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高1生の夏休み
至急 高校1年生です。 この夏休み、しっかりと勉強をして成績を上げていきたいのですが、それぞれの科目ごとでおすすめの勉強法はありますか?あれば是非教えてください。 夏期講習に行け、などの回答は結構です。効率は悪いでしょうが独学での勉強法をお願いします。 ちなみに学校の授業の進度は一般的な公立高校くらいです。(数学はIが二次関数まで、Aが場合の数まで、それ以外は全く学習しておりません。) まだ全国模試を一つしか受けていないので自分の立ち位置はよくわかりませんが、全国平均より若干上くらいだという仮定で考えてください。 志望校は特に決まっていませんが、出来るだけレベルの高い大学を目指しています。出来れば筑波や横国もしくはそれ以上の旧帝など、最低でも中堅国立や日東駒専以上の私立くらいは目指したいです。ちなみに文系です。 まとめると、全国平均よりやや上程度の学力の高1生が良い大学に受かるためには、この夏休みどのような勉強をすればよいか、という質問です。併せてどのくらいの時間勉強すればよいか、も是非教えてください。
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以下のとおりお答えします。長文ですが、通読してみてください。 いくばくなりと、何かのお役に立てると思います。 人間、コピー機ではないから、覚えようと思って覚えられるものではありませんね。暗記は不要だと言うつもりはありませんが、この際、勉強の本質を考え直しておきましょう。教科書や参考書などの説明は読めば分かりますね。読んですぐに分かると、逆に覚えられないのです。はじめから理解してしまうと、それだけで「覚えた気になってしまう」んですね。しかしその実、理解はするけど、記憶に残らないのです。脳ミソが記憶する作業をしようとしないのです。暗記を目的にするとかえって覚えられず、逆に理解し、まとめることを心がければ、自然に頭に入ります。これが学習の本質であり、あるべき形です。 さて、具体的な方法ですが、どの科目も教科書中心に学習します。高1用の最初(場合によっては中3用)から始めます。常に「自分語化」を意識します。おおよそ次のような工程で進めます。1科目につき10分~30分くらいを当てて、以下の作業をします。3~4時間くらいで全科目を一周します。以下、内容を箇条書きします。 1.全科目の教科書をざっと見直して、重要な部分や難しい部分を確認し、マークをつける。(必要なら、適宜中3用あたりから見直します。) 2.第1の作業でマークした部分を熟読する。特に難しい部分は簡潔にまとめて、自分の言葉(自分語)でノートに書く。「自分語で」とは、説明と異なる語・語順・文にし、分量もなるべく圧縮して書く、という意味です。 3.ノートを見直して、分かりにくいところを中心に注をつけたり、教科書・参考書などから追加説明を加えたり、設問を解いてみたりする。 4.ノートにまとめたことを中心に暗記し、覚えきれないところを別の色でマークする。そして、時々全体を見返してみる。(丸暗記と違って、一度自分の頭でまとめたあとなので、すでに大半覚えていることを実感するでしょう。) 5.「応用」を考える。ノートに書いたことを材料にして、「自問自答」を試みる。具体的に言えば、試験に出されそうな問題を考えて、自分に出題し、自分で答えてみる。’(時には友だちに出してみる!) 6.各科目について、切りのよいところでノートのマーク部分を中心に見直し、目を閉じても(他人に)説明できるかどうかを確認する。 7.項目ごとに小見出しをつけたり、できれば(気が向いたら)全体の目次を作成したりする。(「内容にふさわしく、しかもなるべく短い題をつける」とよい復習になります。) 以上の作業は一見大変そうですが、やり始めると結構楽しくできます。まあ、6,7あたりは飛ばしても構いませんが、とにかく「楽しみながらやれる」というのが大きな武器で、あっという間に大学ノート1冊が終わります。そして、これが最も言いたいことですが、終ったときにはほとんど8-9割は頭に入っているから不思議です! ノートは「自分で作る参考書」とも言われます。そして、心込めて書くほどによく覚えられます。「何が大事か」ということも見えてきます。出題者の心理が分かり、「山を張れる」ようにもなってきます。ですから、「自分語でまとめ、自問自答する」ことによる主体的学習法は、自信をもってお勧めできます。 補足 ①学科別特設コーナー:次の項目は、上の箇条書き学習から洩れるかも知れませんが、必要ですので折に触れて学習しておきましょう。 国語・英語:文章朗読(「読書百遍意自ずから通ず」と言います!)、単語・熟語の暗記。 社会:術語の定義。個々の出来事の因果関係や史的潮流における位置づけ。 数学:定理・公理・公式の自力証明。 理科:デジタル的分析とアナログ的綜合、およびその関連づけ。 ②息抜きについて 勉強の最大問題は「すぐに飽きること」ですね。そんな時は、躊躇せずに息抜きを挟みましょう。といっても、遊ぶのではありません。目先を変える、つまり、「暗記中心学習」・「自分語でのまとめ学習」・「その他の作業的学習」を切り換えることによって、息抜き効果を狙うのです。息抜きも勉強でやるのです。例えば、「英語(文法学習)→ 国語(作品や説明の朗読)→ 理科(説明文のまとめ)→ 英語(単語や短文の音読・暗記)→ 数学(設問を解く)…」というように回してゆくのです。内容・順番・所要時間などはまったく自由気まぐれでいいです。 それでは、ガンバレ、Kokosei372クン! ^o^🚩
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