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三価クロムメッキのメッキ厚について
- 三価クロムメッキを処理しているとネジが付かずクレームが発生している。
- 三価クロムメッキは先端に行くほど厚く付き、ネジ山に対して厚いメッキが付いてしまうことがある。
- 三価クロムメッキをする場合、ネジが入らないほどメッキが付くことは普通ではないと思われる。
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私も先の方と同意見です。 クロムめっきは2種類有り、一般に装飾クロムと硬質クロムと言われるモノです。 装飾クロムは、先の専門家の方の言うとおり、一般的にニッケルめっきの上に行い、極薄いめっきです。それはこのめっきの主な目的が、下地のにっけるめっきの酸化などによる外観低下を防ぐためだからです。 硬質クロムは、シリンダーのシャフトなどに使用され何十ミクロンもある厚いめっきです。 六価クロムめっきの場合は、上記の二種ありますが、現在、実用化されている三価クロムめっきは装飾クロムしかないとされています。 よって、先の方の言われるように、三価クロムめっきは薄いモノですので、下地のニッケルめっきが疑わしいと思います。 次に、よく素人の方が間違われるのが、三価クロム化成被膜処理を三価クロムめっきと呼ばれることです。 これまで亜鉛めっき上に六価クロムを用いたクロメート処理を行ってきましたが、これの代替えとして亜鉛めっき上に三価クロム化成被膜処理をする事があります。このとき、素人の方は、前述の本来のクロムめっきがある事を知らず、或いは混乱し、「亜鉛めっき上の三価クロム化成被膜処理」を三価クロムめっきと呼ぶ事があります。 この場合も三価クロム化成被膜は、1ミクロン以下の薄い皮膜ですので質問のような現象は考えにくいと思います。ただこの場合も、先のニッケルめっき同様亜鉛めっきの影響を受けますので、亜鉛めっきが厚ければ質問のような現象は考えられます。 よって、質問の方は、質問の三価クロムめっきの下は、直に鉄素材か、ニッケルか亜鉛かその他のめっきか調べる必要があります。直に鉄素材でないならば、それらのめっき(ニッケル?亜鉛?など)の厚さを調べるべきです。 直接に鉄素材であれば、それは三価クロムめっきか疑わしいです。(直接であれば、前述のように装飾クロムではなく硬質クロムと思われ、それは多分六価クロムめっきです)
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おかしいなー 三価クロム自体はそんなに厚味はでないはず。せいぜい1ミクロン以下。 下地にニッケルをつけてないかい? 大きさにもよるけど板金じゃニッケルの厚味が結構ばらつくでしょう。 それが原因じゃないかな。 例えばニッケルを無電解ニッケルにするとか何かしら解決策はあると思うけどなー。
お礼
アドバイスありがとうございます。 再度、メッキ業者と話してみます。
めっき屋さんの言い分が正しいです。特にクロムで目立つ気がしますが電気めっき共通の現象です。 ?バラツキのイメージと改善策?の図を見てください。山はボッテリ尖ってきて、凹の内隅は殆どゼロという状態になります。 さらにその下に、平板にめっきした時の厚みバラツキデータが表示されてます。中心部で11μ、周囲の角部には50μも乗ってます。 補助電極を入れると均一に近くなるが、一個ずつめっきしなければならず、とてもコスト高になります。 なので、山に厚く乗る分を見越して加工し、めっきします。 おねじはダイスまたは旋盤で加工寸法を小さく調整し、調整出来ないめねじはオーバサイズタップでねじ形状を拡大しておきます。
お礼
回答、ありがとうございます。 やはり、そうですか。 実際に市販のスタッドを溶接していますので厚くのる分、調整できるか分りませんが、検討してみます。
形状がわかりませんが クロムメッキはそのような傾向がある場合があります。 サンプルを作り 断面観察でメッキ厚を正確に計測して 加工値を補正するしかないと思います。 メッキの場合は 厚みを指定しますが どうしても 結果が出なければ設計に戻し設計図の公差変更などにより加工にフィードバックして 良い結果が出るにすると良いですね。
お礼
ありがとうございます。 やはり、塗装と同じで加工寸法を考慮するのが最良のようですね。
お礼
回答ありがとうございます。 図面上の指示が三価クロムメッキとされているだけなので下地の部分を中心に調査してみます。