• 締切済み

和算って何が違うんでしょうか?

昔の日本には和算がありレベルが高いものだったと聞きましたが、いったい何が違うんでしょうか? 数の世界って人や国によって答えが変わるものではないですよね? この方法なら1+1=2になるけど、別の方法なら1+1=3になるというものでもないし、なってはいけないと思います。 それなのにわざわざ和算というジャンルがなぜあるのかが分かりません。 レベルが高いらしいですが、単純に高校で教えるような数学を小学生に教えていたというような話なんでしょうか? 小学生なのに高校生レベルの数学が解けるみたいな感じで、教えるレベルを早めただけ? それとも和算は算数や数学ではないんですか?

noname#250248
noname#250248

みんなの回答

回答No.4

もちろん分かっているでしょうが 二一天作の五は1÷2=0.5を表すものですね。 いや10÷2=5を表すものと言った方がいいのかな。 天作の五というのは、 そろばんの上の珠と下の珠を分ける棒がありますね。あの上の方に珠を一つ置く という意味です。 No.3さんで、やっと分かりやすい説明がいただけましたね。

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1445/3523)
回答No.3

「和算」というのは、江戸時代に日本で独自に発達した「数学」です。 西洋の数学とどう違うかといえば、もちろん数字や用語が違いますが、それだけではなく「重きを置くところ」が違います。これは詳しく論じるとそれだけで本が1冊書けるほどの重いテーマですが、ひとことで言えば西洋の数学が「論理」を重視し、「証明」ということを大事にしたのに対し、和算では優れた計算法をうみだしましたが、「証明」という概念はありませんでした。たとえばユークリッドの「原論」(の漢訳本)は江戸時代の前半には日本に伝わっていますが、和算家の評価は低かった、というより、論証を展開する論理の重要さが理解されなかったようです。 和算は日常生活で使う加減乗除や開平・開立法のレベルにとどまるものではなく、行列式や無限級数など、その一部は同時代の西洋の数学の業績に先行するものもありました。例えば関孝和は連立方程式を解く過程で行列式の理論を提示したり(生誕350年にあたる1992年に発行された記念切手にはこの計算法を示した図が関の肖像画のバックに描かれています)、ベルヌーイ数をベルヌーイより早く発見したりしています。また関の弟子の建部賢弘の業績にも非常に見るべきものがあります。 ただし残念なことに、当時の日本では学者が西洋と交流することは不可能で、こうした優れた業績が同時代に外国に伝わることはなく、西洋の数学に影響を与えることはできませんでした。幕末から明治にかけて西洋の数学が本格的に伝わると、和算は次第にすたれ、学校教育に採用された西洋数学一辺倒の時代になってしまいました。なお「和算」という言葉は明治になってからできたものです。

回答No.2

私が小学校で習ったそろばんは下に4つの珠がある今のそろばんでしたが、 そのころの商店の人は下に5つのたまがあるそろばんを使っていたりしました。 この5つ珠そろばんで、掛け算、割り算をするのも和算の一つだと思いますので、この話をしてみましょう。 日本には九九があるので子供が計算が得意だとか聞いたこともありますが、 あれは算数の計算を言葉にして覚えてしまうのですね。 つまり算数が国語になってしまうのです。 そろばんで足し算、引き算をするのは算数を指の運動に変えてしまうことでしょうか? 手先の不器用な私は不得意でした。 そろばんの暗算は珠の形を記憶してその変化もきちんとイメージできる能力で、囲碁や将棋の得意な人は得意かもしれないですね。 五つ珠そろばんで掛け算、割り算をする時は、九九とおなじような言葉があり、これを覚えることで、つまり算数を国語化することで容易に計算できるのです。 たとえば「二一、天作の五」(2÷1=0.5)などというのです。 四つ珠そろばんで掛け算、割り算をするのは、九九を使って算数の筆算をそろばんの上でするのですが、計算を珠の形に置き換える手間がかえって大変で、筆算でした方がよほど簡単ですが(だから足し算、引き算のようには広まってない)、五つ珠そろばんでは言葉を覚えれば簡単だなという感じがしました。 九九は筆算用に覚える言葉で、そろばん用に覚える言葉が五つ珠そろばんにはあったのに、戦後?それを捨ててしまったのだと思います。 まあ電卓ができれば無用のものではありますけど、そろばんは今でも使う人がいるのに、あれが消えてしまったのは哀しい気がします。 和算と洋算と何が違うかって、 アメリカの算数の教科書とドイツの算数の教科書は数字はアラビア数字で同じでしょうけど、その他の言葉は違いますね。 和算は数字もアラビア数字でなく漢数字を使うというだけの話だと思いますよ。 やってることは、もちろん同じですよ。 レベルが高いというのは幕末に(あるいは明治に)日本に来た西欧人が、当時の西欧のレベルより高かったのに驚いたというだけで、和算のほうが洋算よりレベルが高いだのいう話ではありませんでしょう。

