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日文、夜分って何ですか
海野十三のWikipediaを読んでたら、 「両者に日文、夜文が始まった」 と言う文言がありました。 前後を考えると「親交を深めた」という意味かな?と思ったのですが、別の意味があるのでしょうか。 それとも作家ならではの表現なのでしょうか。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%87%8E%E5%8D%81%E4%B8%89 お詳しい方、よろしくお願いします。
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日文(ひぶみ)は、毎日手紙を書いて送ることだそうです。 https://kotobank.jp/word/%E6%97%A5%E6%96%87-592070#w-2099098 日文夜文は、毎日毎夜手紙を書いて送ること、あるいはそれくらいのイメージで頻繁に手紙を書き送ることを表すことばだと思います。 作家ならではの表現というわけではなく、昔は世間一般で使われたことばのようです。 以下に国会図書館デジタルコレクションで検索して出てきた用例の一部をご紹介します。 ・手紙の書き方(習字兼用)―続主婦之友花嫁講座 第5巻(昭和15年) 日文、夜文でも、書いても書いても書き切れぬものがあることでせうけれども、それは、他日、結婚倦怠期などの来た場合に、却って物議の種にならないとも限りません。 ・加藤武雄『悩ましき春』(大正10年) 彼もまた、日文夜文といふ風に多くの手紙を書いてよこした。 ・加能作次郎『寂しき路』(大正9年) 房子が私と共に上京した当座は、彼は日文夜文とといつても必ずしも誇張でない位に手紙を寄越した。 https://dl.ndl.go.jp/pid/962970/1/32
補足
ありがとうございます。 ところで読みはそれぞれ「ひぶみ」「やぶみ」でよろしいのでしょうか。