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カーボンブラックの特性について調査
- カーボンブラックを使用したMTカーボン(N990)は、部数を増やしてもゴム硬度が変わりにくい特性を持ちます。
- 導電ゴムにカーボンブラックを入れても抵抗値が変わらないことが確認されています。
- また、カーボンブラックは成形時の流動性が良く、加工性に優れています。
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MTカーボンは、汎用に使われているカーボンとは異なります。 とてもピュアーなカーボンで、また、タイヤなどに使用されるカーボンなどに比べても、カーボンの粒子一つ一つがかなり大きいものとなっています。 カーボンのあらゆるグレードの中でも粒子径が最大となっています。 カーボンブラックは製造面で、様々な種類のものがあります。 ? ファーネス法 汎用的な製造法です ? サーマル法 ←これがMTカーボンの製造方法 ? ランプ法 ← 顔料や着色系のカーボン ? アセチレン法 ← 代表的なものでデンカブラック(電池の材料) ? ケッチェン法 ← 高導電性のカーボン ? チャンネル法 ← 現在は公害の関係でほとんどありません カーボンの性質を見分ける目安としましては、 ? 平均粒子径(JISでは規定はありません) ? 窒素吸着量 ? DBP吸油量 おおまかにこの3つの数値をみればある程度の特性がつかめると思います。 平均粒子径の大きなカーボン(MTカーボン)ほど、混練したときに硬度 が上がりにくく、また導電性も比較的上昇が抑えられる傾向があります。 また、?と?の数値が大きければ、ゴムに少量の添加で、硬度の上昇が 比較的大きくなります。 さて、MTカーボンの製造元は、カナダのキャンカーブなどがあります。
この番手で検索すると、そ分野では代表品種なようで、特許文献でも出てきます。 (Degussa Engineered Carbons, LP社製 商品名:N-990、よう素吸着量8.7g/Kg) しかし哀しいかな素人なので、数値にどういう意味があるのが知識はありません。 どういうわけか、この会社のサイトがよく判らない。 一覧表をまとめてるサイトには、各メーカ品種のマップがあり http://www.rubberstation.com/ 同カテにマッピングされてるのは グレード名 FT,MT degussa-huls MT N990 Columbian Sevacarb MT,MTLS Engineered Carbon(Huber) N990 新日化カーボン HTC#20 旭カーボン アサヒサーマル、旭#15、旭#15HS 最後のメーカをみると、3品種とも右下にマッピングされている。 http://www.asahicarbon.co.jp/product/technology/cb_info.html 位置づけはほぼ判ったが、どういう意味があるのか<関係者>のご登場を
お礼
非常に判りやすい回答ありがとうございました
各種カーボンブラック(CB)をゴムに配合したときの物理特性の比較データは 下記に紹介されています。MTカーボン(N990)は見つけられませんで したが、特殊な性状のものですか?
お礼
回答ありがとうございました 参考資料まで添付していただきありがとうございました
お礼
非常に判りやすい内容での回答ありがとうございました。