noname#231195
noname#231195
回答No.1

和算というのは、大雑把に言えば計算テクニックです。 例えば鶴亀算というのは和算のテクニックの一つです。まぁ、鶴亀算自体は中国から伝わった物ですけどね。 私の理解では、和算という物は単に答えを出すことが目的になっています。 ところが数学という物は計算の答を出すことは最終的な目的ではありません。 中高生が習っている物を"数学"と言っていいかどうかは、私はグレーだと思います。でも、大学で数学を勉強すればその違いは明らかになります。 高校では関数を微分して導関数を求める練習をしますが、大学ではそもそもその関数が微分可能であるかどうかを問題にします。数学的に言えば微分可能であるかどうか定かではない関数を,いきなり「導関数をもとめよ」というのはナンセンスです。 でも"数学"を習った人がすべて純粋数学に通じている必要はありません。工学や他の自然科学の領域では、微分可能性を検証することなく、いきなり導関数を求めればそれで用は足りるわけです。 和算はそういう実学的な計算方法を追い求めています。 なお、たまたま微分可能性を例にとりましたが和算は微分積分というような解析学の方面には発展しませんでした。 そういうわけですから、私に言わせれば和算と言うのは高級な算数です。 数学と言うのはもっと哲学的な浮世離れした学問です。 典型的な数学上の課題は例えばこういう物です。 3 以上の自然数 n について、xⁿ + yⁿ = zⁿ となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない。 このことを証明せよ 私の理解では、和算はこの種の課題に何の手がかりも与えませんし、そもそも和算の興味の対象ではないです。

関連するQ&A

  • 和算を学べる(研究している)学校

    中学や高校でやった一般的な西洋数学ではなく、わが国で昔から親しまれてきた(とは言え西洋数学もベースでしょうが)和算を中心に研究している学校や研究機関をご存知ないですか? 例えば継子立て、囲碁系の問題、鶴亀算、など・・・・。 漸化式など西洋数式のような一般式で表そうと思えば表せるのですが、 和算の本質は一般化や式変形ではなく、もっと実用に即した要素や純数学的(西洋数学も純数学っちゃ純数学ですが)要素があるのではないかなと思います。 数学科もweb上でではありますが、調べてみたのですが、やはり統計や測量、物理学でで使えるなど現代科学的応用性のある研究(所謂カネになる研究)が多い気がし、少し淋しいです

  • 和算を学べる(研究できる)機関

    中学や高校でやった一般的な西洋数学ではなく、わが国で昔から親しまれてきた(とは言え西洋数学もベースでしょうが)和算を中心に研究している学校や研究機関・研究者をご存知ないですか? 例えば継子立て、囲碁系の問題、鶴亀算、など・・・・。 漸化式など西洋数式のような一般式で表そうと思えば表せるのですが、 和算の本質は一般化や式変形ではなく、もっと実用に即した要素や純数学的(西洋数学も純数学っちゃ純数学ですが)要素があるのではないかなと思います。 数学科もweb上でではありますが、調べてみたのですが、やはり統計や測量、物理学でで使えるなど現代科学的応用性のある研究(所謂カネになる研究)が多い気がし、少し淋しいです

  • 今の数学は外国産?

    今、数学について調べています。 昔、日本には和算というものがあったそうですが、鎖国が終わり外国の文化が入ってくるとともに外国の数学が入ってきたため和算は使われなくなったそうです。 と、言うことは今使っている数学は外国のものなのでしょうか? どなたか知っていらっしゃいましたらご回答お願いいたします。

  • 心理学統計

    放送大学で心理学について勉強しています 僕は小学生から不登校で算数は四年からまったくわかりません 暗記だけが取り柄なのでなんとか放送大学の試験は出来ますが数学などは式はできても答えがまったくわかりません 式はあってるのに答えがまったくでなかったりと高認も数学だけ落ちていて自分は知的障害ではないかと思うくらいできません でももう62単位をとってしまったのでここで引くに引けないので心理学統計を頑張りたいのですが1から勉強し直して中学レベルにはたどり着けたと思ってもすぐに四年生レベルに下がります いい本や勉強方法を教えてください

