陽光のスペクトルからでした。 太陽にある元素と言うことで「ヘリウム」と名づけられたのです。 その物質が地球上にも存在するとわかったのは、その後になってからのことでした。

hirobump
質問者

お礼

へぇ89

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.3

核エネルギーは質量(重さ)が源です。 物の質量(重さ)がエネルギーに変わるのです。 これはアインシュタインが唱えた相対性理論における「質量とエネルギーの等価性」そのものです。 原子炉で起こる核分裂の一例を示しましょう。 235U + n → 94Sr + 140Xe + n + n (nは中性子) ここで、右辺の合計の質量は、左辺の合計の質量よりも小さいのです。 化学反応では、どんな反応でも、反応前の物質の合計質量と反応後の物質の合計質量は、常に同じです。 ところが核反応の場合は、そうではないのです。 質量(重さ)が減るのです。 アインシュタインの相対性理論により、この減った質量に光速の2乗を掛け算したものがエネルギーに変わります。 何も核分裂に限ったことではありません。 その逆もあります。 それを核融合と言います。 例えば、水素(重水素)と水素(三重水素)が核融合してヘリウムができる反応は 2H + 3H → 4He + n このときも、右辺の質量の合計は、左辺の合計の質量よりも小さいです。 その質量分がエネルギーに変わるのです。

  • disease
  • ベストアンサー率18% (1240/6708)
回答No.1

簡単に言うと原子を壊すと、その時ものすごい爆発(発熱)が起きるんです。 http://www.fepc.or.jp/hatsuden/genshi1.html ↑ここに書いてありますよ。

関連するQ&A

  • 核分裂エネルギー

     ”核分裂で発生するエネルギー”とは具体的に何かと知りたく思っています。核分裂とは何かについて調べて見ると ”分裂前と分裂後の物質の質量を比べると分裂後の方が少なく、減った質量がE=m(c自乗)のエネルギーとなる”とあります。  (その考えがあっているとして)実際にこの減った質量から変換されたエネルギーはどのような形で現れるのでしょうか?反応後温度が高くなる、ということから考えて、分裂後の物質の運動エネルギー(振動?)なのでしょうか?  また分裂時に発生するアルファ、ベータ線、中性子は物質でガンマ線は電磁波だと考えて良いのでしょうか?もしそうだとして原子炉内部で発生したガンマ線はどうなるのでしょうか?原子炉からはもれないと思うので原子炉の壁(あるいは水)にぶつかって熱(分子振動?)になるのでしょうか?  大変に初歩的な質問ですがよろしくご教授ください。

  • 核分裂のエネルギー源について

     原子核融合は、その際に起こる質量欠損により熱などのエネルギーを放出しますが、原子核分裂は、どのようにしてエネルギーを放出し、その熱エネルギーを原子力発電所などで利用しているのでしょうか。

  • 核についてです。

    核について質問です!! 1回の核分裂から発生するエネルギーは、およそ200MeV、 それに対して1回の核融合から得られるエネルギーは、およそ25MeVと言われています。 エネルギーの大きさが全然違うのに、 核分裂を利用した装置よりも核融合を利用した装置のほうが大きなエネルギーを発します。 どうしてでしょうか?? 教えてください。

  • 核分裂のエネルギー

    「核分裂によって分裂して出来る核種の質量は分裂前の質量より小さくなり、その質量の差がエネルギーとして放出され、その値は E=mc^2 で計算できる」ということは理解できるのですが、実際の数値を使った計算はどうしたら良いのでしょうか? エネルギーの単位、実際に減少する質量はどの位か(その単位)などを調べているのですが、検索エンジンでは見つかりません。 どなたか教えてください。

  • 核エネルギーとは???

    E=mc2の公式の意味は、正しくはわかりませんが、要するに「ほんのわずかな物質が膨大なエネルギーに転換されるんだよ」ということだと理解しています。 ところで、核爆弾が爆発したときのエネルギーとは、具体的にどんなエネルギーとして何にどう作用するのでしょうか?熱でしょうか、力でしょうか? 物理学にはうといもので、なるべく素人にわかるように教えてくださるようお願いいたします。

  • ウラン235が核分裂したときのエネルギーの計算

    分からな問題がありまして、質問お願いします。 ウラン235の原子1個が核分裂を起こすと、3×10^-11(J)のエネルギーを利用できる。 1Kgのウラン235が全て核分裂を起こした場合、利用できるエネルギーは何ジュールでしょうか? ※アボガドロ数6.02×10^-23とする。  

  • 原子核内における核子の運動エネルギー

    下記質問において、No.5(shiaraさん)の回答についてです。 質量欠損って何がなくなったの? http://okwave.jp/qa/q6607947.html shiaraさん、すみません、他の方が参照しやすいように全文掲載させてもらいます。 ____________________________________________________________________ 原子核は、陽子と中性子が集まって出来ています。これらはしっかり結びついていてまったく動かない、というものではありません。核力のポテンシャルは井戸型をしていて、陽子と中性子は、井戸型ポテンシャルの中で自由に動き回っていると考えられます。したがって、陽子と中性子は、運動エネルギーを持っています。これを原子核の外から見ると、原子核の質量は、陽子と中性子の質量の他に、陽子と中性子の持っている運動エネルギーから来る余分な質量を持っています。この余分な質量と運動エネルギーの関係は、よく知られているE=mc^2となります。 核分裂によって原子核が2つに分裂すると、それまで陽子と中性子が持っていた運動エネルギーの一部が、原子核全体の運動エネルギーに変わります。原子核全体としての運動エネルギーが増えるということは、温度が上昇するということです。これが原子炉で発生する熱となります。核分裂した後の原子核は、その原子核を作っている陽子と中性子の運動エネルギーが減っているため、原子核としての質量が減ることになります。これが質量欠損です。 ____________________________________________________________________ [質問1] 分裂前の原子に対して分裂後生成された原子では、原子核内の陽子と中性子の運動エネルギーが減るのは何故でしょうか? 核分裂生成物は結合エネルギーが強いため、陽子と中性子が動きづらくなるからと解釈してもいいのでしょうか? [質問2] 下記Wikipediaに、「自由な陽子と中性子を融合させると、その結合エネルギーに相当する約2.2MeVのガンマ線を放出することが知られている。」と記述されています。 これは、結合エネルギーの束縛により減った陽子と中性子の運動エネルギーが、2.2MeVのガンマ線として放出されたと理解してもいいのでしょうか? 質量欠損 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%AA%E9%87%8F%E6%AC%A0%E6%90%8D

  • 核について

    太陽などの恒星のように核融合反応、 原子力発電のように核分裂反応、と いう風に核が分裂したり、融合すると 大きなエネルギーが得られるのはなぜですか? 是非、教えて下さい。

  • 核エネルギーの起源

    短距離力の核力が外れて、核分裂のエネルギーが吹き出す際の、 エネルギーの起源は何でしょうか。 p-pのクーロン力 か、あるいは フェルミエネルギー か、 どちらが効いているのか知りたいと思います。クーロンは、 1/rですが、E_F~k_F^2~1/r^2なので、もしかしたら、 E_Fなのかなあ、と思っているのですが、専門家の方、教えて 下さい。 もう一つ、質量欠損mc^2は全てガンマ線の分だと思って良いのでしょうか。

  • “核融合”と“核分裂”ではどちらのエネルギーの方が大きいのでしょうか?

    原子核の融合と分裂ではどちらの方が発生エネルギー量が大きいのでしょうか? 一概には言えないと思いますが、「平均して」「最大値」「最小値」などご存知の方がいれば教えていただけると嬉しいです! よろしくお願いします。