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戸籍上のみで夫婦実体の無い場合の年金受給に関して
Kurikuri Maroon(@Kurikuri-Maroon)の回答
妻自身の年金額に影響を与えるようなことを妻自身が勝手にできるか否か、との趣旨のご質問ですよね。 結論から言いますと、まず、離婚時の年金分割があればあなたの標準報酬月額が妻側に分割されて妻自身の年金額に影響を与えることがありますが、現状はそうなることはないわけですから、これは否定されます。 ◯ 離婚時の年金分割について https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/kyotsu/jukyu-yoken/20140421-04.html 続いて、妻自身の老齢基礎年金や老齢厚生年金。 妻自身の特別支給の老齢厚生年金についても考える、ということにしても、現に「生計が維持されている」といったわけではない(つまり、生計が別々)ので、加給年金を考えることができない=夫の存在が影響を与えることはない、ということとなり、妻自身の年金額が増えることは考えられません。 あなた(夫)が亡くなったことによる遺族厚生年金についても、戸籍うんぬんという以上に、「夫死亡時に、妻が夫によって生計を維持されている(生計が別々ではない)」ということが条件になりますから、現実的には「妻自身が遺族厚生年金を受けることはむずかしい(あるいは認められない)」と考えられます。 (既に付いている回答は、この視点が抜け落ちているように思われます。) ◯ 生計維持要件(注:実際には、もっと細かくチェックされます) https://www.nenkin.go.jp/yougo/sagyo/20160824.html 以上のことから、妻自身としては、自身の年金額をUPさせるようなことは何ら行なうことはできない、と考えて良いと思います。 戸籍や住民票うんぬんということがすべてではない=生計維持うんぬんといったことこそが肝要、という視点を忘れずに考えてゆけば、おのずから「妻として、不正とも思われる手段で勝手に自身の年金額を増やそうとすることはできない」という結論が導けると思います。
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