  • 小学低学年からの勉強方法。。。

    僕は16で今ニートです。中学の時不登校で高校は進学しなかったです。 今からでも高校(通信制)に行きたいんですが、学力が小学生レベルしかありません。 勉強のやり方も忘れてます。各教科の勉強方法を教えてください。 特に、国語・英語・算数(数学)が知りたいです。 よろしくおねがいします。

  • 数学の勉強について。

    数学の勉強について。 僕は昔から算数や数学関係が苦手で 中学の時もろくに勉強してなかったんです。 ですが、最近算数や数学の面白さが 少し分かるようになって来まして勉強をやり直そうと思っています。 でも難しすぎると困るので・・ とりあえず「中学や高校で習う内容を一通り出来る程度」でやろうと思っています。  なので、数学に詳しい方、 何か良い教材は無いでしょうか? あとあったら勉強のコツやコレは必ずやっておいたほうがいいとか・・教えてください。 ちなみに今のレベルは中1から中2レベルくらいです。 よろしくお願いします。

  • 基本情報技術者テストの計算問題etc...

    基本情報技術者テストを受けようと思っていますが小学生レベルの計算問題でつまずいています。 数学は得意ですがおかしなことに算数がよくわかっていません。 このテストの参考書を探してみましたが算数レベルの細かいことが書いてあるものがみつからない・・・・そういう参考書は存在しますか? もし存在しないのであれば小学生の算数ドリルを買おうかと思っています。 つまずいてるのは分数、少数の割り算(とくに割られる数が大きい場合)です。何年生の算数でしょうか?5年生くらい? それと ・この資格をとった後につける仕事 ・海外で就職する場合通用するか も知りたいです。知ってる方いらっっしゃいましたら回答ください。 よろしくお願いします!!

  • 知能テストに出た問題です

    添付の画像の、* に当てはまる数を求めよ です。 語呂合わせやトンチではなく、数学的(算数的)に解く問題だと思います たぶん、考え方さえ解れば、小学校高学年の計算力でも解けると思われます (高校以上の数学は使わないと思われます) かなり考えましたが、知能が低いためか、全然解りません 解き方と答えをお願いします

  • 小学生算数 「上から2けた」の考え方

    小学生算数 「上から2けた」の考え方 お世話になります。 数学のカテゴリで恐縮ですが、小学生の子供に算数を教えていてわからなかったので教えてください。 答えを上から2けたのおよその数で答えなさい、というときに、計算結果が0.536になった場合は、小数第1位を上から1けた目と考えて、小数第3位の6を四捨五入して0.54とすればよいのでしょうか? 1のくらいの「0」を1けた目と数えていいのかどうか、わからなくて質問させていただきました。よろしくお願いいたします。

  • 数学ができない。

    生まれつき(?)算数が苦手です。 数学も全くできません。 例えば1~1000を順番に足すと答えはどうなるかの問題に対して、本当に1+2=3、だから次は3+3=6、だから6+4 =10、たがら・・・と順番に計算して解こうとします(しかも途中から暗算できなくなり指を使い始め、ひっさんを始めます)。 つまり数学的な発想ができません。 こういうのはいちいち面倒な計算しなくてもこの式ひとつで解けるというのが閃けないのです。それだけでなく、これでできると言われてもなんでそうなるのかさっぱりわかりません。 さっきの例でいうと、 (1+1000)×(1000÷2)で解けるらしいのですがどうしてこの式になるのか意味がわかりません。こうすれば解けるなっていう閃きができないと数学はできないらしいですが、こういう力はもう生まれつきなんでさしょうか? 最近アホみたいに初歩的な中学1年生の数学の本を買って1から勉強しようと 思ったのですが最初の小学生のおさらいのページの問題をいくつか間違えてなんかもういやになりました。 数学は生まれつきですか? やっぱ脳が劣っている(?)と勉強しても無駄なんでしょうかね…。 数学は答えがなんでそうなるのかすらわかりません。 さらに言うと小学生の頃覚えているのが掛け算の授業でみかんが同じ数ずつ入ったいくつかの袋の絵を使って掛け算を説明していたのですがあれも理解できなかったです。そもそもひとつのミカンともうひとつ別のミカンはミカン同士だけど同じものではないだろうと…。まあこれは小学生の頃の極端なエピソードで今は割りきって掛け算は理解できたのですが、算数や数学やるときはいちいちそういう考え方にどうしてもなってしまいます。なんか頭が おかしいのは自分でも薄々わかってるんですが、生きていると算数に出くわすことだらけで、その度に時間をかけて10+14は…ええと…指使わないとわからない……みたいになるのでどうにかしたいです。