ガス逃げについて

質問

ガス逃げというのは、
金型にガスがついていたり、
製品がショート気味だったり樹脂のめぐりが悪いときだけの対処なんでしょうか？
離型時の製品の抜けをよくするための対策としては使えないのでしょうか？
・メイン駒と入れ駒の間に深さ0.005mmくらいのガス逃げをつける
・離型時に真空状態が予想される場所にガス逃げをつける
こういう使い方はできるんでしょうか？（素人考えですみません。）

回答No.1

noname#230359 · ベストアンサー

おっしゃるとおりガス逃げはガスを逃がして、
・充填不足を解消する
・ガスヤケをなくする
が主体ですが、
離型の時は外から空気を吸引しキャビからの離れを良くします。

良質な製品を成形する精密な金型ほど最初からガス対策が必至です。
昔の加工精度の悪い金型はガス逃げなど設けなくても全く問題なかったのですが（その代わりバリだらけ）今日では10ミクロン以下の単位で組みあがると、ガス逃げが絶対必要ですね。

0.01ｍｍでバリになる材料もありますが、一般的にはガス逃がし溝は
0.02～0.03mmで幅が3mmから10mm程度まで製品によってつけるのが一般的です。
バリが絶対に駄目であるとか、構造的に出来ないならば、スプルーランナー部に
真空引き用の部品を設けて、強制的に型内を真空化する方法があります。
真空ポンプと制御機が必要です。専門メーカーがあります。

お礼

回答ありがとうございます。
ガス逃げ処理は、頑張れば私も加工ができそうなので、
試してみようと思います。
今試せる中で、一番有効な感じがします。
来週週末には試作なので挑戦してみます。
ありがとうございました！

補足

回答どうもありがとうございます。
なんか私の考えが間違ってなかったみたいですごくうれしいです。
では、離型を考えたガス逃げとして、
成形材料、条件によって違うと思いますが、（答えれなくてすみません）
ガス逃げは最低どれくらいの隙間があればよろしいでしょうか？
最高どこまでの隙間なら、バリを出さずにガス逃げをつけれますか？（これも条件によると思いますが…）
入れ子部分というのは、すでにガスの逃げ道はあると考えてよろしいでしょうか？(メイン駒と入れ子の隙間は大体0.01mm以内です)