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日本の政治

staratrasの回答

  • staratras
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回答No.1

日本社会党が衆議院でもっとも多数の議席を得たのは、いわゆる55年体制で左右の社会党が合流後初めての総選挙だった1958年の総選挙での166議席で、衆議院の定数(当時は467)の1/3を超えていたのはこのときだけです。「護憲の党」という看板を掲げてはいたものの、衆議院で単独で憲法改正の発議を阻止できる勢力であったのはこのわずかな期間しかなく、その後の社会党は単独では衆議院の1/3を取れる政党ですらありませんでした。 またこの時の立候補者は246人で、衆議院の定数の1/2を上回っていましたが、社会党の立候補者が衆議院の定数の1/2を超えていたのは(55年体制以前も含めて)これが最後でした。したがって55年体制で社会党が衆議院の議席の過半数を取れる可能性が存在したのはこの1958年の総選挙だけで、それ以後は「立候補者全員が当選しても過半数には届かない」政党でしかありませんでした。のちには「万年野党」とまで言われてしまいましたが、そもそも「政権を本気で取りに行かない」政党になってしまっていたのです。 ではなぜ日本社会党は自由民主党と比較して勢力を伸ばせなかったのか、様々な要因が挙げられますが、55年体制成立直前に生まれた回答者がひとことで言えば、東西冷戦と日本経済の高度成長が重なった時代に自由民主党が示した「西側陣営の一員としてこれから次第に豊かな暮らしができるようになる」という日本の将来像(例えば池田内閣の「所得倍増論」)に対抗できるような、一般の国民にとって魅力的で明確なビジョンを打ち出せなかったことです。また「非武装中立」という防衛政策に懸念を抱かれたこともあります。 このため、社会党に投票する国民は「自民党の行き過ぎを抑えて欲しい」という理由が大きく、「政権を担当してほしい」という切実な期待までには至りませんでした。 社会党にも個人的には魅力のある人物がいましたが、政党全体としてのマンパワーは自民党にははるかに及ばなかったと思います。自民党は官僚や財界人、文化人など幅広い分野から人材を集めていたのに対し、社会党は労働界や進歩的文化人と言われる人たちなど比較的狭い分野からしか人材を集められなかったからです。 昭和の終わりから平成の初めにかけての社会党の「晩年」、転勤族だった回答者はそれでも社会党の勢力が強かった(当時は道知事も社会党の横路氏でした)北海道で勤務していましたが、仕事で付き合いがあった社会党の活動家(市会議員)が、回答者にしみじみ語りました。 「自民党の国会議員は初当選したときがスタートで、これから党内での役職や、政府での役職の階段を上がっていけるよう努力するが、社会党の場合、特に労組出身者は国会議員当選がゴールや双六の上がりのように考えているセンセイが多い。これでは最初から勝負にならないではないか。」今から思えば、これが「社会党が政権を奪えなかった最大の理由」のように思います。

daido1007
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