ステンレス鋳鋼SCS13の発錆について

このQ&Aのポイント
  • ステンレス鋳鋼のSCS13はSUS304相当と認識されています。
  • JIS Z 2371の塩水噴霧試験において、SCS13は発錆がなかったという記録を探しています。
  • SCS13の発錆に関する情報があれば、教えていただけると幸いです。
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  • 締切済み

ステンレス鋳鋼のSCS13の発錆について

ステンレス鋳鋼のSCS13については、SUS304相当と認識されていますが、JIS Z 2371の方法による塩水噴霧試験を実施し、発錆が無かったというような記録がどこかで見れましたらご教示いただけますでしょうか。

みんなの回答

回答No.2

ご希望のようなデータはありません。 SCS13の成分はSUS304相当ですが、耐食性を同等と考えるのは違えです。 SUS304鋼材は十分鍛錬が施された鋼材です。さらに塩水噴霧試験に供する場合は、溶体化処理を行い、全面機械加工後研磨を施しています。 一方、SCS13の場合、上記SUS304に比較して、耐腐食性を低下させる様々な要因があります。 (1)鋳肌で試験すると、小さな砂噛みや窪みに塩素イオンが留まる可能性がある。 (2)回答No.1指摘のように酸化スケールが残っていれば、そこに塩素イオンが留まる可能性がある。 (3)酸化スケール除去のためブラスト加工を施すことにより、表層が変質して耐食性を低下(文献a)。 (4)鍛錬されていないために、溶体化処理を施したとしても、残留したデルタフェライトや介在物が耐食性を低下(文献b、c) (a)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jfeskouen/161/0/161_85/_pdf/-char/ja (b)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcorr1991/46/5/46_5_305/_pdf/-char/ja (c)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcorr1991/48/6/48_6_362/_pdf/-char/ja なおSCS13でも特定の使用条件なら海水中で使用できます。 (d)https://www.jstage.jst.go.jp/article/tsj1973/22/10/22_10_624/_pdf/-char/ja の最後尾。

  • iijijii
  • ベストアンサー率55% (504/916)
回答No.1

SCS13は鋳物なので鋳造後の酸化スケ-ルの状態によって性質が変わります。 ですから現物以外のテスト結果は意味がありません。 酸化スケ-ルを完全に除去すればSUS304と同等です。

SINCE19862
質問者

お礼

やはり物質単体での傾向ですとかというような資料も無いようですね。海で使用する物の使用にあたって、材質ステンレスの表記がありながら(SCS13)と書いてあったので使用できる物か判断に困っていました。どうもありがとうございます。

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