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キリスト教では「転生・生まれ変わり」の教えはあるか
私はLINE漫画など結構見てるんですが、日本では魔法などが使える異世界に転生した後の人生、韓国では同じ世界で転生・生まれ変わった後の人生を描くのが多いです。 私は、宗教は全く詳しくなくて・・・ 転生・生まれ変わりという発想は、輪廻という仏教の教えからくるのかな、だから、日本と韓国でそういう発想・漫画・物語が多いのかな、と思います。 それでは、キリスト教圏、イスラム教圏の国々では、どうなのでしょうか? そのような国でも、「転生・生まれ変わり」の後の人生を描く漫画・物語はあるのでしょうか? そもそも、キリスト教、イスラム教で、「転生・生まれ変わり」があるという教えは、あるのでしょうか?
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20世紀前半に活躍したアイルランドの小説家ロード・ダンセイニの短編集『最後の夢の物語』(河出文庫)所収の「ジュプキンス氏との邂逅」は、マーブルスウェイトという人が転生を繰り返す話らしいです。 http://kimyo.blog50.fc2.com/blog-entry-897.html また、ウイリアム・ホープ・ホジスン『ナイトランド』(1912年)は、17世紀の男性が未来の世界にいる自分の生まれ変わりの肉体の中に入りこんでいく話になっているそうです。 http://shigeyuki.art.coocan.jp/hodgson/lovecraft.htm Wikipedia「転生」によると、キリスト教、イスラム教の大多数の宗派は個人の生まれ変わりを信じてはいないものの、一部の宗派はこれに言及しているそうです。 もともと古代ギリシャのピュタゴラス学派などにはインドとは別系統の輪廻転生の思想があり、プラトンやその弟子アリストテレス、さらにはキリスト教の神学にも影響を及ぼしているそうです。中世ヨーロッパの10世紀半ばに現れたキリスト教カタリ派は「この世は悪であり、悪人が現世に転生する」という教義を持っていてカトリック教会から異端とされ、アルビジョワ十字軍によって滅ぼされたそうです。 なお、近年の日本の漫画・ライトノベルなどに「転生」ものが多いことに関しては、「やり直し願望」の発露(代償行動)である、との批評家の言を載せています。たしかに、親不孝者のニートが交通事故で死んだ後、異世界に転生して大魔法使いになるというのは、明らかに日本仏教の因果応報の転生観とは相容れません。餓鬼道か畜生道に落ちるのが妥当でしょう。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%A2%E7%94%9F
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- tiltilmitil
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キリスト教では「死んだものは皆『最後の審判』の日に復活して神の裁きを受け、善人は永遠の命を得て悪人は地獄に落ちる」とされていますので、別人として新たな生を得るというのはありません。イスラム教でも大筋は似た感じで転生はなしです。
お礼
ありがとうございました。 とすると、転生モノの物語は、西欧では売れないかもしれませんね。
- eroero4649
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旧約聖書では「神は自分の姿に似せて人間を作られた」とありますので、人間は準神様ともいうべき特別な存在とされています。そのへんの畜生どもとは違うのだよ、というわけなのです。 また全知全能の神様は私たちのために、牛や豚を作ってくださいました。これは神様が「人間のエサとして作りたもうた」ものなのです。 キリスト教徒の人たちなどがたまにいいだす「牛は食ってもいいけどイルカはダメ」の理由がこれです。 欧米の場合は「生まれ変わる」のではなくて、「現状の自分のまま異世界に飛ばされる」というものになるのではないかな。 なお、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教がいう「神様」はみな同じ方を指しています。彼らのいう神様こそが「唯一にして絶対の神様」です。
- rikimatu
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基本的にはイスラム教もキリスト教も転生はないという考えだったともいます。天国に行くか地獄に行くかだからです。 正し、ごく一部の宗派が言及しているというだけです。 転生と言う考えは古代インドでジャイナ教、仏教、シーク教、ヒンドゥー教の教えの中核です。
お礼
ありがとうございました。 確かに、やり直し願望は、私にも誰にもありますね。 ただ、できうれば、現生で精一杯、生き切りたいものです。