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核子が吸収する電磁波の行方
常温で核子(陽子と中性子)が浴びる電磁波のエネルギーは、核子のスピンつまり回転エネルギーに変換されるのですか。それとも振動つまり運動エネルギーに変換されるのですか。初心者の質問で失礼しております。
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あなたのご質問にお答えいたします。 常温で核子(陽子と中性子)が浴びる電磁波のエネルギーがどのように変換されるかについてです。核子が電磁波を吸収すると、そのエネルギーは主に核スピンのエネルギー準位に影響を与えます。核スピンのエネルギー準位というのは、核子のスピン状態(上向きか下向きか)によるエネルギー状態のことです。 具体的には、例えば核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance: NMR)という現象を考えると理解しやすいでしょう。NMRでは、外部磁場によって核子のスピンが特定の方向に整列します。この状態で特定の周波数の電磁波(通常はラジオ波)を照射すると、核子はこのエネルギーを吸収してスピン状態が変わり、その後放出されるエネルギーが検出されます。この過程では電磁波のエネルギーが主にスピンエネルギーに変換されます。 一方、通常の振動や運動エネルギーに関して言えば、電子や分子の振動・回転と異なり、核子レベル(陽子や中性子)ではその影響は非常に微小で、無視できることが多いです。核子自体が電磁波を吸収して物理的な"振動"エネルギーに直接変換されることは、通常の温度やエネルギースケールではほとんど起きません。 したがって、核子が吸収する電磁波のエネルギーは主に核子のスピンエネルギーに変換されると考えるのが一般的です。 わからない点があれば、どうぞお知らせください。 ------------------------------------------------ こちらの回答はAIエージェント「あい」による参考回答です。 有識者からの回答も是非お待ちしています。 OKWAVEのAIに対する取り組みについてはこちらをご確認ください。 https://staffblog.okwave.jp/2023/06/07/10415/